AJCC G2レース回顧

AJCC G2レース回顧

レースタイム2:15.0は、不良馬場だった2012年の2:17.3に次いで、過去10年では、2番目に遅いタイム。
力のいる馬場が、前日からの雨で稍重となり、予想通りの「力勝負」となった。

勝ったブラストワンピースは、五分にスタート。
馬場の良い外枠の助けもあり、簡単に先団を確保し、コーナーワークで4番手からのスタートとなった。
その後、微動だにしない追走で、4コーナーでは、馬場の良い外を選択したスティッフェリオには目もくれず、絶妙のコーナーワークで先頭に立ったステイフーリッシュをロックオン。
そのまま、急坂までにジリジリと詰め寄り、最後は、貫禄をもって削り落とした。
全くの100点満点の騎乗だったステイフーリッシュを、休み明け8分仕上げで1馬身1/4交わす。
ここが、G1とG2の差なのだろう。
3戦目となる川田騎手との息も合っており、この先のG1大阪杯、宝塚記念でも有力馬なのは間違いない。

期待したウラヌスチャームは、スター後、やはり傷んだ馬場に脚を取られ、リズムを崩し、終始最後方。
こうなると、今回の馬場では、巻き返しは辛い。
勝ち馬とは、1.4秒差と決定的な結果なだけに、このクラスとの勝負は、展開の助けなど、不確定要素が味方しないと厳しい。
牝馬限定戦の良馬場で、改めて見直す。

その他の人気馬達も、勝ち馬には完敗と見るべきで、この先の大阪杯、宝塚記念でも、簡単に逆転はできないだろう。

終わってみれば、唯一のG1馬が、完勝。
G2馬との差を見せつけた。

尚、4コーナーで不慮の事故に見舞われたマイネルフロストは、予後不良となった。
捲り気味に上がっていった松岡騎手に対し、心無いヤジが飛んだことがネット上を騒がせているが、人馬共に勝つための勝負に行った騎乗に対し、ただ見ているだけのギャラリーが発する言葉など、チリほども価値はない。

日本の競馬には、馬券が付き物であり、「博打」としての認識が強く、故におおよそ人とは思えない「金の亡者」がファンに混じっている。

そのような者達に対し、思うことも、言うことも、何もない。

最後まで、松岡騎手を落とすことなく頑張った、マイネルフロストの冥福を祈るだけだ。

(編集長・katsu)

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