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マーチS2024過去10年の傾向データ

マーチS(G3)は、中山ダート1800mで行われる4歳以上のハンデG3。
ハンデ戦らしく波乱含みのレースで、2019年には3連単124万馬券も飛び出した。
では、過去10年の傾向データを見ていこう。

 

●人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気 1-2-2-5 10.0% 30.0% 50.0%
2番人気 2-3-1-4 20.0% 50.0% 60.0%
3番人気 1-0-2-7 10.0% 10.0% 30.0%
4番人気 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
5番人気 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
6番人気 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
7番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
8番人気 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
9番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
10番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
11番人気 0-1-2-7 0.0% 10.0% 30.0%
12番人気 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
13番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0%

●開催年 3着内人気
2023年 5-1-11
2022年 2-12-3-(1)
2021年 6-2-3
2020年 1-4-8
2019年 7-11-12
2018年 2-5-10
2017年 10-2-11
2016年 8-1-2
2015年 6-5-1
2014年 3-2-5

1番人気は、勝率10%、連対率30%、複勝率50%で、軸としては機能していない。
2番人気は、連対率50%、複勝率60%なので、ギリギリ連軸、3連軸として機能しているので、軸とするならこちらか。
2桁人気は、2023年3着(11番人気)、2022年2着(12番人気)、2019年2,3着(11,12番人気)、2018年3着(10番人気)、2017年1,3着(10,11番人気)、で馬券率50%。
あると思っていた方が良さそうだ。

 

●所属 成績 勝率 連対率 複勝率
関東馬 4-4-4-54 6.1% 12.1% 18.2%
関西馬 6-6-6-73 6.6% 13.2% 19.8%
その他 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%

頭数ではやや関西馬優勢だが、率では互角で、どちらも割り引く必要はない。

 

●馬齢 成績 勝率 連対率 複勝率
4歳馬 1-2-1-26 3.3% 10.0% 13.3%
5歳馬 3-3-2-24 9.4% 18.8% 25.0%
6歳馬 4-4-4-37 8.2% 16.3% 24.5%
7歳~ 2-1-4-41 4.2% 6.3% 14.6%

5,6歳馬が中心も、連対率では4歳も2桁あり、7歳以上でも3着は十分ある。

 

●枠順 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 0-1-1-18 0.0% 5.0% 10.0%
2枠 3-1-2-14 15.0% 20.0% 30.0%
3枠 0-1-3-15 0.0% 5.3% 21.1%
4枠 1-1-1-17 5.0% 10.0% 15.0%
5枠 1-1-0-18 5.0% 10.0% 10.0%
6枠 3-2-2-13 15.0% 25.0% 35.0%
7枠 0-1-2-17 0.0% 5.0% 15.0%
8枠 2-2-0-16 10.0% 20.0% 20.0%

内外の差は無く、どこからも狙える。

 

●脚質 成績 勝率 連対率 複勝率
逃げ 1-0-0-10 9.1% 9.1% 9.1%
先行 6-5-3-22 16.7% 30.6% 38.9%
差し 2-3-7-45 3.5% 8.8% 21.1%
追込 1-0-1-50 1.9% 1.9% 3.8%
捲り 0-2-0-1 0.0% 66.7% 66.7%

先行>捲り>差し>逃げ>追込の順。
勝ち馬の90%、2着馬の80%は上り5番時計以内なので、それなりの上りも必要。

 

●斤量 成績 勝率 連対率 複勝率
~53kg 0-0-0-11 0.0% 0.0% 0.0%
54kg 1-0-2-13 6.3% 6.3% 18.8%
55kg 1-2-2-22 3.7% 11.1% 18.5%
55.5kg 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
56kg 3-3-3-28 8.1% 16.2% 24.3%
56.5kg 0-0-1-5 0.0% 0.0% 16.7%
57kg 4-2-3-23 12.5% 18.8% 28.1%
57.5kg 1-3-0-13 5.9% 23.5% 23.5%
58kg~ 0-0-0-12 0.0% 0.0% 0.0%

54kg~57.5kgが中心。
全ての馬券はここからとなっており、53kg以下の軽斤量馬、58kg以上の重斤量馬からは馬券になっていない。
また、増減±1kg以内 8-9-9-91 となっており、ここが中心。

 

●前走レース 成績 勝率 連対率 複勝率
総武S 2-4-1-24 6.5% 19.4% 22.6%
フェブラリ 2-0-0-5 28.6% 28.6% 28.6%
東海S 1-1-1-5 12.5% 25.0% 37.5%
佐賀記念 1-0-1-9 9.1% 9.1% 18.2%
武蔵野S 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
チャンピオ 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
アルデバラ 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3%
金蹄S 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
仁川S 0-1-4-16 0.0% 4.8% 23.8%
ポルックス 0-1-1-9 0.0% 9.1% 18.2%
東京大賞典 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0%
フェアウェ 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
コリアC 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
報知GP 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
白嶺S 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
師走S 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
その他 0-0-0-51 0.0% 0.0% 0.0%

8つの様々なレースから勝ち馬が出ており、レースの格は問われない。

 

●前走人気 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 2-2-1-18 8.7% 17.4% 21.7%
前走2人気 2-1-2-9 14.3% 21.4% 35.7%
前走3人気 1-3-2-15 4.8% 19.0% 28.6%
前走4人気 0-0-2-6 0.0% 0.0% 25.0%
前走5人気 0-0-2-10 0.0% 0.0% 16.7%
前走6~9人 1-1-2-34 2.6% 5.3% 10.5%
前走10人~ 4-2-0-36 9.5% 14.3% 14.3%

10番人気以下からも4頭の勝ち馬、2頭の2着馬が出ており、かなり幅広い。
1~3番人気は、連対率が2桁あるので、こちらも中心視できる。

 

●前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
前走1着 3-3-2-23 9.7% 19.4% 25.8%
前走2着 1-2-5-10 5.6% 16.7% 44.4%
前走3着 1-1-1-12 6.7% 13.3% 20.0%
前走4着 0-1-1-9 0.0% 9.1% 18.2%
前走5着 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0%
前走6~9着 2-1-1-32 5.6% 8.3% 11.1%
前走10着~ 3-0-1-34 7.9% 7.9% 10.5%

前走1~5着が中心。
勝ち馬の50%、2着馬の90%、3着馬の80%が該当しており、連軸はここから。
着差では、1.9秒差以内負けがボーダーラインで、2.0秒差以上負けからは3着が1頭のみで割引き。

 

●まとめ
・2番人気の連対率50%、複勝率60%でギリギリ連軸、3連軸として機能している
・2桁人気の馬券率は50%と高い
・東西互角
・5,6歳馬が中心も、連対では4歳、3着なら7歳以上も
・内外の差は無い
・先行>捲り>差し>逃げ>追込の順
・上り5番時計以内が目安
・斤量54kg~57.5kgが中心
・前走斤量から増減±1kg以内 8-9-9-91
・前走レースは問われない
・前走1~3番人気の連対率が2桁も、10番人気以下からも4勝している
・前走1~5着が中心(最重要ファクター)
・着差1.9秒差以内負けがボーダーライン

【勝ち馬候補】
ヴァルツァーシャル
キタノリューオー
キタノヴィジョン
ゴールドハイアー

【2,3着候補】
ウェルカムニュース
ブライアンセンス

ヴァルツァーシャルは、前走のポルックスSを4番人気1着。
出遅れながらも上り3番時計37.4秒を繰り出し、2着に0.2秒差を付けた。
2走前の師走Sでも上り1番時計36.9秒を繰り出し、0.1秒差2着しているように末脚は安定している。
あとは、前目のポジションを上手く取れるかが鍵。

キタノリューオーは、そのポルックスSで6番人気0.2秒差2着。
上り1番時計36.7秒を繰り出し追い込んだが、届かず惜敗という競馬。
こちらは、2走前でヴァルツァーシャルを負かしているが、55kgでのもの。
今回は、前走からの1kg減となるが、どうか。

キタノヴィジョンは、総武Sを7番人気0.4秒差3着。
休み明けで、上り3番時計37.1秒、走破時計1:52.0は優秀で、上積みあれば更に前進も。

ゴールドハイアーは、その総武Sを6番人気1着。
上り2番時計37.0秒を繰り出し、0.1秒を付けた。
勝って57kgの同斤量なのもプラスで、上位争い可能。

ウェルカムニュースは、前走が仁川S。
4番人気タイム差無しの2着という内容は良いが、前走2000m 1-2-5-30 で頭までは狙い辛い。

1番人気が予想されるブライアンセンスは、1-2-1-26 の4歳馬。
前走の東海Sでは、5番人気0.5秒差4着と負けており、その上、プラス1kgの57kgはどうか。

2桁人気が馬券になっている時の共通点は、前走重賞で大敗した馬が、ここで巻き返すというパターン。
今回は、該当馬がいないので2桁人気馬の出番はなさそう。
上位人気馬の組み合わせで決めたい。

(編集長・katsu)

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