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ラジオNIKKEI賞2024過去10年の傾向データ

いよいよ夏競馬が本格化する。
この過去10年の傾向だが、今後は、重要度の高いファクタに絞ってレースを把握していきたいと思う。
そもそも傾向データは、「そのレースがどのようなレースなのか?」=「レース結果概要」を知るための数値であると認識している。
どの数値も、捉え方によってはどのようにも解釈できるため、本来の目的から離れてしまう事が多々あり、ここで方向修正をしたいと思う。

ラジオNIKKEI賞(G3)は、福島芝1800mで行われる3歳限定のハンデG3。
福島の開幕週という事もあり、ハンデ戦らしく波乱傾向のレースとなっている。
では、重要データを見て行こう。

 

●人気
連軸は1~4番人気。
単勝率80%、連軸率90%となっており、軸はこの4頭から選びたい。
相手は、9番人気まで見る必要がある。
2桁人気は、2015年3着(12番人気)、2021年2着(11番人気)の2頭のみで、割引きと見て良い。

 

●斤量
53kg~56.5kgが中心。
52kg以下の軽斤量馬、57kg以上の重斤量馬は割引き。

 

●枠順
全ての枠から連対馬が出ているが、1~3枠 7-3-5-33 となっており、内枠が有利と見て良い。

 

●脚質
小回りのスパイラルカーブコース。
内枠の先行が有利となる。
後方勢は差しまでとなり、追込みはあっても3着まで。
また、速い上りが重要で、1~5番時計 10-6-7-30 となっており、勝ち馬には必須条件。

 

●前走人気
勝ち馬は、1~5番人気。
前走重賞以外からで10番人気以下だった馬は馬券になった事がないので、大きく割引き。

 

●前走着順
勝ち馬は、1~4着。
着差では、1.9秒差以内負けがボーダーラインで、2.0秒差以上負けは割引き。

 

【勝ち馬候補】
オフトレイル
ショーマンフリート
ヤマニンアドホック

【2,3着候補】
ウインマクシマム
シリウスコルト

【3着候補】
アレグロブリランテ
サトノシュトラーセ

オフトレイルは、前走の白百合Sを1番人気0.2秒差2着。
2番手から上り33.6秒を繰り出し、僅かに届かずという競馬。
やや距離に不安があるものの、条件はクリアした。

ショーマンフリートは、1勝クラスの東京芝1800mを2番人気0.1秒差1着。
3番手から上り33.9秒で抜け出す王道競馬。
中山で勝ち鞍があるように小回りOK。

ヤマニンアドホックは、山藤賞を4番人気0.1秒差で逃げ切った。
上り34.7秒は3番時計で、逃げても最後に使う脚はある。
差し、先行、逃げと自在脚質で、対応力は高い。

ウインマクシマムは、青葉賞を3番人気0.2秒差5着。
2番手から抜け出しを狙ったが、最後は甘くなった。
速い上りがないので、時計勝負に不安がありこの評価となる。

シリウスコルトは、弥生賞を9番人気ながら0.4秒差3着に粘り、皐月賞へ駒を進めるも、13番人気1.5秒差14着と大敗。
これは、レコード決着もあってのものだが、速い時計に対応できない部分を露呈する形にもなった。
重賞で好走したので、上位との印象もあるが、傾向からはここまでの評価。

アレグロブリランテ、サトノシュトラーセは、更に時計に疑問があり、あっても3着までか。

コース形状や展開からも、4コーナーから先頭に立つ馬が優勢なので、この競馬ができない極端な脚質の馬や、差し馬なのに上りが無い馬は中々難しい。
ちなみに勝ち馬の80%は4コーナー5番手以内で、10番手以下から連対したのはフィエールマンのみとなっている。

今年も相当暑くなっているので、当日の気配も含め、慎重に印を打っていきたい。

(編集長・katsu)

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