重賞勝ち馬評価 福島牝馬ステークス マイラーズカップ フローラステークス

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福島牝馬ステークス

フェアリーポルカ(ルーラーシップ×フェアリーダンス by アグネスタキオン)牝・16生

有効世代数:9代目

 

Ⅰ 主:7 結:5 土:3 弱:1 影:1 集:5 質:3 再:5 SP:4 ST:3 特:0

合計:(37/60)点 クラス:3B

Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□

Ⅲ 距離適性

芝:S 〇 M 〇 I □ C × L ×

ダ:S □ M □ I × C × L ×

芝適性:〇 ダート適性:□ 重馬場適性:

Ⅳ 開花率:普通 成長型:早め

 

〇 短評

 

主導は、Northern Dancerを伴うNureyev5×3。次いで、Lady Angela.Rockefella.Almahmoudの系列クロス。このGainsboroughの血の流れをスムーズに主導へと連動させたのが最大の長所で、主導内の血の生かし方は、Nasrullah.Gold Bridge.Fair Traialをしっかり押さえ、非常に良好。また、7代目以降の血の生かし方も良く、Khaled.Tudor Minstrelや、Tetratemaを生かしたPalestine、Flaring Top-Menow等、スピードのアシストが非常に厚い配合となっており、スタミナタイプとなりがちな、父ルーラーシップ産駒としては豊かなスピードを秘めたタイプと言える。反面、スタミナのアシストは非常に弱く、Hornbeam内Hyperionや前述のRockefella程度で、距離延長は本質的には向かないタイプ。本質は、マイル前後に向く芝向きのスピードタイプ。スタミナの弱さから短距離馬ではあるものの、ゆったりとした流れに向くか。

 

マイラーズカップ

インディチャンプ(ステイゴールド×ウィルパワー by キングカメハメハ)牡・15生

有効世代数:10代目

 

Ⅰ 主:5 結:7 土:2 弱:2 影:3 集:5 質:3 再:2 SP:4 ST:3 特:1(母産駒複数活躍馬)

合計:(36+1/60)点 クラス:2B+(3B)

Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□

Ⅲ 距離適性

芝:S × M 〇 I □ C × L ×

ダ:S △ M □ I × C × L ×

芝適性:〇 ダート適性:□ 重馬場適性:〇

Ⅳ 開花率:低め 成長型:遅め

 

〇 短評

 

主導は、Northern Dancerを呼び水にした、Lady Angela及び、Nasrullahの系列クロス。この両者で、スピードの柱を形成。世代の問題が大きい配合で、父の主導となったAlmahamoudが欠落し、血を纏める役割を担える、Sunctusも世代ズレを起こしたのは惜しまれる点で、父母の再現度も低い事から、本質的にこの父母の相性は良好とは言えない。しかしながら、前述のスピードにMahmoudやKhaledのスピードを加えた点は、良くできた部分だと言え、スピード面においては、やや古い血である嫌いはあるものの、評価には値する。また、Nothirdchance.Banish Fearのクロスにより、米系を纏めスピード・スタミナのアシストをした点は面白い部分だと言えるだろう。また、7代目以降のクロスではあるが、Tourbillon-Ksarのスタミナを10代目ではあるものの、Rabelaisを通じNasrullahへと直接結合を果たしたのは見るべき点だろうか。本質は芝向きのマイルタイプ。切れる脚は無いが父のイメージより長く脚を使うタイプに育つ可能性は秘める。

 

フローラステークス

ウインマリリン(スクリーンヒーロー×コスモチェーロ by Fusaichi Pegasus)牝・17生

有効世代数:9代目

 

Ⅰ 主:4 結:5 土:4 弱:2 影:1 集:6 質:3 再:2 SP:4 ST:3 特:1(母産駒複数活躍馬)

合計:(34+1/60)点 クラス:2B

Ⅱ 日本適性:□ 成長力:□

Ⅲ 距離適性

芝:S △ M □ I □ C × L ×

ダ:S △ M □ I × C × L ×

芝適性:□ ダート適性:□ 重馬場適性:〇

Ⅳ 開花率:普通 成長型:早め

 

〇 短評

 

主導はかなり不明瞭な配合だが、Northern Dancerを伴うDanzig4×4。次いで、Hail to Reasonを伴うHalo4×5。Native DancerをRaise a Naitive6×4。Nashua6×5の系列クロス。本質的にこの父母の相性があっていない事はこれでわかる配合。ただし、上記のうち、Halo.NashuaはNearcoで強固に結合し、Raise a NativeはDanzig内Native Dancerで主導に取り込まれているのは幸運か。かなり血が濃い配合だが、これといった弱点は無く、Phros(=Fairway)21連からなる土台構造はなかなかに強固で、血の流れ自体の良さは秘めている点と、上記のクロス馬の全てを母父であるFusaichi Pegasusに集めている点から考えると、好調期には強い競馬を見せる可能性は否定できない。ただし、前述の血の濃さや、影響度バランスの悪さから考えると突然の不調には、より注意が必要な血統構成だと言える。本質は芝・ダートとも兼用のマイル~中距離タイプ。10F以上の距離延長適性は決して高いとは言えない。

(taku.O)

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