京都記念(G2)は、京都芝2200mで行われる4歳以上の別定G2。
昨年は、凱旋門賞以来となったドウデュースが4コーナーから馬なりで進出。
持ったまま後続を突き放す、圧勝劇を演じた。
以下のデータは、阪神で行われた2021年～2023年を除く過去10年となっている。
では、過去10年の傾向データを見ていこう。
●人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2-2-2-4 20.0% 40.0% 60.0%
2番人気 0-2-4-4 0.0% 20.0% 60.0%
3番人気 2-3-2-3 20.0% 50.0% 70.0%
4番人気 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
5番人気 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0%
6番人気 4-0-0-6 40.0% 40.0% 40.0%
7番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
8番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
9番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
10番人気 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0%
11番人気 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-0-0-0 0.0% 0.0% 0.0%
17番人気 0-0-0-0 0.0% 0.0% 0.0%
18番人気 0-0-0-0 0.0% 0.0% 0.0%
●開催年 3着内人気
2020年 1-2-3
2019年 6-1-2
2018年 4-3-1
2017年 3-5-1
2016年 6-3-4
2015年 3-4-2
2014年 6-2-4
2013年 6-3-2
2012年 5-1-3
2011年 1-5-2
1番人気は、勝率20%、連対率40%、複勝率60%と、ｷﾞﾘｷﾞﾘ3連軸として機能している程度。
中心は、1～4番人気。
勝ち馬の50%、2着馬の80%、3着馬の100%が該当しており、3連軸率100%。
その他の相手も、全て5，6番人気なので、実質6頭立て。
当然2桁人気の出番は無く、大きく割引き。
●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
関東馬 2-2-1-19 8.3% 16.7% 20.8%
関西馬 8-8-9-62 9.2% 18.4% 28.7%
関西圏のﾚｰｽなので、頭数では関西馬が圧倒的。
だが、関東馬も率は同等で、態々ここへ出てくるようなら注意が必要。
●馬齢 成績 勝率 連対率 複勝率
4歳 4-6-3-20 12.1% 30.3% 39.4%
5歳 5-1-6-15 18.5% 22.2% 44.4%
6歳 1-2-1-24 3.6% 10.7% 14.3%
7歳～ 0-1-0-22 0.0% 4.3% 4.3%
5歳＞4歳＞6歳＞7歳以上の順。
4，5歳が圧倒的で、7歳以上は2着が1頭のみなので、基本的には割引きと見て良い。
●枠順 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 0-3-0-7 0.0% 30.0% 30.0%
2枠 1-0-1-9 9.1% 9.1% 18.2%
3枠 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
4枠 2-2-1-6 18.2% 36.4% 45.5%
5枠 0-1-1-12 0.0% 7.1% 14.3%
6枠 3-0-1-12 18.8% 18.8% 25.0%
7枠 1-3-1-14 5.3% 21.1% 26.3%
8枠 2-1-4-13 10.0% 15.0% 35.0%
4枠から外が優勢で 8-7-8-57 となっているが、全ての枠から連対馬が出ているように大きな差は無い。
●脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
先行 8-4-7-21 20.0% 30.0% 47.5%
差し 1-4-2-19 3.8% 19.2% 26.9%
追込 0-1-1-31 0.0% 3.0% 6.1%
捲り 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
先行＞差し＞逃げ＞追込＞捲りの順。
ペースが落ち着くことが多く、前目が優勢。
当然、速い上りも必要となってくる。
●前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
有馬記念 2-1-3-6 16.7% 25.0% 50.0%
香港V 2-1-0-0 66.7% 100.0% 100.0%
エリザベス 1-1-0-5 14.3% 28.6% 28.6%
中山金杯 1-1-0-6 12.5% 25.0% 25.0%
菊花賞 1-1-0-2 25.0% 50.0% 50.0%
天皇賞秋 1-1-0-1 33.3% 66.7% 66.7%
AJCC 1-0-1-10 8.3% 8.3% 16.7%
新潟記念 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
JC 0-1-2-4 0.0% 14.3% 42.9%
ディセンバ 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
ステイヤー 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0%
マイルCS 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
日経新春杯 0-0-1-18 0.0% 0.0% 5.3%
宝塚記念 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
天皇賞春 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
凱旋門 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
その他 0-0-0-26 0.0% 0.0% 0.0%
8つの様々なレースから勝ち馬が出ており、その全てが重賞。
別定G2らしく、レースの格は重要。
●前走人気 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 1-1-1-8 9.1% 18.2% 27.3%
前走2人気 1-3-1-7 8.3% 33.3% 41.7%
前走3人気 1-0-1-4 16.7% 16.7% 33.3%
前走4人気 1-1-0-4 16.7% 33.3% 33.3%
前走5人気 0-1-2-7 0.0% 10.0% 30.0%
前走6～9人 2-3-2-23 6.7% 16.7% 23.3%
前走10人～ 2-0-2-27 6.5% 6.5% 12.9%
綺麗にバラけており、前走人気からは絞り込み辛い。
10番人気以下になると連対率が1桁になるので、ここからの巻き返しはあっても3着までと見たい。
●前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1着 2-2-0-10 14.3% 28.6% 28.6%
前走2着 1-3-3-7 7.1% 28.6% 50.0%
前走3着 1-1-1-4 14.3% 28.6% 42.9%
前走4着 0-1-1-7 0.0% 11.1% 22.2%
前走5着 1-1-0-7 11.1% 22.2% 22.2%
前走6～9着 4-1-3-22 13.3% 16.7% 26.7%
前走10着～ 1-1-2-23 3.7% 7.4% 14.8%
こちらもかなり綺麗にバラけている。
着差で見ても、1.9秒差以内負けがボーダーラインと幅広く、軽視のファクタと見て良い。
●まとめ
・当日、1～4番人気から3連軸
・相手も6番人気まで
・4，5歳 9-7-9-35
・4～8枠 8-7-8-57
・上りの速い先行～差し
・前走重賞組 10-9-10-69
・前走人気度外視
・前走着差度外視
【勝ち馬候補】
プラダリア
べラジオオペラ
マテンロウレオ
ルージュエヴァイユ
【2，3着候補】
ブレイブロッカー
【3着候補】
該当なし
プラダリアは、前々走の京都大賞典で重賞2勝目。
前走の有馬記念では、12番人気1.0秒差14着と大敗したが、その他の重賞では概ね堅実。
ただし、速い上りとなると厳しいので、できれば一雨欲しい。
べラジオオペラは、日本ダービー以来となるチャレンジCでタイム差無しの1着。
春のスプリングSに続いて、重賞2勝目を挙げた。
日本ダービーでも上り1番時計33.0秒を繰り出し、タイム差無しの4着としているように、上り勝負は歓迎。
チャレンジCからのローテーションが初なのでサンプルが無いが、馬体の成長も含めて充実中の一頭。
マテンロウレオは、昨年の2着馬。
前走の中山金杯では、58.5kgのトップハンデを背負い、0.4秒差7着。
いっきに1.5kg減となるのは大きなプラスだが、近走の感じからすると上り勝負は分が悪そう。
展開の助けがいる。
ルージュエヴァイユは、エプソムC、府中牝馬S、エリザベス女王杯と3戦連続で2着。
いずれも0.2秒差以内の僅差の勝負で、見た目には、いつ重賞を勝ってもおかしくない。
休養明けや輸送も苦にしないので、仕上がり良ければ好勝負可能。
格下だが、上り勝負ならブレイヴロッカーも面白い。
このメンバーに入っても、2200m1位、2000m2位、2400m2位と上位の時計。
傾向外から一発があるならこの馬か。
脚質や時計などから考えるとべラジオオペラが一歩リードしているように見える。
日本ダービー4着馬は、その後、重賞を勝てないというジンクスも払拭した馬でもあり、ここでも大負けは無いだろう。
比較的スローの上り勝負になる事が多いレースでもあるので、ブレイヴロッカーには警戒したい。
(編集長・katsu)