真夜中に降り出さないがレインインマイハート。
なんか眠れない夜は、いろんなものが思い浮かぶ。
もう誰も、もう何も傷つけなくていい。
ただ1人消えればいい。
それはわかってる。わかっているけれど…
私の中でメジロマックイーンは2度死んだ。
自身の死、ホクトスルタンの死。
どうしてもステイゴールドの中にメジロマックイーンが生きているとは思えない。
ウオッカの中に浮かぶトウショウボーイのようには感じない。
トウカイテイオーもメジロマックイーンも死して何かを走らす。
そう考えるとライスシャワーは美しいままだ。
何が君の幸せ?
何を見て喜ぶ?
わからないままなら…
何を愛するの僕たちの世代?
今になってわかるノーザンテーストのすごさ。
スクリーンヒーローに気づいた時に驚いた。
ただ、グラスワンダーかと言われると…
疲れてしまった。
皆が面白いのならそれでいいと。
でもそういや、ラブリーサマーちゃんは「傷つけないより、自分の気持ちに齟齬がないことを」みたいなこと言ってたな。
長生きしたくない。
生まれてきたかったわけじゃない。
望みがあるわけじゃない。
メジロマックイーンがメジロマックイーンじゃないのにメジロマックイーンを感じない。
でもヒルノダカールが春天に出てきたらオールイン。
もう何も見たくもないし、聞きたくもない。
見たくもないもの、聞きたくもない音楽で踊りたくない。
もしまだ見なければ、聞かなければいけないなら、好きなもので踊りたい。
G-ZEROがなくても、SNSがなくても、ブログがなくても、曲を作ったり詩を書いたりマスかいたりするだろう。
覚えてしまってからやめられないのだ。
俳人の種出三等下は、「左曲がりの道でかなしい」と詠んだ。
右利きなのに左に曲がる自分のやるせなさを表現したのだろう。
かといって真っ直ぐは進めないかなしさ。
呼ばれてもないのに飛び出てしまうなにか…
汚れちまったのはかなしみだけでなくよろこびもで、いつもハードラックとダンスっちまってるだけだ。
素直になれば、ゴールドシップにメジロマックイーンといえるのか?
ヘイローにニジンスキーにロベルトと思わないでいられるのか?
なぜパートのおばちゃんの胸もポヨーンてなるのか?
イカれたロマンチストより、エロテロリストになりたかった。
その証拠にそろそろM字にハゲるだろう。
M字ハゲ諧謔だ。
もてあましてるフラストレーションで、もてあそばれてブルーバケーションだ。
いつだって子供のようにベイビーアクションさ。
眠れない夜に俺は何を書いているのだろう…
マス以外にかかずにいられないものがあるのか?
明日も早いのに、いまかかなきゃいけないものなのか?
なんかつまんないんだもん。
馬券当たらないし。
もっと裸の心を見せたり見せられたりしたいんだな。
もっと俺を笑わせてやりたいんだな。
俺は笑ってたいんだ。
これまでつまんないことかなしいことたくさんあったよ。
それでもいいから笑ってたいのよね。
笑えないのならやめる。
もうそんなに時間もない気がするしね。
人のせいにしたくないしね。
自分で決めて自分で沈んでいけばいいし。
なんでもよいけど、なんでもよくない恋の歌だな。
1人では生きていけないし、寂しがりやのくせに1人でいるのが気楽なんだな。
まあうまく言えないけど、新宿南口のパチンコのモニターでホクトスルタンの単勝握りしめて見た菊花賞。
あれで俺の中では何かが死んだんだよ。
叶えられなかった祈り。
奇跡は起こらなかったけれど、信じるものは祈り続ける。
真っ白な冷たい光に包まれて。
メジロマックイーンがいきている。
そんなことを聞いたり目にするたびに、ホクトスルタンですらメジロマックイーンじゃなかったのに…
メジロの血は母の血なのかもなあ。
誰の種かわかんなくても、お母さんはわかるからな。
まあとにかくこのまま何もできないで歳を重ねるのはごめんだ。
心が擦り切れてしまう前にね。