閲覧者の皆様こんにちは、競馬総合サイトG-ZEROへ、ようこそ。そして血統研究所にも足を運んで頂き嬉しく思います。執筆者のtaku.Oと申します。
前回、主要11項目を説明させて頂きましたが、それを用いてそれぞれの配合に対しての適性に対する評価を、更に行います。以下に、その項目を簡単ではありますが、説明させて頂きたいと思います。
Ⅱ その他評価
〇日本適性：サラブレッドの血統から想定される、日本のレースに対する適性です。
（×～△～□～〇～◎）
〇成長力：サラブレッドの血統から想定される成長力です。
（×～△～□～〇～◎）
〇芝適性：サラブレッドの血統から想定される芝向きの適性です。
（×～△～□～〇～◎）
〇ダート適性：サラブレッドの血統から想定されるダート向きの適性です。
（×～△～□～〇～◎）
〇重馬場適性：サラブレッドの血統から想定される芝向きの適性です。
（×～△～□～〇～◎）
〇距離適性（芝）：芝コースにおける距離適性です。
S（スプリント ６F前後） M（マイル ８F前後） I（インターミディエイト 10F前後） C（クラシック 12F前後） L（ロング 14F前後） の５段階の距離分けを行ったうえで、（×～△～□～〇～◎）の５段階で評価を行います。またこの評価は血統表におけるクロスを勘案して行いますが、当該の産駒の祖父母４頭までクロスしたとして扱い、距離適性を算出しています。また、この距離適性はミオスタチン遺伝子がC/T型（中距離タイプ）である事を前提に推測していますので、C/C型（単距離タイプ）やT/T型（長距離タイプ）の配合であった場合それぞれ一つずつずらして頂ければ幸いです。
〇距離適性（ダ）：ダートコースにおける距離適性です。
S（スプリント ６F前後） M（マイル ８F前後） I（インターミディエイト 10F前後） C（クラシック 12F前後） L（ロング 14F前後） の５段階の距離分けを行ったうえで、（×～△～□～〇～◎）の５段階で評価を行います。またこの評価は血統表におけるクロスを勘案して行いますが、当該の産駒の祖父母４頭までクロスしたとして扱い、距離適性を算出しています。また、この距離適性はミオスタチン遺伝子がC/T型（中距離タイプ）である事を前提に推測していますので、C/C型（単距離タイプ）やT/T型（長距離タイプ）の配合であった場合それぞれ一つずつずらして頂ければ幸いです。
Ⅲ 参考評価 ※開花率・成長型の項目については、いまだ固まっていませんので試案です。
〇開花率：サラブレッドの血統から想定される能力の開花率です。
（×～△～□～〇～◎）
〇成長型：サラブレッドの血統から想定される早熟性を判断します。
（早熟～早め～普通～遅め～晩成）
Ⅳ 総合評価
総合評価は、①～⑩の主要項目及び、⑪特別配点の点数を合計し3A～Cの７段階によるランク付けを行います。そのランク分けは以下のように行います。
3A（60～55点） 2A（54～49点） 1A（48～43点） 3B（42～37点） 2B（36～31点） 1B（30～25点） C （24点以下）
※40点前後から、器の大きさ的には重賞級と考えています。
※すべての項目について変更する可能性はあります。
これらの項目によって当該のサラブレッドの血統について、総合判断を下します。ですが、これらはあくまでも血統表から見る産駒の器の大きさや、その適性を評価するものでありますので、あくまでも最大値の予測だと思って頂きたく思います。むしろ何級だからという部分より、とある配合馬がどういった適性を持ち、どういった展開や馬場に向くのか。こちらの方を大切に考えます。また、それを皆様へより簡便に伝えていけるようになりたいと考えております。
なかなかに、わかりにくい表現が多数になっているとの自覚がありますので、後日、各項目において評価が高い名馬を例とし、細やかな説明をしていきたいと考えておりますので、何卒ご容赦頂ければ幸いです。
さて、初回から３回にわたって血統の診断基準について説明をさせて頂きましたが、どうでしょうか。未だ深淵の淵さえ私たち人間に見せないサラブレッドの血統を、私と一緒に追求していきませんか？父が〇〇だから、〇〇のインブリードがあるから、といった論説は、例え紙面上だけであってもサラブレッドを構成する要素としては、やや弱いと思いませんか？
もし、少しでも興味を惹かれたようであれば、今後ともよろしくお願いします。もちろん、前向きな批評は大歓迎です。改めて、今後とも競馬総合サイトG-ZEROともども、よろしくお願い申し上げます。では皆様、またの再会を楽しみにしております。