キーンランドC(G3)は、札幌芝1200mで行われる3歳以上の別定G3。
1番人気の勝率は低いが、人気上位馬での決着が多く、順番が難しいレース。
尚、以下のデータは、函館開催となった2012年を除く過去10年となっている。
では、過去10年の傾向データを見ていこう。
●人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2-3-1-4 20.0% 50.0% 60.0%
2番人気 1-4-0-5 10.0% 50.0% 50.0%
3番人気 3-0-2-5 30.0% 30.0% 50.0%
4番人気 0-1-2-7 0.0% 10.0% 30.0%
5番人気 1-0-2-7 10.0% 10.0% 30.0%
6番人気 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
7番人気 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
8番人気 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
9番人気 0-1-3-6 0.0% 10.0% 40.0%
10番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
11番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
13番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%
●開催年 3着内人気
2022年 6-2-4
2021年 3-7-10
2020年 5-2-9
2019年 1-2-3
2018年 1-4-9
2017年 12-2-5
2016年 2-1-3
2015年 8-9-1
2014年 3-1-5
2012年 3-1-4
1番人気は、勝率20%、連対率50%、複勝率60%で、連軸としてギリギリ機能している。
中心は、1～3番人気で、連軸率90%。
連軸は、この3頭から選びたい。
2桁人気は、2021年3着(10番人気)、2017年1着(12番人気)の2頭のみで大きく割引きと見る。
●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
関東馬 4-2-4-51 6.6% 9.8% 16.4%
関西馬 6-8-6-69 6.7% 15.7% 22.5%
その他 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
勝率は、ほぼ互角だが、連対率、複勝率で関西馬が優勢。
●馬齢 成績 勝率 連対率 複勝率
3歳馬 2-3-0-20 8.0% 20.0% 20.0%
4歳馬 3-3-4-20 10.0% 20.0% 33.3%
5歳馬 4-3-3-33 9.3% 16.3% 23.3%
6歳馬 0-1-1-25 0.0% 3.7% 7.4%
7歳～ 1-0-2-24 3.7% 3.7% 11.1%
中心は、3～5歳。
勝ち馬の90%、2着馬の90%、3着馬の70%が該当している。
6歳以上が馬券にならないという事ではないが、一気に率が落ちるので、割引きと見た方が良いだろう。
●枠順 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 0-0-1-16 0.0% 0.0% 5.9%
2枠 1-0-1-14 6.3% 6.3% 12.5%
3枠 0-2-0-17 0.0% 10.5% 10.5%
4枠 2-3-1-14 10.0% 25.0% 30.0%
5枠 0-1-2-17 0.0% 5.0% 15.0%
6枠 3-1-0-16 15.0% 20.0% 20.0%
7枠 3-1-3-13 15.0% 20.0% 35.0%
8枠 1-2-2-15 5.0% 15.0% 25.0%
4枠から外の勝率、連対率が高く、内よりは外が優勢。
特に最内枠は、3着が1頭のみで鬼門となっている。
●脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 2-1-2-5 20.0% 30.0% 50.0%
先行 1-4-3-28 2.8% 13.9% 22.2%
差し 6-3-4-43 10.7% 16.1% 23.2%
追込 1-2-1-45 2.0% 6.1% 8.2%
捲り 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
逃げ～差しが優勢で、追込となると率が一気に落ちるので割引き。
行き切れる逃げ馬か、上りの速い差し馬の勝率が高い。
●前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
函館SS 3-2-2-25 9.4% 15.6% 21.9%
UHB賞 2-2-1-45 4.0% 8.0% 10.0%
アイビスS 2-0-1-14 11.8% 11.8% 17.6%
葵S 1-1-0-2 25.0% 50.0% 50.0%
NHKマイ 1-0-0-4 20.0% 20.0% 20.0%
TVh 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
CBC賞 0-2-0-4 0.0% 33.3% 33.3%
札幌日刊 0-1-1-0 0.0% 50.0% 100.0%
函館日刊 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
ヴィクトリ 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0%
高松宮記念 0-0-2-3 0.0% 0.0% 40.0%
青函S 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
京王杯SC 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
中京記念 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
その他 0-0-0-20 0.0% 0.0% 0.0%
6つの様々なレースから勝ち馬が出ているが、函館SS、UHB賞が中心。
前走札幌又は函館からの参戦が馬券の半数以上を占めており、軸はここからとなる。
●前走人気 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 4-4-2-13 17.4% 34.8% 43.5%
前走2人気 0-2-0-10 0.0% 16.7% 16.7%
前走3人気 0-1-2-16 0.0% 5.3% 15.8%
前走4人気 0-0-1-14 0.0% 0.0% 6.7%
前走5人気 0-1-0-11 0.0% 8.3% 8.3%
前走6～9人 2-2-1-26 6.5% 12.9% 16.1%
前走10人～ 3-0-4-30 8.1% 8.1% 18.9%
前走1，2番人気が中心。
頭数は少ないが、率が良く、その他の条件よりは軸向き。
●前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1着 3-4-4-20 9.7% 22.6% 35.5%
前走2着 1-1-0-16 5.6% 11.1% 11.1%
前走3着 1-2-1-10 7.1% 21.4% 28.6%
前走4着 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0%
前走5着 0-1-0-4 0.0% 20.0% 20.0%
前走6～9着 4-1-3-31 10.3% 12.8% 20.5%
前走10着～ 0-1-2-32 0.0% 2.9% 8.6%
前走1～5着が中心。
勝ち馬の60%、2着馬の80%、3着馬の50%となっている。
連軸としては中心だが、1着、3着を考えると、9着まで見る必要がある。
着差では、0.9秒差以内がボーダーラインで、1.0秒差以上負けからは、3着が2頭のみで割引き。
●まとめ
・連軸は、当日1～3番人気。
・2桁人気は割引き
・関西馬がやや優勢
・3～5歳
・4枠から外
・行き切れる逃げ、速い上りのある差し
・前走札幌、函館組
・前走1，2番人気
・前走1～5着が連軸
・前走0.9秒差以内がボーダーライン
【勝ち馬候補】
キミワクイーン
シナモンスティック
シュバルツカイザー
トウシンマカオ
【2，3着候補】
ウインマーベル
ナムラクレア
ブトンドール
【3着候補】
ジュビリーヘッド
ゾンニッヒ
【その他】
ヴァトレニ
サトノアイ
マイネルジェロディ
レッドベルオーブ
ロードマックス
キミワクイーンは、休み明けの前走・函館SSで、上り1番時計34.4秒を繰り出し、大外一気を決めた。
引き続き、斤量も55kg、鞍上も継続騎乗で、順調なら軸候補。
シナモンスティックは、UHB賞を1:08.2で快勝。
これは、函館SSと同タイムでもあり、上りは2番時計ながら33.7秒と切れた。
課題は、中1週というローテーションだが、クリアできるようなら上位争い。
シュバルツカイザーは、しらかばSを1:07.4のレコード勝ち。
ハンデ戦で55kgだったこともあるが、前々走からの連勝で、内容は優秀。
こちらも順調なら上位争いできる。
トウシンマカオは、前走・函館SSでは、1番人気に支持されるも、0.3秒差3着。
しかし、そもそも、休み明けは走らないタイプ。
一叩きしての上積みを見込め、春同様の切れのある差し脚が期待できる。
去年のスプリンターズS2着馬のウインマーベルも、休み明けは得意な方ではない。
前走の内容がどうこうというより、そもそも、ここは叩き台の感が強く、重い印には推し辛い。
1番人気が予想されるナムラクレアの前走は、明らかに距離の壁があり、度外視できる。
仕上がった際は、シルクロードSで見せた強烈な末脚があるのと、高松宮記念で見せた道悪適性の高さは、軽視禁物。
ただし、傾向からは△評価止まりとなっており、扱いが難しい。
ブトンドールは、傾向からは△評価に残ったが、上りの時計が無い。
恵まれた際の一頭と考えたい。
ジュビリーヘッドは、前走の函館SSで、0.1秒差2着と好走。
この2着が傾向に当て嵌まり、6歳ながら☆評価を得た。
仕上がり次第で3着までなら台頭可能。
ゾンニッヒは、時計が無く、ここへ入ると実力が一枚落ちる。
後は、レジェンド・武豊騎手頼みか。
その他、2桁人気となる各馬で、可能性がある馬をその他とした。
中でも、レッドベルオーブは、時計の裏付けもあり、2桁人気でも注意したい。
日曜の雨がどの程度なのかも大きく関わってくるだろうが、傾向からは、上記の上位7頭が本線。
後は、枠、当日人気を見ながら軸を選んでいきたい。
(編集長・katsu)