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東京大賞典2022過去10年の傾向データ

東京大賞典(G1)は、大井ダート2000mで行われる3歳以上のG1。
中央、地方の全日程中、1年の最後に行われるG1レースであり、本当の意味での締め括りと言える。
昨年は、オメガパフュームが同一G1を4連勝という偉業を達成した。
では、過去10年の傾向データを見ていこう。

 

●人気 成績
1番人気 4-3-2-1
2番人気 2-3-2-3
3番人気 3-2-2-3
4番人気 0-0-1-9
5番人気 1-1-0-8
6番人気以下 0-1-3-88

●開催年 3着内人気
2021年 1-3-7
2020年 1-9-3
2019年 2-5-4
2018年 3-1-2
2017年 3-2-1
2016年 5-1-2
2015年 3-1-6
2014年 1-2-8
2013年 1-2-3
2012年 2-3-1

1番人気は、勝率40%、連対率70%、複勝率90%と、連軸、3連軸としては機能しており、中心視。
中心は、1~3番人気。
勝ち馬の90%、2着馬の80%、3着馬の60%が該当している。
連対馬は上位馬、3着に人気薄が来る事もあると考える。
2桁人気は、馬券になっておらず大きく割引き。

 

●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
関東馬 1-1-1-8 9.0% 18.2% 27.3%
関西馬 9-7-7-32 16.4% 29.1% 41.8%
地方馬 0-2-2-71 0.0% 2.7% 5.3%
外国馬 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%

勝ち馬の全てはJRA勢で、関西馬が中心。

 

●馬齢 成績 勝率 連対率 複勝率
3歳 1-1-9-15 5.9% 11.8% 11.8%
4歳 4-2-2-25 12.1% 18.2% 24.2%
5歳 3-1-1-21 11.5% 15.4% 19.2%
6歳 1-2-4-24 3.2% 9.7% 22.6%
7歳 1-4-0-18 4.3% 21.7% 21.7%
8歳以上 0-0-3-17 0.0% 0.0% 15.0%

勝ち馬では4~5歳が中心も、7歳まで幅広く連対馬が出ている。
さすがに8歳以上になると連対馬も出ないが、3着が3頭と全く無視はできない。
馬齢からは絞り難く、軽視のファクタ。

 

●枠順 成績
1枠 0-0-1
2枠 0-1-1
3枠 2-0-2
4枠 2-3-1
5枠 2-1-1
6枠 2-0-2
7枠 2-4-1
8枠 0-1-1

3~7枠と、やや中枠の成績が良い。
1、2、8枠からは勝ち馬が出ていない。

 

●前走レース 成績
チャンピオンズC 6-5-4
JCダート 2-2-2
JBCクラシック 2-0-0
勝島王冠 0-2-1
MC南部杯 0-1-0
浦和記念 0-0-3

勝ち馬は、チャンピオンズC、JCダート、JBCクラシックからのみ。
前走G1が必須となる。

 

●前走人気 成績
前走1番人気 2-3-1
前走2番人気 3-3-3
前走3番人気 0-0-3
前走4番人気 2-1-0
前走5番人気 1-0-1
前走6番人気~ 2-3-2

前走1~5番人気が中心。
勝ち馬の80%、2着馬の70%、3着馬の80%が該当。
6番人気以下の人気薄からの巻き返しも、全てJRA勢。

 

●前走着順 成績
前走1着 1-1-3
前走2着 2-4-1
前走3着 3-0-1
前走4着 1-0-2
前走5着 2-1-1
前走6着~ 1-4-2

前走1着からは1頭の勝ち馬しか出ていない。
つまり、前走からの連勝は難しいという事になる。
2021年2着のクリンチャー(前走14着)、2018年3着のケイティブレイブ(前走11着)、2017年2着のサウンドトゥルー(前走11着)、2014年2着のコパノリッキー(前走12着)のように、2桁着順からの巻き返しもあり、前走着順からは絞り辛い。

 

●まとめ
【勝ち馬候補】
ノットゥルノ
メイショウハリオ
サンライズホープ
レッドガラン

【2、3着候補】
ウシュバテソーロ
カジノフォンテン
ショウナンナデシコ

ノットゥルノは、ジャパンダートダービー馬。
前走は5番人気、0.7秒差8着とギリギリだが、傾向に該当。
鞍上は、日本ダービーとジャパンダートダービーを制したレジェンド・武豊騎手。
前走の内容はイマイチだが、巻き返してくる可能性はある。

メイショウハリオは、今年は、マーチSと帝王賞を勝って重賞2勝。
JBCクラシックでは、1.2秒差5着と負けたが、帝王賞と同じ舞台で復活も。

サンライズホープは、前々走のみやこSを11番人気ながら見事に差し切り勝ち。
チャンピオンズCでも11番人気ならが0.7秒差6着と健闘。
好走しても人気にならないタイプで、狙いどころでもある。

レッドガランは、初のダート戦が前走のチャンピオンズCでは、さすがに好走は難しかった。
後方から後方で終わる内容では、評価できる部分は無く、7歳馬。
ここも軽視が順当だろう。

前走G1以外の路線からは、ウシュバテソーロの勢いが凄い。
過去4戦連続で上り1番時計を記録し、不良馬場で出遅れたラジオ日本賞以外は、全て快勝。
確たる主役不在のここなら、好走も十分に考えられる。

かしわ記念を勝ったショウナンナデシコだが、牝馬の東京大賞典参戦が無く、傾向に当て嵌まらない。
S指数は通用するレベルの数値が出ているが、距離が長いだろう。

勝島王冠1番人気3着のカジノフォンテンは、地方勢では唯一、2、3着に来る可能性がある。
前走地方重賞を負けて人気を落とすと見られ、穴党はチェックが必要だ。

今年は、少々小粒なメンバーで、どの馬にもチャンスがある。
1年の締め括りというよりは、新時代の幕開けとなるかも知れない。

(編集長・katsu)

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