重賞勝ち馬評価 ダービー卿チャレンジトロフィー 大阪杯

重賞勝ち馬評価 ダービー卿チャレンジトロフィー 大阪杯

ダービー卿チャレンジトロフィー

クルーガー(キングカメハメハ×アディクティド by ディクタット)牡・12生

有効世代数:9代目

 

Ⅰ 主:5 結:5 土:3 弱:1 影:2 集:6 質:3 再:3 SP:4 ST:3 特:0

合計:(35/60)点 クラス:2B

Ⅱ 日本適性:□ 成長力:□

Ⅲ 距離適性

芝:S △ M □ I □ C × L ×

ダ:S □ M □ I × C × L ×

芝適性:□ ダート適性:□ 重馬場適性:〇

Ⅳ 開花率:低め 成長型:遅め

 

〇 短評

 

主導はかなり不明瞭な配合で、前面に出たNative Dancerを伴うRaise a Nativeが4×6とクロスするものの、その後の継続クロスが存在しない為、主導は、その父Nasrullahを血統の4ブロックに配する、Nashua5×7の系列クロス。ただし、5代目においてNorthern Dancerの中間断絶や、Specialの単一クロスが存在する上、全体的に欧州系の強い当馬の血の取り込みができておらず、この主導・結合の弱さがこの配合の限界を端的に示している。ただし、欧州系のスピードにかなりの良さがあり、Nasrullah.Gold Bridgeを生かしたSpecial5×6が良質なスピードを主導勢力へと補給され、7代目以降においてもTudor Minstrel.Tom Fool.Fair Trial等のスピードを間接・直接的に補給したのは幸い。反面、スタミナ勢力がかなり弱く、強い影響を持ったのが母母内のHyperion程度。従って、距離延長を得意とするタイプでは無い。しかしながら、父父Kingmamboへの血の集合が良く、好調期には強い競馬を見せる事も。本質的には芝・ダート共にやや適性を欠くマイルタイプ。重馬場は得意。

 

大阪杯

ラッキーライラック(オルフェーヴル×ライラックスアンドレース by Flower Alley)牝・15生

有効世代数:10代目

 

Ⅰ 主:5 結:5 土:3 弱:3 影:3 集:4 質:3 再:3 SP:4 ST:3 特:1(主導牡牝を通じたクロス)

合計:(36+1/60)点 クラス:2B+(3B)

Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□

Ⅲ 距離適性

芝:S × M 〇 I □ C × L ×

ダ:S 〇 M □ I × C × L ×

芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:〇

Ⅳ 開花率:低め 成長型:遅め

 

〇 短評

主導は、Trun-toを伴う、Hail to Reasonの5×6・7・8。次いで、Northern Dancerを呼び水にした、Almahmoud.Lady Angelaの系列クロス。惜しむらくは、Lt.Stevensの世代ズレや、Tetratema.Sunreighの落失で、父母の持つスピード再現が完全にはならかった点である。反面、父の難しさの一端である、メジロマックイーンの再現だが、当馬の場合はBlue Eyed Momo-War Admiral-Man o’War.Bois Roussel-Plucky Liegeなどにより、かなり良く再現され、スタミナ勢力自体は弱いものの、長い脚を使う可能性を秘める点は指摘しておきたい。また、前面のクロスにスピード型が多く、クロス種も少ない為に早期にマイルのスピード勝負には対応可能ではあるものの、父母ともに血の流れが極端に異なる配合である点と、外交的な配合である点から考えて、真の意味で能力が全開するにはかなりの確率の低さが見込め、また時間がかかるタイプだと言える、本質は、芝・ダート・重馬場兼用のマイル~中距離タイプ。

 
(taku.O)
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