久々にちゃんとした雨が降った。
雨上がり、ふと少し視線を上げると虹。
当たり前の事だが雨が降り、上がって虹だ。
雨が降らなければ、止まなければ虹はない。
雨が降って笑う人、泣く人。
それぞれの商売で受け取り方は変わるだろう。
世の中が困難な時に名馬はあらわれるいう。
コロナ禍、昨年は牡馬牝馬無敗の3冠馬が出て、ジャパンカップで7冠馬との戦いまでオマケについてきた。
世の中的にはそれでいい。
かばちもない。
だが俺はそれでいいのか?
久しぶりに見た短い虹。
短いけれど色がはっきりした虹。
ひょっとしたらコロナ禍が止んだ後に虹のような馬が出てくるのではないか?
そんな事を思った。
最後に皆が見た夢は誰だっただろう?
ディープインパクトだろうな。
凱旋門賞賞が夢のような挑戦ではなく、現実的に勝てると思えた。
エルコンドルパサーはどれだけのパフォーマンスを繰り出しても、モンジューという歴史の壁のようなものを突き抜ける事はできなかったと思う。
オルフェーヴルもかな?
ただ若い人には申し訳ないが、エルコンドルパサーとオルフェーヴルとは比較対象にならないのではないかと思う。
オルフェーヴルも歴史の壁に当たってしまった。
ディープインパクトはその当時の世界で1番の馬だったのではないか?
レーティングとかよくわからんが、世界の見る目はそうだったのではないか?
10回やって負けるのは2回くらいだったのでは?
そこがエルコンドルパサーとオルフェーヴルとの違いではないか?
ディープインパクトとはなんだったのか?
日本競馬の結晶?
血統的には輸入馬の組合せだ。
まあそこは、「ヨーロッパで成立したサラブレッドに日本的なものをどう求めるか?」となるだろうが、根付いた血でなかったことは確かだ。
「何が言いたいんだpirocks?」
「3冠馬の中でもスペシャルなものがあらわれるんじゃないかとでも言いたいのか?」
そうじゃなあないんだな。
ただ恐らく、去年の3冠馬は血統的にもパフォーマンスからしても…並のと言ったら失礼だし、3冠馬が並なんてことはねぇだろ?てな話なんだけど…
これから素晴らしい成長力を見せ、圧倒的なパフォーマンスを見せるというタイプではないだろう。
「菊花賞の勝利を機に上昇曲線に乗り、古馬になって完成し圧倒的なパフォーマンスを見せた。」とかいうタイプではないだろう。
もちろん、3冠馬に相応しいパフォーマンスで歴史を積み重ねて欲しいと思ってる。
ただ競馬はプロレスではない。
筋書きはない。
あるのは1枚の血統表だけだ。
だからこそ生産に応用できない血統理論など血統理論ではないのだ。
名馬は生まれる前から名馬である。
けして後付けではない。
サラブレッドは馬券を買わないしね。
博打の駒ならなんだっていいけど、競馬は血統登録されたサラブレッドの競争だから。
博打とは切り離せないが、サラブレッドという駒がなければ競馬は成り立たない。
「だから何が言いたいんだよpirocks?」
んー、なんだろね。
虹ってすぐに消えちゃうじゃん?
どんな形だったか、色だったかなんてあんまり覚えてないし。
ただ、雨上がりに出てくるかもなあとか思ったのよ。
ん?俺が見た虹はどんなだったか?
んなもん決まってるさ。
春天を2回勝つような、牝馬でダービー勝っちゃうような虹さ。
雨上がり虹を見れるといいね。