フェブラリーS(G1)は、東京ダート1600mで行われる4歳上のG1。
1，2番人気が強く、堅めの決着が目立つ。
昨年はレモンポップが根岸Sに続いて快勝し、初G1制覇となった。
では、過去10年の傾向データを見ていこう。
●人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 5-2-2-1 50.0% 70.0% 90.0%
2番人気 3-2-0-5 30.0% 50.0% 50.0%
3番人気 0-1-2-7 0.0% 10.0% 30.0%
4番人気 1-0-2-7 10.0% 10.0% 30.0%
5番人気 0-3-0-7 0.0% 30.0% 30.0%
6番人気 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
7番人気 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
8番人気 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
9番人気 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
10番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
11番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 1-1-0-7 11.1% 22.2% 22.2%
●開催年 3着内人気
2023年 1-3-4
2022年 2-5-4
2021年 1-9-8
2020年 1-16-3
2019年 1-2-8
2018年 4-1-6
2017年 2-5-1
2016年 2-1-7
2015年 1-5-3
2014年 16-2-1
1番人気は、勝率50%、連対率70%、複勝率90%で、軸として機能している。
中心は、1～5番人気。
勝ち馬の90%、2着馬の100%、3着馬の60%が該当しており、馬連は5頭立てで、3着も8番人気以内。
2桁人気は、2020年2着(16番人気)、2014年1着(16番人気)の2頭のみで割引き。
●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
関東馬 4-1-0-21 15.4% 19.2% 19.2%
関西馬 6-9-10-97 4.9% 12.3% 20.5%
その他 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
頭数は関西馬だが、勝率では関東馬が優勢。
●馬齢 成績 勝率 連対率 複勝率
4歳馬 4-1-1-19 16.0% 20.0% 24.0%
5歳馬 4-4-4-24 11.1% 22.2% 33.3%
6歳馬 2-1-3-27 6.1% 9.1% 18.2%
7歳～ 0-4-2-58 0.0% 6.3% 9.4%
4歳＞5歳＞6歳＞7歳以上と若い順。
7歳以上になると勝ち馬は出ていない。
●枠順 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 0-0-0-19 0.0% 0.0% 0.0%
2枠 3-0-2-14 15.8% 15.8% 26.3%
3枠 1-1-2-16 5.0% 10.0% 20.0%
4枠 2-1-1-16 10.0% 15.0% 20.0%
5枠 0-2-3-15 0.0% 10.0% 25.0%
6枠 2-0-2-16 10.0% 10.0% 20.0%
7枠 2-2-0-16 10.0% 20.0% 20.0%
8枠 0-4-0-16 0.0% 20.0% 20.0%
外枠有利のコースとなっており、1枠は鬼門。
ただ、8枠から勝ち馬はでておらず、2枠から3勝しているのを見ると、最内が割引きということ以外は、あまり気にしなくて良さそうだ。
●脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
先行 6-1-2-31 15.0% 17.5% 22.5%
差し 2-6-4-45 3.5% 14.0% 21.1%
追込 1-2-4-44 2.0% 5.9% 13.7%
上りの速い先行～差しが中心。
上り5番時計以内が 10-9-9-33 となっており、ある程度のポジションを取れ、且つ上りの脚がある馬が優勢。
●前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
根岸S 4-2-3-49 6.9% 10.3% 15.5%
チャンピオ 3-3-2-9 17.6% 35.3% 47.1%
東海S 2-1-1-16 10.0% 15.0% 20.0%
フェアウェ 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
川崎記念 0-2-0-13 0.0% 13.3% 13.3%
東京大賞典 0-1-2-13 0.0% 6.3% 18.8%
JBCスプ 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
武蔵野S 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
JCダート 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
その他 0-0-0-26 0.0% 0.0% 0.0%
根岸S、チャンピオンズC、東海S、フェアウェルSから勝ち馬が出ている。
特に根岸Sは、8年連続で馬券に絡んでおり要注意。
●前走人気 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 4-3-2-24 12.1% 21.2% 27.3%
前走2人気 2-1-1-20 8.3% 12.5% 16.7%
前走3人気 2-3-3-15 8.7% 21.7% 34.8%
前走4人気 1-0-2-9 8.3% 8.3% 25.0%
前走5人気 0-0-0-11 0.0% 0.0% 0.0%
前走6～9人 1-2-1-28 3.1% 9.4% 12.5%
前走10人～ 0-1-1-18 0.0% 5.0% 10.0%
前走1～4番人気が中心。
勝ち馬の90%、2着馬の70%、3着馬の80%が該当。
特に3番人気以内の連対列が高い。
●前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1着 6-3-3-25 16.2% 24.3% 32.4%
前走2着 0-3-2-14 0.0% 15.8% 26.3%
前走3着 0-1-1-13 0.0% 6.7% 13.3%
前走4着 0-1-0-13 0.0% 7.1% 7.1%
前走5着 0-0-1-12 0.0% 0.0% 7.7%
前走6～9着 2-2-1-29 5.9% 11.8% 14.7%
前走10着～ 2-0-2-21 8.0% 8.0% 16.0%
前走1.2着が中心。
勝ち馬の60%、2着馬の60%、3着馬の50%が該当。
連対率が15%以上なのはこの2頭のみで、連軸候補。
着差では、1.9秒差以内負けがボーダーラインで、2.0秒差以上負けからは1着、3着が1頭ずつで割引き。
●まとめ
・当日1番人気
・連対軸は当日5番人気以内
・3着は頭軸8番人気以内
・4歳＞5歳＞6歳＞7歳以上と若い順で7歳以上からは勝ち馬なし
・1枠鬼門
・上りの速い先行～差し
・前走根岸S、チャンピオンズC、東海S
・前走1～4番人気
・前走1，2着馬
・着差1.9秒差以内負けがボーダーライン
【勝ち馬候補】
オメガギネス
【2，3着候補】
イグナイター
ウィルソンテソーロ
サンライズフレイム
ドゥラエレーデ
ペプチドナイル
【3着候補】
キングスソード
シャマル
タガノビューティー
【芝からの参戦】
ガイアフォース
シャンパンカラー
オメガギネスは、東海Sを1番人気0.2秒差2着。
3か月半の休み明けとしては上々で、ルメール騎手への乗り替りもプラス。
イグナイターは、JBCスプリントを勝って、初G1制覇。
2着のリメイクに0.3秒差を付ける快勝だった。
南部杯のレモンポップを物差しにすると、相当厳しい戦いになりそうだが、傾向からはこの評価。
ウィルソンテソーロは、チャンピオンズC、東京大賞典と、G1を2戦連続2着。
前走人気が引っ掛かってこの評価だが、実績は十分。
ただ、マイルはちょっと忙しい。
サンライズフレイムは、4連勝で挑んだ根岸Sを0.5秒差3着。
休み明けとしてはそれなりに格好を付け、未だ着外なしという好成績をキープしている。
上積みがあれば好走可能。
ドゥラエレーデは、東京大賞典を4番人気0.2秒差3着という結果が出ているので、傾向からはこの評価。
ただ、血統的にはダート適性が高い方ではないので、重い印は打ち辛い。
ペプチドナイルは、東海Sを3番人気0.5秒差6着。
得意ではない重馬場での結果と考えれば上々で、良で見直しも。穴で一考。
今回は、前走芝組として、ガイアフォース、カラテ、ジャスティンカフェ、シャンパンカラーの4頭が参戦。
実績が無いので、血統からしか判断はできないが、当サイトの血統研究所の評価としては、ダート適性があるのはガイアフォースとシャンパンカラーの2頭。
この2頭は、勝ってもおかしくない評価が出ているので、勝ち馬候補としてカウントしておく必要がある。
メンバー的にはかなり寂しいメンバーとなった今年のフェブラリーSだが、芝からの参戦組がどこまで通用するのか？など、楽しみな部分は多い。
その分、馬券の難易度はグッと増すが、払戻しに反映されるなら頑張りがいがある。
(編集長・katsu)