シンザン記念(G3)は、例年は、京都芝1600mで行われる、3歳限定の別定G3。
今年は、京都競馬場改修工事のため、中京芝1600mで行われる。
過去の勝ち馬には、2020年ピクシーナイト、2018年アーモンドアイ、2014年ミッキーアイル、2012年ジェンティルドンナと、後にG1馬となった馬が多数いる出世レース。
では、過去10年の傾向データを見て行こう。
●人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 3-0-1-6 30.0% 30.0% 40.0%
2番人気 3-2-2-3 30.0% 50.0% 70.0%
3番人気 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
4番人気 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
5番人気 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
6番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
7番人気 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
8番人気 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0%
9番人気 0-3-1-6 0.0% 30.0% 40.0%
10番人気 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
11番人気 0-0-2-7 0.0% 0.0% 22.2%
12番人気 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
17番人気 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
18番人気 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
●開催年 3着内人気
2021年 4-8-2
2020年 2-5-9
2019年 4-10-2
2018年 1-7-4
2017年 8-4-1
2016年 8-2-11
2015年 2-9-3
2014年 1-2-5
2013年 1-9-3
2012年 2-9-11
1番人気は、勝率30%、連対率30%、複勝率40%と、軸としては機能しているとは言い難い。
中心は1～5番人気。
勝ち馬の80%、2着馬の40%、3着馬の70%が該当。
2着馬の率が低く、ここに人気薄が飛び込むシーンが多い。
いわゆる「2抜け」に注意が必要だ。
2桁人気は、2019年2着（10番人気）、2016年3着（11番人気）、2012年3着（11番人気）と、馬券率30%で、それ程高い数値ではない。
1番人気の連対率が低いことで高配当が出ているレースと言える。
●性別 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セ 7-8-10-92 6.0% 12.8% 21.4%
牝 3-2-0-15 15.0% 25.0% 25.0%
頭数では牡馬・セン馬が圧倒的だが、率では牝馬。
人気上位の牝馬には注意が必要。
●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
関東馬 2-1-0-11 14.3% 21.4% 21.4%
関西馬 8-9-10-96 6.5% 13.8% 22.0%
頭数では関西馬だが、率では関東馬。
こちらも、人気上位馬には注意が必要。
●枠順 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 2-2-0-8 16.7% 33.3% 33.3%
2枠 1-2-1-11 6.7% 20.0% 26.7%
3枠 2-0-3-10 13.3% 13.3% 33.3%
4枠 1-1-1-13 6.3% 12.5% 18.8%
5枠 1-0-0-17 5.6% 5.6% 5.6%
6枠 0-3-1-15 0.0% 15.8% 21.1%
7枠 2-0-2-17 9.5% 9.5% 19.0%
8枠 1-2-2-16 4.8% 14.3% 23.8%
全ての枠から連対馬が出ており、枠順による有利不利は無いと見える。
中京芝1600mでは、中から外枠が優勢で、3枠はやや割引き。
●脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 3-0-2-5 30.0% 30.0% 50.0%
先行 3-4-3-25 8.6% 20.0% 28.6%
差し 2-3-4-40 4.1% 10.2% 18.4%
追込 2-3-1-37 4.7% 11.6% 14.0%
速い上りはあるに越したことは無いが、持久力を要求されるコース。
先行～差し辺りが優勢となる。
●前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
千両賞 2-3-0-7 16.7% 41.7% 41.7%
朝日杯FS 1-2-3-15 4.8% 14.3% 28.6%
未勝利 1-2-1-28 3.1% 9.4% 12.5%
新馬 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0%
アルテミス 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
未勝利・牝 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
東スポ2S 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
ひいらぎ賞 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
秋明菊賞 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
デイリ2S 0-1-1-3 0.0% 20.0% 40.0%
500万下 0-0-2-10 0.0% 0.0% 16.7%
こうやまき 0-0-1-3 0.0% 0.0% 25.0%
秋明菊賞 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
ラジオNI 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
その他 0-0-0-27 0.0% 0.0% 0.0%
新馬、未勝利から朝日杯FSまで、幅広く勝ち馬が出ており、レースの格は問わない。
●前走距離 成績 勝率 連対率 複勝率
1200m 0-0-1-16 0.0% 0.0% 5.9%
1400m 1-0-1-23 4.0% 4.0% 8.0%
1600m 8-9-6-54 10.4% 22.1% 29.9%
1800m 1-1-1-6 11.1% 22.2% 33.3%
2000m 0-0-1-8 0.0% 0.0% 11.1%
前走1400m～1800mが中心。
特に前走1600mは優秀で、勝ち馬の80%、2着馬の90%、3着馬の60%がこれに該当している。
●前走人気 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 6-3-2-24 17.1% 25.7% 31.4%
前走2人気 2-1-1-13 11.8% 17.6% 23.5%
前走3人気 0-0-1-13 0.0% 0.0% 7.1%
前走4人気 0-0-0-13 0.0% 0.0% 0.0%
前走5人気 0-2-1-8 0.0% 18.2% 27.3%
前走6～9人 1-2-3-19 4.0% 12.0% 24.0%
前走10人～ 1-2-2-17 4.5% 13.6% 22.7%
勝ち馬で見ると1～2番人気で80%が該当。
2着以下は、10番人気以下からの巻き返しもあり、絞り込めない。
2着以下は、このファクタを軽視するのが吉。
●前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1着 4-5-4-56 5.8% 13.0% 18.8%
前走2着 2-0-0-4 33.3% 33.3% 33.3%
前走3着 1-1-0-6 12.5% 25.0% 25.0%
前走4着 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
前走5着 0-2-1-6 0.0% 22.2% 33.3%
前走6～9着 2-1-3-15 9.5% 14.3% 28.6%
前走10着～ 0-0-1-13 0.0% 0.0% 7.1%
中心は、前走1～5着馬。
勝ち馬の80%、2着馬の90%、3着馬の60%が該当。
連対馬候補は、前走掲示板から選出したい。
負けた馬の巻き返しは、1.9秒差以内がボーダーラインで、2.0秒以上負けからは馬券になっていない。
●まとめ
勝ち馬の可能性があるのは、ソリタリオとラスールの2頭のみ。
1番人気が予想されるラスールは、関東馬、牝馬、シルクレーシングと、2018年のアーモンドアイと酷似した形になっており、傾向の全てをクリアしている。
ソリタリオも、これと言って大きなマイナス点は無く、傾向からは中心の1頭と見える。
・2、3着の可能性がある馬
ウナギノボリ
カワキタレブリー
デルマグレムリン
予想人気オッズで、4、5番人気の上記2頭は、当日人気のファクタからは、1、3着候補で、2着には推し辛い。
勝ち馬の条件をクリアしていない点から3着が濃厚と見える。
それよりは、デルマグレムリン。
6日22:38現在、予想人気オッズでは、11番人気。
鞍上もレジェンド・武豊で、一発があってもおかしくない。
・3着の可能性がある馬
アールチャレンジ
ショウナンアメリア
セルバーグ
ビーアストニッシド
マテンロウオリオン
モズゴールドバレル
レッドベルアーム
現時点で予想人気オッズ12番人気以下の馬は消しとし、残ったのがこの7頭。
率の悪い前走1400m組を思い切って消すという手もあり、そうなると、アールチャレンジ、ビーアストニッシド、レッドベルアームの3頭のみという事にもある。
上手く絞っても8頭も残るが、10年で6回も10万馬券が出ているレース。
絞るよりも、1頭でも多く、紐に入れる努力をし、的中に至りたい。
(編集長・katsu)