G1に最も近いはずの別定G2、しかも、サラブレッドの能力の物差しとされる1600m戦なのにも関わらず、9番人気以下が馬券率50%という難解なレース。
昨年のクラシック組、重賞常連組に加え、上り馬の伏兵が揃い混戦模様。
●人気
1番人気 3-1-1-5
2番人気 2-1-0-7
3番人気 0-2-2-6
4番人気 3-1-2-4
5番人気 0-1-1-8
6番人気 0-0-0-10
7番人気 0-2-1-7
8番人気 0-0-0-10
9番人気 1-0-2-7
10番人気 0-0-1-9
11番人気 1-1-0-8
12番人気 0-1-0-9
13番人気 0-0-0-10
14番人気 0-0-0-7
15番人気 0-0-0-6
16番人気 0-0-0-6
17番人気 0-0-0-4
18番人気 0-0-0-2
開催年 3着内人気
2019年 4-12-9
2018年 4-11-1
2017年 1-3-4
2016年 2-1-5
2015年 4-7-3
2014年 1-3-9
2013年 2-4-7
2012年 11-2-4
2011年 1-7-3
2010年 9-5-10
勝ち馬は、2012年と2010年は、大穴が来ているが、それ以外は、4番人気以内。
4番人気以内が揃って馬券圏外となったのは、2010年の1度だけで、3連軸も4番人気以内から絞るので良さそう。
連対、複勝で見ると、12番人気まで広げる必要がある。
13番人気以下は、圏外で割引。
●馬齢
4歳 7-8-4-50
5歳 2-2-2-41
6歳 1-0-4-22
7歳以上0-0-0-12
4歳が優勢で、続いて5歳、6歳、7歳以上と若い順に強い傾向。
●所属
関東 2-3-0-29
関西 8-7-10-94
西高東低の傾向。
●枠順
1枠 1-0-1-14
2枠 1-0-2-13
3枠 1-0-1-15
4枠 2-1-2-15
5枠 2-3-0-15
6枠 0-1-2-17
7枠 1-1-2-18
8枠 2-4-0-18
真ん中から外がやや優勢。
●脚質
逃げ 3-0-1-6
先行 3-4-2-29
差し 3-2-7-45
追込 1-4-0-45
先行>差し>逃げ>追込の順。
極端な脚質よりは、見ながらジックリ進める方が良い。
●前走クラス別
3勝 3-3-2-23
OP 3-2-0-28
G3 3-3-7-51
G2 0-1-0-5
G1 1-1-1-11
3勝>OP>G3>G1>G2という順。
実力馬よりも、明け4歳の上り馬に注意。
●前走レース別
京都牝馬S 1-3-3-14
うずしおS 1-1-2-8
東京新聞杯 1-0-2-4
中山牝馬S 1-0-0-13
洛陽S 1-0-0-2
大阪城S 1-0-0-2
有馬記念 1-0-0-1
山城S 1-0-0-1
節分S 1-0-0-0
オーロC 1-0-0-0
六甲S 0-1-0-8
阪神C 0-1-0-2
ユートピアS 0-1-0-1
ジャパンカップ 0-1-0-1
洛陽S 0-1-0-0
飛鳥S 0-1-0-0
阪急杯 0-0-1-7
京都金杯 0-0-1-3
高松宮記念 0-0-1-1
その他 0-0-0-62
京都牝馬S、うずしおS、東京新聞杯辺りが中心。
その他、多方面から馬券に絡んでいる。
●前走着順
1着 7-3-3-21
2着 0-0-0-7
3着 1-3-2-4
4着 0-1-1-6
5着 1-1-1-7
6~9着 0-1-1-30
10着~ 1-1-2-50
負けている馬の巻き返しもあるが、中心は勝ち馬。
2着からの馬券絡みはなく、逆に3着が好成績。
●注目馬
ダノンファンタジー
予想オッズ1番人気○ 4歳◎ 栗東◎ 先行◎ 前走・秋華賞(G1)8着×
2018年に阪神JF(G1)を制して2歳女王となるも、翌年のクラシック三冠レースは、4、5、8着と無冠に終わった。
チューリップ賞(G2)まで順調だった点など、先週の大阪杯(G1)を制したラッキーライラックと似た戦績。
前々走のローズS(G2)を上り1番時計33.1秒で差し切り、レコード勝ちしている内容を見ると、やはり1800mまでが守備範囲と見える。
ローテーションがどうかと思えなくもないが、阪神外回り3勝の実績は高く評価できる。
サウンドキアラ
予想オッズ2番人気▲ 5歳○ 栗東◎ 先行◎ 前走・京都牝馬S(G3)1着◎
京都金杯(G3)、京都牝馬S(G3)と重賞連勝中で、最も勢いのある馬で、傾向からは、イチオシとなる。
不安があるとすると、阪神コースで勝ち鞍が無いことだが、4戦して0.2.2.0と馬券率100%なら上出来。
ここを勝って、阪神コースも克服し、大威張りで本番へ進みたい。
シゲルピンクダイヤ
予想オッズ3番人気△ 4歳◎ 栗東◎ 差し○ 前走・京都牝馬S(G3)7着△
まだ1勝馬の身だが、チューリップ賞(G2)0.2秒差2着、桜花賞(G1)0.4秒差2着、秋華賞(G3)0.5秒差5着という実力馬。
セールスポイントは、桜花賞(G1)でも見せた32.7秒の鋭い上り。
ここ2戦は、上り3番時計内にも入っていないのが気掛かりだが、能力を発揮できれば差し切りも十分。
調教の時計から注意したい。
ビーチサンバ
予想オッズ4番人気◎ 4歳◎ 栗東◎ 先行◎ 前走・京都牝馬S(G3)5着△
こちらも1勝馬ながら、重賞2着3回、3着1回(G1)、クラシック三冠成績、5着、15着、5着という実績馬。
基本は、好スタートから逃げ~先行で粘りこむのが理想のレースだが、前走を含め、過去3回の出遅れがある。
好スタートと良馬場が条件となる。
ブランノワール
予想オッズ9番人気△ 4歳◎ 栗東◎ 先行◎ 前走・うずしおS(3勝)1着◎
前走・3勝クラスからの上り馬となると、うずしおSを上り1番時計33.5秒で快勝した同馬ということになる。
全11戦の内、8戦が1600m。阪神外回りでも3勝を挙げている。
S指数を見ても、前走がベストパフォーマンスであり、上昇明らか。
そして、鞍上は、レジェンド・武豊へ乗り替わり。
要注意。
●まとめ
4番人気以内の明け4歳馬に3連軸がいる。
13番人気以下は、割り引き。
基本、前走勝ち馬が中心。
この2点を除いては、差が付くデータが少ないので、中々難しいレースとなるのだが、やはり、距離、コース実績は重要と見える。
阪神外回りで上りの脚のある馬には、傾向外でも注意を払っておきたい。
(編集長・katsu)
その他のレース傾向は、こちらをご覧ください。
●2020桜花賞過去10年の傾向
●2020ニュージーランドトロフィー過去10年の傾向