スプリンターズS(G1)は、中山芝1200mで行われる3歳以上の定量G1。
電撃の6ハロン戦と呼ばれるスプリントG1で、秋のG1戦線初戦でもある。
尚、以下のデータは、新潟で行われた2014年を除く2011~2021年の過去10年となっている。
では、傾向データを見ていこう。
●人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 5-1-1-3 50.0% 60.0% 70.0%
2番人気 2-3-0-5 20.0% 50.0% 50.0%
3番人気 3-2-0-5 30.0% 50.0% 50.0%
4番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
5番人気 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
6番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
7番人気 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
8番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
9番人気 0-1-3-6 0.0% 10.0% 40.0%
10番人気 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
11番人気 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0%
12番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
14番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
16番人気 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0%
●開催年 3着内人気
2021年 3-2-10
2020年 1-3-10
2019年 2-3-1
2018年 1-11-13
2017年 1-5-7
2016年 3-2-9
2015年 1-11-9
2013年 1-2-15
2012年 2-1-9
2011年 3-9-7
1番人気は、勝率50%、連対率60%、複勝率70%と、軸として機能していると言える。
勝ち馬の全てが1~3番人気以内から出ており、単勝は3頭立て。
2桁人気は、2021年3着(10番人気)、2020年(10番人気)、2018年2,3着(11,13番人気)、2015年2着(11番人気)、2013年3着(15着)で、馬券率50%と高く、「ある」と思っていた方が良い。
その他では、9番人気の複勝率が40%と高い。
●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
関東馬 4-1-2-26 12.1% 15.2% 21.2%
関西馬 6-9-8-93 5.2% 12.9% 19.8%
その他 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0%
頭数では関西馬だが、率では関東馬が優勢となっている。
どちらも割り引く必要は無い。
●馬齢 成績 勝率 連対率 複勝率
3歳馬 1-1-1-13 6.3% 12.5% 18.8%
4歳馬 4-4-4-17 13.8% 27.6% 41.4%
5歳馬 3-4-2-41 6.0% 14.0% 18.0%
6歳馬 2-0-2-28 6.3% 6.3% 12.5%
7歳~ 0-1-1-29 0.0% 3.2% 6.5%
4歳>5歳>6歳>3歳>7歳以上の順。
若すぎても、年より過ぎてもダメで、4~6歳が中心。
勝ち馬の90%、2着馬の80%、3着馬の80%がここから。
●枠順 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 1-1-3-15 5.0% 10.0% 25.0%
2枠 1-3-2-14 5.0% 20.0% 30.0%
3枠 0-0-3-17 0.0% 0.0% 15.0%
4枠 3-2-0-15 15.0% 25.0% 25.0%
5枠 3-1-0-15 15.8% 21.1% 21.1%
6枠 0-1-0-19 0.0% 5.0% 5.0%
7枠 1-1-1-16 5.3% 10.5% 15.8%
8枠 1-1-1-17 5.0% 10.0% 15.0%
内外の差は、それ程大きくは無いが、5枠から内が好成績で、やや内寄りと考えられる。
●脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0-3-1-6 0.0% 30.0% 40.0%
先行 1-4-3-26 2.9% 14.7% 23.5%
差し 8-3-4-48 12.7% 17.5% 23.8%
追込 1-0-2-48 2.0% 2.0% 5.9%
差し>先行>逃げ>追込の順。
前半のペースによっては先行馬が残る事もあるが、基本的には上りの速い差し馬が中心。
逃げ切り、直線一気と言った極端な競馬は苦戦。
●前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
セントウル 6-5-3-46 10.0% 18.3% 23.3%
安田記念 2-1-0-5 25.0% 37.5% 37.5%
キーンラン 1-1-4-35 2.4% 4.9% 14.6%
CBC賞 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
北九州記念 0-1-1-16 0.0% 5.6% 11.1%
ヴィクトリ 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0%
高松宮記念 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
朱鷺S 0-0-1-3 0.0% 0.0% 25.0%
パラダイス 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
その他 0-0-0-20 0.0% 0.0% 0.0%
セントウルS、安田記念、キーンランドC、CBC賞の4レース以外からは勝ち馬が出ていない。
特にセントウルS組は、登録馬の多さと率の高さからも断然で、中心視で良い。
●前走人気 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 5-2-3-18 17.9% 25.0% 35.7%
前走2人気 1-4-2-16 4.3% 21.7% 30.4%
前走3人気 4-2-0-18 16.7% 25.0% 25.0%
前走4人気 0-1-1-13 0.0% 6.7% 13.3%
前走5人気 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%
前走6~9人 0-0-3-33 0.0% 0.0% 8.3%
前走10人~ 0-1-1-15 0.0% 5.9% 11.8%
前走1~3番人気が中心。
勝ち馬の100%、2着馬の80%、3着馬の50%がこれに該当している。
上位2頭をここから、3着をそれ以外からで穴を拾う手か。
●前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1着 5-3-4-21 15.2% 24.2% 36.4%
前走2着 3-2-0-18 13.0% 21.7% 21.7%
前走3着 1-1-1-12 6.7% 13.3% 20.0%
前走4着 1-2-1-8 8.3% 25.0% 33.3%
前走5着 0-0-2-9 0.0% 0.0% 18.2%
前走6~9着 0-0-2-31 0.0% 0.0% 6.1%
前走10着~ 0-2-0-28 0.0% 6.7% 6.7%
前走1~4着が中心。
勝ち馬の100%、2着馬の80%、3着馬の60%が該当。
前走人気と合わせて、同様の考え方で良さそう。
負けた馬の巻き返しは、0.9秒差負けまでがボーダーラインで、1.0秒差以上負けからは、2着馬1頭のみで大きく割引き。
●まとめ
【勝ち馬候補】
シュネルマイスター
ナムラクレア
メイケイエール
【2,3着候補】
ウインマーベル
【3着馬候補】
ナランフレグ
タイセイビジョン
ヴェントヴォーチェ
トゥラヴェスーラ
テイエムスパーダ
ジャンダルム
エイティーンガール
ファストフォース
勝ち馬候補3頭からは、全ての項目をクリアしているメイケイエールが最有力。
S指数も最上位で、唯一の課題だった折り合いに心配がなくなった今は、頭候補。
シュネルマイスターは初距離、ナムラクレアはS指数に若干の不安があり、逆転するには展開や天気の助けがいる。
ウインマーベルは、人気以外は、全てをクリア。
こちらもナムラクレアと同等のS指数は出ており、全く勝負にならない分けでもなさそう。
3着馬候補からは、ファストフォースが面白い。
CBC賞で508kgまで減っていた馬体重が前走では、522kgまで回復し、0.4秒差2着なら優秀。
現在、12番人気と、馬券率50%の2桁人気馬であり、穴を開けるならここか?
その他では、同コースで1分7秒台前半以下で走れているタイセイビジョン、ヴェントヴォーチェ、ジャンダルムの3頭は要注意。
頭固定で、手広く行く柔軟さは必要だろう。
あとは、天気がどうなるか・・・
(編集長・katsu)