2017年よりG1に格上げされたこのレース。
かつて、後の天皇賞・春(G1)の前哨戦だったこともあり、G1実績のある実力馬達が参戦傾向。
今年も、5頭のG1馬が登録してきた。
それでは、過去10年の傾向を見ていこう。
●人気
1番人気 4-2-2-2
2番人気 2-2-2-4
3番人気 0-0-1-9
4番人気 1-0-3-6
5番人気 0-1-1-8
6番人気 2-2-1-5
7番人気 0-1-0-9
8番人気 0-1-0-9
9番人気 1-1-0-8
10番人気以下 0-0-0-41
開催年 3着内人気
2019年 9-2-4
2018年 1-6-2
2017年 1-7-4
2016年 2-5-4
2015年 4-1-6
2014年 2-6-1
2013年 1-2-5
2012年 6-1-2
2011年 1-8-3
2010年 6-9-1
1番人気は、4勝6連対8複勝で、馬券率80%。
軸馬としては、十分機能している。
10番人気以下は、馬券に絡まず、実質9頭立て。
●馬齢
4歳 5-3-4-23
5歳 4-4-2-25
6歳 1-2-4-26
7歳以上 0-1-0-26
4歳>5歳>6歳>7歳以上と、若い順。
●枠順
1枠 0-0-0-11
2枠 0-0-2-10
3枠 2-4-1-9
4枠 2-1-2-11
5枠 1-3-1-13
6枠 0-1-1-17
7枠 2-1-1-15
8枠 3-0-2-14
内枠は、苦戦傾向。
最短で直線、馬場の良いところへ入れる3、4枠か、ゴチャつかない外枠が好成績。
●脚質
逃げ 0-1-1-8
先行 4-4-3-24
差し 2-3-6-38
追込 4-2-0-30
阪神芝2000mは、コーナー4つを回るコース。
ハイペースになることが少ないので、ウィニングポジションで進める先行が有利。
この時期の芝の状態のせいか、逃げ切りは難しく、それよりは、追い込みの方が決まっている。
●前走
有馬記念 2-2-3-8
中山記念 2-2-0-15
金鯱賞 2-1-1-11
京都記念 1-2-2-10
ジャパンC 1-0-1-2
AJCC 0-1-1-4
日経新春杯0-0-0-1
小倉大賞典0-0-0-7
中山金杯 0-0-0-0
凱旋門賞 1-0-0-0
OP特別 1-0-0-10
条件戦 0-1-0-3
G1又は別定G2からの参戦が好走傾向。
前走好走→当日人気→結果となりやすい、実力レース。
●種牡馬
ディープインパクト産駒中心。
22頭出走し、4勝2着2回3着3回は、立派。
次いで、マンハッタンカフェ、ブラックタイド、ステイゴールドと、上位はサンデーサイレンスの子供達で独占。
●注目馬
ダノンキングリー
予想オッズ1番人気◎ 4歳◎ 先行◎ 前走・中山記念(G2)1着◎ ディープインパクト産駒◎
本サイト開設以来、初の全ファクター◎となった抜群の本命馬。
皐月賞(G1)タイム差なし3着、日本ダービー(G1)タイム差なし2着、毎日王冠(G2)1着、中山記念(G2)1着と、文句なしの成績で初のG1制覇へ順風満帆。
唯一の死角は、2000m以上に勝ち鞍が無いこと。
坂を2回、コーナー4回のタフなコースが、どう影響するか?
クロノジェネシス
予想オッズ2番人気〇 4歳◎ 先行◎ 前走・京都記念(G2)1着◎ バゴ産駒×
桜花賞(G1)、オークス(G1)ともに0.4秒差3着と、昨春は、一歩足りない状態だったが、秋になって、休養明けの秋華賞(G1)を快勝。
前走では、雨の重馬場ながら、上り一番時計35.8で古馬・牡馬を撃破。
460kgは、過去最高馬体重で、成長急上昇中。
ラッキーライラック
予想オッズ3番人気△ 5歳○ 先行◎ 前走・中山記念(G2)2着○ オルフェーヴル産駒×
2018年のチューリップ賞(G2)以降、1年8か月の長いトンネルを抜けた昨年のエリザベス女王杯(G1)。
その後は、初の海外遠征となった香港ヴァーズ(G1)でも2着と好走。
前走の中山記念(G2)では、0.3秒差2着だったが、そもそも叩き良化型。
本番への準備は整ったと見える。
ブラストワンピース
予想オッズ4番人気△ 5歳○ 差し○ 前走・AJCC(G2)1着◎ ハービンジャー産駒△
2018年に3歳で有馬記念(G1)を制した後、ぶっつけで昨年の大阪杯(G1)に参戦。
結果は、0.3秒差6着とイマイチ振るわなかったが、着順ほど負けてはいない。
前走は、AJCC(G2)を横綱競馬で着差以上の快勝。
こちらも叩き良化型で、態勢は整ったと見る。
●まとめ
G1勝ちの実績馬が各馬、前走好走と、態勢万全で、現時点では、甲乙付け難い。
枠順確定後、ジックリと「単」を見極めて勝負したいレースだ。
(編集長・katsu)
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