朝日杯FS(G1)は、阪神芝1600mで行われる2歳限定のG1。
2013年までは中山で行われており、現在の阪神開催となって9年目となる。
昨年は、1番人気ドルチェモアが勝利し、2着、3着も人気通りの決着となった。
では、過去10年の傾向データを見ていこう。
●人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 4-2-2-2 40.0% 60.0% 80.0%
2番人気 2-3-1-4 20.0% 50.0% 60.0%
3番人気 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
4番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
5番人気 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
6番人気 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
7番人気 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
8番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
9番人気 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
10番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
11番人気 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
12番人気 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
13番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
15番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0%
17番人気 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
18番人気 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
●開催年 3着内人気
2022年 1-2-3
2021年 3-1-4
2020年 7-2-1
2019年 1-2-14
2018年 2-9-1
2017年 1-3-2
2016年 6-7-12
2015年 2-1-11
2014年 1-14-3
2013年 4-6-5
1番人気は、勝率40%、連対率60%、複勝率80%と、連軸としては機能している。
中心は、1～3番人気。
勝ち馬の70%、2着馬の60%、3着馬の50%が該当。
連軸率は80%と高く、この3頭の中に連軸がいると考えたい。
2桁人気は、2019年3着(14番人気)、2016年3着(12番人気)、2015年3着(11番人気)、2014年2着(14番人気)で、馬券率40%。
簡単には切り捨てられず、注意が必要。
●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
関東馬 4-2-3-32 9.8% 14.6% 22.0%
関西馬 6-8-7-100 5.0% 11.6% 17.4%
その他 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
頭数では関西馬だが、率では関東馬。
実力のある関東馬には、注意が必要。
また、牝馬は、0-0-1-6 で割引き。
●枠順 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 4-1-0-11 25.0% 31.3% 31.3%
2枠 0-0-3-15 0.0% 0.0% 16.7%
3枠 1-2-0-15 5.6% 16.7% 16.7%
4枠 1-2-2-13 5.6% 16.7% 27.8%
5枠 1-2-1-14 5.6% 16.7% 22.2%
6枠 0-2-0-16 0.0% 11.1% 11.1%
7枠 0-0-3-17 0.0% 0.0% 15.0%
8枠 2-0-0-19 9.5% 9.5% 9.5%
1～5枠 8-7-6-68
6～8枠 2-3-4-52
6枠から外になると勝率、連対率、複勝率が落ちるので、1～5枠くらいまでがターゲットになる。
●脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0-0-1-8 0.0% 0.0% 11.1%
先行 5-1-1-26 15.2% 18.2% 21.2%
差し 3-7-6-47 4.8% 15.9% 25.4%
追込 1-1-1-39 2.4% 4.8% 7.1%
先行＞差し＞追込＞逃げの順。
速い上りのある先行馬が優勢で、勝ち切るには必須項目となる。
●キャリア 成績 勝率 連対率 複勝率
1戦 1-0-1-4 16.7% 16.7% 33.3%
2戦 5-4-3-34 10.9% 19.6% 26.1%
3戦 3-4-2-38 6.4% 14.9% 19.1%
4戦 1-2-4-31 2.6% 7.9% 18.4%
5戦 0-0-0-11 0.0% 0.0% 0.0%
6戦 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
7戦 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
8戦 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
9戦 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
10戦以上 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
中心は、1～3戦。
4戦では、勝率、連対率が1桁になり、5戦以上になると馬券になっていないので割引き。
●前走距離 成績 勝率 連対率 複勝率
同距離 7-6-6-45 10.9% 20.3% 29.7%
今回延長 1-3-3-62 1.4% 5.8% 10.1%
今回短縮 2-1-1-26 6.7% 10.0% 13.3%
同距離が理想だが、延長となると連対率も1桁になり、3着視が濃厚となる。
●前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
サウジRC 3-2-1-5 27.3% 45.5% 54.5%
ベゴニア賞 2-0-0-1 66.7% 66.7% 66.7%
デイリ2S 1-4-2-18 4.0% 20.0% 28.0%
未勝利 1-0-1-12 7.1% 7.1% 14.3%
新馬 1-0-1-3 20.0% 20.0% 40.0%
オキザリス 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
アイビーS 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
京王杯2S 0-2-2-24 0.0% 7.1% 14.3%
東スポ2S 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1%
からまつ賞 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
いちょうS 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
萩S 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
千両賞 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
その他 0-0-0-60 0.0% 0.0% 0.0%
新馬、未勝率、1勝クラス 5-1-3-45
OP、重賞 5-9-7-84
勝ち馬の頭数は頭数だが、2，3着を見ると、OP、重賞が圧倒的。
逆の見方をすると、条件戦以下からでも5頭の勝ち馬が出ているので、軽視禁物となる。
●前走人気 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 6-4-5-22 16.2% 27.0% 40.5%
前走2人気 4-1-3-23 12.9% 16.1% 25.8%
前走3人気 0-4-0-17 0.0% 19.0% 19.0%
前走4人気 0-0-1-20 0.0% 0.0% 4.8%
前走5人気 0-0-0-14 0.0% 0.0% 0.0%
前走6～9人 0-0-1-27 0.0% 0.0% 3.6%
前走10人～ 0-1-0-10 0.0% 9.1% 9.1%
前走1～3番人気が中心。
勝ち馬の100%、2着馬の90%、3着馬の80%が該当。
4番人気以下の馬の馬券率は低く、割引きと見て良い。
●前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1着 10-6-8-63 11.5% 18.4% 27.6%
前走2着 0-2-1-23 0.0% 7.7% 11.5%
前走3着 0-0-1-10 0.0% 0.0% 9.1%
前走4着 0-1-0-6 0.0% 14.3% 14.3%
前走5着 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0%
前走6～9着 0-1-0-18 0.0% 5.3% 5.3%
前走10着～ 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%
前走1～2着が中心。
勝ち馬の100%、2着馬の80%、3着馬の90%が該当。
勝ち馬となるには、前走勝ちが必須となる。
●まとめ
・連軸は、当日1～3番人気
・率では関東馬
・1～5枠 8-7-6-68
・上りの速い先行～差し
・キャリア1～3戦
・今回距離延長は3着まで
・連軸は、前走OP、重賞 5-9-7-84
・前走1～3番人気
・前走1～2着
・前走1着 10-6-8-63
【勝ち馬候補】
エコロヴァルツ
ジャンタルマンタル
セットアップ
ダノンマッキンリー
ナイトスラッガー
【2，3着候補】
シュトラウス
【3着候補】
オーサムストローク
サトミノキラリ
タイキヴァンクール
エコロヴァルツの前走は、向正面で先頭に立つと、そのまま押し切り、2着に1.0秒を付ける圧勝。
怪我から復帰してくる武豊騎手の継続騎乗もプラスで、圏内十分。
ジャンタルマンタルは、鮫島騎手が「自信があった。」と言う前走では、先行から直線で抜け出すと危な気ない勝ち方で重賞制覇。
着差は0.3秒差だが、楽に抜け出してまだ伸びている所を見ると、まだまだ奥がありそう。
S指数も高い。
セットアップは、札幌2歳Sを逃げ切り、0.7秒差の圧勝。
デビューから3戦連続逃げる競馬なので、ここで押える競馬ができるのか？という課題もあるが、ポテンシャルは十分。
ダノンマッキンリーは、前走が1勝クラスの芝1400m戦なので、本来、傾向からは☆評価とも取れるのだが、時計と内容が2歳馬としては優秀で、勝ち馬候補に残した。
特にS指数は既にG1クラスの数値が出ており、芝1600mに対応できれば、快勝まである。
ナイトスラッガーは、条件はクリアしているが、上位馬と比較すると内容が追い付いていない。
中1週という事もあって、更に難しいか。
東スポ2歳Sを勝ったシュトラウスは、前走が4番人気で2，3着候補まで。
ポテンシャルの高さは見た通りだが、サウジアラビアRCの時のように力んで走るような気性も見える。
輸送もあるので、当日の気配に注意。
以下、キャリア4戦のオーサムストローク、前走芝1400m組のサトミノキラリ、タイキヴァンクールまでが3着候補となる。
1600mまでではなく、来春のクラシックを展望できる馬もいて、中々難しいが、ハッキリしている傾向が多いので、あまり無理に考える必要はないレースと思っている。
(編集長・katsu)