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新馬・未勝利勝ち馬より ーガウラスパークー

ガウラスパーク(24/02/11、2回京都6日3R、ダ1200m新馬)2番人気1着

ロジャーバローズ×ガウラミディbyフリオーソ.

 

2回京都6日2Rのダート未勝利戦。話題の種牡馬Palace Maliceの産駒インユアパレスがダート替わりで一変し、初勝利を挙げました。母クイーンズターフは、その父がディープインパクト、その母フラッテローザは地方ダートで活躍したフリオーソの全妹というなかなかの血統の持ち主で、インユアパレス自身はMr.Prospector4×4,Roberto5×4,Nureyev5×5とフラッテローザが持つ主要血脈を全てクロスした、非常に分かりやすい血統構成をしています。

 

続く3Rのダート新馬戦は、フラッテローザの全兄であるフリオーソを母父に持つガウラスパークがデビュー勝ち。2レース続けて「フラッテローザ=フリオーソ」を持つ馬達が勝利を挙げる結果となりました。このような血の連鎖はよくあることですが、大抵気付くのはレースが終わった後なんですよね。

 

ガウラスパークの父ロジャーバローズはディープインパクト産駒の日本ダービー馬で、JRAのダート戦はガウラスパークで2勝目。基本的に産駒は芝向き傾向なので、おそらく母方の影響が強いのでしょう。

母のガウラミディはJRA22戦2勝。挙げた勝利の内訳は、新馬戦のダート1000mと、500万下のダート1800mでのもの。

母母のロメラは「父サクラバクシンオー×母父トニービン×母母父サドンソー」で、ノーザンテースト=サドンソー3×3という同血クロス持ち。こちらも芝向きの血統構成をしていますが、主にダート種牡馬を繋けられていたせいか産駒の勝鞍はダートのみでした。

ロメラは、父サクラバクシンオーの父父テスコボーイと、母父トニービンの母父Hormbeamが共に「Nasrullah + Hyperion」の組み合わせをしており、これがフリオーソの母母父Nureyevの母Specialとも共通する組み合わせ。

そしてロジャーバローズの母リトルブックが持つMy BupersやAllegedは、フリオーソの父ブライアンズタイムの血脈とクロスする血が多く、これらがフリオーソの影響力を強くした一つの要因かとも考えられます。

 

インユアパレスもガウラスパークも、パッと見ただけでは「あぁ、フリオーソだからダート走ったんだね」と思われがちですが、その血の活かし方にも色々な方法があることを、この2頭を見比べて考えていただければと思います。

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