西山に咲いた花。蒔かれた種はでぇじーにしないとね。

西山に咲いた花。蒔かれた種はでぇじーにしないとね。

ということで、週中恒例の酔いどれコラム。ニシノフラワーが亡くなったそうで…合掌。

現役の時は知らないんだよね。ちょっと間に合わなかった。それなのに、なぜコラムを書こうかと思ったかなんだけど…

ニシノフラワーの悲報を聞いて、まず思い浮かべたのが、ヤマニンパラダイスにプリンセスターフ。ダンチヒにアリダーてか、レイズアネイティヴ。似たようなとこがあるような、ないような。よく見るとニシノフラワーはデュプリシトでセクレタリアトなんだね。

ニシノデイジーは、西山さんとこの結晶というか、セイウンスカイとニシノフラワーがある。これ母父がスペシャルウイークだったら、俺は絶頂を迎えて射に精だったな。ちなみに、話は飛ぶけど、G-ZEROの中にはハービンジャーに母父ダンスインザダーク派とスペシャルウイーク派があって、takuさんがダンスインザダーク派の首領で、そこにshinoくんが続く感じかな?katsuさんは中立派で、俺がスペシャルウイーク派の首領だ。だからってアグネスタキオンが悪いわけじゃないよ。あくまでも好みの問題だと思う。

しかし、去年の春から、年齢的に当たり前でしょうがないことなんだろうけど、自分の競馬に興味を持ち始めた頃の馬の悲報が続く。ウオッカは早すぎだろう…他にもチョウカイキャロルやマヤノトップガン、お前があげたのはみなブライアンズタイムやないか!というツッコミが入りそうだが、他にもたくさんの名馬が逝ってしまった。

その中でも、ニシノデイジーがいる、ニシノフラワーは幸せなんではないか?まだ祈りは続くのではないか?もし、ニシノデイジーが種馬になった時、ヨーロピアン なノーザンダンサーは迎えに行けるだろうし、セイウンスカイとニシノフラワーの種がたくさん蒔かれ、そしてまた花咲く事もあるでしょう。

西山牧場も生産はやめてしまったし、どんどん時代は変わるなあ。メジロも谷水さんとこもトウショウも…時代の流れとはいえ、自分が夢中で追いかけていて、いつまでもあると思っていたものが、どんどんなくなっていく。

個人的には、やれキングカメハメとか、ディープインパクトにストームキャットとか、なんか萌えないんだよね。ローズキングダムはミルリーフで、ラナンキュラスはスペシャルウイークにブライアンズタイム入りパシフィカスで別枠なんやけど。

そんな中でさ、ニシノフラワーにセイウンスカイ入りのニシノデイジーとかさ、言うまでもないけど、シスタートウショウ入りのタニノフランケルとかさ、萌えあがるよね。萌えすぎて、射に精しそうになるくらい。

盛者必衰とはいえ優勝劣敗な世界。祈りが届かないことの方が多いだろう。それでも祈るしかないし、老害と言われようと、叶えられなかった祈りを唱え続けよう。

しかし、なぜデュプリシトを?なぜヤマニンパラダイスを?なぜタニノシーバードを?なぜパシフィカスを?

皆さんは、何を見てらっしゃったのか?聞いてみたい。他にもたくさん、気づいてない叶えられなかった祈りがあるのだろうけど、その理由を聞いてみたい。

輸入加工貿易で、売れるものが良いのだろうけど、そこに根付いた技術、根付かせた技術で、何かを成し遂げようとしていたのではないか?

日本のホースマンとしての矜恃なのか?

西山に咲いた花は枯れてしまったが、その種はまた違う花を咲かせている。

いつまで、その花を見られるだろうか?

永遠などないとわかっているつもりだけれど、いつまでもその花の面影を、若駒の中にその色を、その香りを…

(pirocks)

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