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東海S2021過去7年の傾向データ

東海S(G2)は、中京ダート1800mで行われる4歳以上別定G2。
2013年に現在のコースとなり、昨年は京都で行われた。
データは、昨年を除く7年分となっている。
では、過去7年の傾向データを見ていこう。

●人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 5-0-2-0 71.4% 71.4% 100.0%
2番人気 0-2-0-5 0.0% 28.6% 28.6%
3番人気 0-1-1-5 0.0% 14.3% 28.6%
4番人気 2-0-1-4 28.6% 28.6% 42.9%
5番人気 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0%
6番人気 0-0-1-6 0.0% 0.0% 14.3%
7番人気 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0%
8番人気 0-1-1-5 0.0% 14.3% 28.6%
9番人気 0-1-0-6 0.0% 14.3% 14.3%
10番人気 0-0-1-6 0.0% 0.0% 14.3%
11番人気 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0-1-0-6 0.0% 14.3% 14.3%
13番人気 0-1-0-5 0.0% 16.7% 16.7%
14番人気 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%

●開催年 3着内人気
2019年 1-2-4
2018年 1-13-6
2017年 1-12-10
2016年 4-2-1
2015年 1-9-3
2014年 1-3-8
2013年 4-8-1

1番人気は、5勝、3着2回と軸としては、まずまず機能しそう。
他では、4番人気が2勝しており、1、4番人気のみが勝ち馬を出している。
2桁人気は、2017年と2018年の2回、計3頭が馬券になっており、注意が必要。

 

●馬齢 成績 勝率 連対率 複勝率
4歳 1-1-2-10 7.1% 14.3% 28.6%
5歳 4-3-3-11 19.0% 33.3% 47.6%
6歳 1-0-2-27 3.3% 3.3% 10.0%
7歳~ 1-3-0-34 2.6% 10.5% 10.5%

5歳>4歳>7歳以上>6歳の順。
5歳が中心で、馬券に絡まなかった年は無く、馬券率は100%。

 

●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
美浦 1-4-1-20 3.8% 19.2% 23.1%
栗東 6-3-6-62 7.8% 11.7% 19.5%

勝ち馬の頭数、率では、関西馬が優勢だが、2、3着馬は、関東馬の方が率が良い。

 

●枠順 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 0-0-0-11 0.0% 0.0% 0.0%
2枠 0-1-2-8 0.0% 9.1% 27.3%
3枠 0-2-2-8 0.0% 16.7% 33.3%
4枠 4-0-1-8 30.8% 30.8% 38.5%
5枠 1-1-1-11 7.1% 14.3% 21.4%
6枠 0-1-0-13 0.0% 7.1% 7.1%
7枠 1-1-1-11 7.1% 14.3% 21.4%
8枠 1-1-0-12 7.1% 14.3% 14.3%

4枠から外が優勢。
1~3枠からは勝ち馬は出ていないどころか、1枠は馬券にもなっていない。

 

●脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 2-1-0-4 28.6% 42.9% 42.9%
先行 3-4-2-16 12.0% 28.0% 36.0%
差し 2-2-4-30 5.3% 10.5% 21.1%
追込 0-0-1-32 0.0% 0.0% 3.0%

先行>逃げ>差し>追込の順。
上りの速い先行馬が優勢。
追込からは、3着が1頭のみで、連対馬も出ていない。

 

●前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
東京大賞典 2-1-0-4 28.6% 42.9% 42.9%
師走S 1-2-1-11 6.7% 20.0% 26.7%
JCD 1-1-0-4 16.7% 33.3% 33.3%
チャンピオンズC 1-0-3-7 9.1% 9.1% 36.4%
ベテルギウスS 1-0-0-14 6.7% 6.7% 6.7%
観月橋S 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
みやこS 0-2-0-4 0.0% 33.3% 33.3%
名古屋GP 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
フェアウェルS 0-0-1-4 0.0% 0.0% 20.0%
初夢S 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
青竜S 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
その他 0-0-0-30 0.0% 0.0% 0.0%

東京大賞典が優勢。
その他、師走S、JCD、チャンピオンズC、ベテルギウスS、観月橋Sから勝ち馬が出ている。

 

●前走人気 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 3-0-3-4 30.0% 30.0% 60.0%
前走2人気 1-2-0-5 12.5% 37.5% 37.5%
前走3人気 2-0-0-5 28.6% 28.6% 28.6%
前走4人気 0-2-1-3 0.0% 33.3% 50.0%
前走5人気 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%
前走6~9人 0-1-1-30 0.0% 3.1% 6.3%
前走10人~ 1-2-2-29 2.9% 8.8% 14.7%

前走1~4番人気が中心。
6番人気以下からも馬券になっているが、中心と出来るレベルではなく、連下まで。

 

●前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1着 2-1-1-9 15.4% 23.1% 30.8%
前走2着 3-0-2-8 23.1% 23.1% 38.5%
前走3着 1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%
前走4着 0-2-2-5 0.0% 22.2% 44.4%
前走5着 1-0-0-3 25.0% 25.0% 25.0%
前走6~9着 0-3-0-20 0.0% 13.0% 13.0%
前走10着~ 0-1-2-32 0.0% 2.9% 8.6%

1~5着までが中心で、全ての勝ち馬は、ここから出ている。
負けた馬の巻き返しは、2.9秒以内と幅広く、着差よりも着順でチェックする方が良さそう。

 

●注目馬
インティ
予想オッズ1番人気◎ 7歳▲ 栗東◎ 逃げ○ 上り時計× 前走・チャンピオンズC▲ 10番人気△ 3着▲
総合点18/32
2019年の勝ち馬。その年は、そのまま7連勝でフェブラリーS(G1)を制し、初G1制覇。
その後、かしわ記念(G1)0.2秒差2着の後、帝王賞(G1)で1.1秒差6着と初の大敗となると、続く、みやこS(G3)でも3.7秒差15着と連続して大敗した。
しかし、次走のチャンピオンズC(G1)では、0.2秒差3着と好走。自分の形に持ち込めれば、まだまだ好勝負できるところをアピールした。
2020年初戦の東海S(G2)でも、0.2秒差3着と健闘するが、続くフェブラリーS(G1)では3.1秒差14着、南部杯(G1)でも2.1秒差9着と連続大敗。
しかし、前走のチャンピオンズC(G1)では、最後は、「頭まである!」と思わせる好走で、0.4秒差3着と好走した。
コース相性も良く、自分の形に持ち込めれば、当然のように好走するが、じゃあない時は大敗するという難しいタイプ。
血統配合評価も高いわけでは無いので、能力発揮の安定度にも疑問はある。
中間の動きに注意したい。

ダノンスプレンダー
予想オッズ2番人気▲ 5歳◎ 栗東◎ 差し▲ 上り時計▲ 前走・ポルックスS× 1番人気◎ 1着○
総合点21/32
11戦して 5-2-3-1 と着外は1回のみ(その1回も0.5秒差4着)という堅実派。
S指数も一線級とは言えないが、重賞レベルにはギリギリ届いている。
先行から中団の位置を取り、最後に確実に脚を使うタイプだが、その脚がズバ抜けて速いわけでは無いので、詰めるが差せない競馬が多いのも事実。
しかし、前走レース以外は、高水準で傾向に該当しており、注意が必要。
後は、中1週がどうかだけ。

アナザートゥルース
予想オッズ3番人気△ 7歳▲ 美浦○ 先行◎ 上り時計× 前走・チャンピオンズC▲ 13番人気△ 13着△
総合点14/32
今年で7歳になるが、昨年もダイオライト記念(G2)0.4秒差1着、アンタレスS(G3)0.3秒差2着、エルムS(G3)0.4秒差3着と、ダート中距離路線で好走。
前走のチャンピオンズC(G1)では、1.8秒差13着と大敗しているが、S指数は高く、ここで通用しても良い数値。
速い上りがあるわけでは無いので、先行して、どこまで?という競馬。
同型にインティもいて、今回は苦しいか。

ハヤヤッコ
予想オッズ4番人気○ 5歳◎ 美浦○ 差し○ 上り時計◎ 前走・ブラジルC× 2番人気○ 1着○
総合点23/32
先日、無敗の2歳女王に輝いたソダシ同様、シラユキヒメ一族の白毛馬。
2019年のレパードS(G3)で10番人気ながら、上り2番時計37.8秒を繰り出し、タイム差無しの差し切り勝ちを納めてから、7戦連続未勝利が続いていたが、前走のブラジルC(L)で上り1番時計36.6秒、2着に0.4秒差を付ける快勝。
この時のS指数が自身のベストパフォーマンスで、充実振りが見て取れる。
一瞬の脚ではなく、長く良い脚を使うタイプなので、直線の長いコースでの内容が良い。
仕掛けるタイミング次第では好走も。

タイキフェルヴール
予想オッズ7番人気× 6歳△ 栗東◎ 差し○ 上り時計◎ 前走・師走S○ 4番人気△ 1着○
総合点19/32
前走の師走S(L)では、出遅れて最後方からの競馬となったが、4コーナーから外へ出すと、直線では、上り1番時計37.3秒を繰り出し、2着に0.2秒差を付ける、豪快な差し切り勝ち。
休み明け+16kgという馬体重などを考えると上々の内容で、休み明け2戦目 2-0-0-0 という実績からも、ここでも好走可能と見る。

ハナズレジェンド
予想オッズ8番人気△ 8歳▲ 栗東◎ 差し○ 上り時計◎ 前走・東京大賞典◎ 6番人気△ 7着△
総合点20/32
芝で48戦した後、前々走からダート路線へ転向。
その初戦となるカノープスS(OP)では、上り1番時計37.0秒、2着に0.2秒差を付ける快勝。ダート適正を示した。
前走は、ダート2戦目でいきなり東京大賞典(G1)という舞台だったが、ここでも上り1番時計35.7秒を繰り出し、0.3秒差7着。
着順ほど負けておらず、良い内容を見せた。
今年で8歳となるが、上りの脚は健在で、まだまだ勝負になる。

 

●まとめ
まずは、1番人気 5-0-2-0 というレースなので、馬券圏内 or 大敗というインティの扱いを考える必要がある。
前走は、見せ場たっぷりの3着で、まだまだ見限れないところを示したが、2019年のチャンピオンズC(G1)と比較すると、走破タイムは1秒も遅く、S指数からもレースレベルが低かったことが伺える。
中間の動き次第では、人気を鵜呑みせず、疑ってかかった方が良いか。
ハヤヤッコ、タイキフェルヴール、ハナズレジェンドの3頭は、それぞれ、前走の上り1番時計を記録しており、要注意。
逃げ、先行が有利なコースだが、チャンピオンズC(G1)のように先行争いが起こるようだと、後方勢にも出番はある。
波乱含みと考えて、上記の馬以外も視野に入れ、広目に考えた方が良さそうだ。

(編集長・katsu)

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