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鈴鹿と四日市

なんというか三重に足を向けて寝れない日曜だった。
鈴鹿ステークスの3連複、四日市特別のなぜかそこだけ200円持ってたワイドで、トントントントン日野の2トンだ。
鈴鹿ステークスは1着から4着までのBOXというパーフェクトな感じで、その中で1番好配当の組合せだった。
なによりも嬉しかったのは、かなり酔っぱらっていてなんで買ったかわからんかったが、カイアワセでなかなかの穴ワイドを取ったこと。
ワイドで27倍ならよかろうもん?
カイアワセで穴狙い。
カイアワセだけに穴?
これがピロ理論の真骨頂ということだな。

先週末といえば、ドバイミーティング。
真夜中の「オールインラーァーン!」とはならなかった。

寝てた。

正直に言うと、出馬表を見て土曜の朝に少し仕込んだけれど、馬券的には日本独自オッズが難しく、疲れも溜まっていて、そこまで真剣に外国馬を精査する気力がなかった。
なにより本当に申し訳ないのだけれど、日本馬も含む出走メンバーにあまり興味が持てなかった。
なんというか大将格がいないというか…
デアリングタクト、コントレイル、クリソベリル、カフェファラオのうち誰か挑戦していれば…

結果は勝利こそなかったが日本馬大健闘で、パート1国の意地を見せた。
チュウワウィザードのがんばりはリアルタイムで見てたら興奮したんじゃないかと思う。
クロノジェネシスは…あそこまでいったら勝ちたかったね。
勝ったミシュリフはフランスダービー馬なのか。
タニノアーバンシーに付けてみたい感じかな?

高松宮記念は、雨が降らなきゃ力通りな結果。
マーチステークスはアメリカンシード大敗で…
毎日杯はガミっても複勝はと思ったがルペルカーリア4着。
問題は日経賞だ。

なにげにパドックでなんとなく気になった長岡アールスターからの馬券も持ってた。
しかし、スタートが切られてすぐ俺の馬券は終わった。
2頭とも最後方…なにやってんだ田辺裕信!
中山で前受でキングオブコージと良い勝負してたんやないんか?
まあスタート悪かったというか、周りが良かったし、出していっても相手関係で足らないとみたのかな?
サクラアンプルールにはなれないのか…

何度か日経賞を見返すと、ワールドプレミアと石橋脩もそんなに悪くなかったのかなあと思う。
外外外で早めのきつい展開やったしね。
でも血統評価1Aの菊花賞馬、幻のダービー馬の全弟だ。
相手なりなら、最低が勝負けだろう。

メンバー的にはカレンブーケドール以外に負けてはならなかったのではないかな?
牝馬二頭に先着されるというのは…
この後は春天なんだろうけど、ここの結果からはね…
勝ったとしても…
毎週、こんなこと書いてる気がするが、古馬路線はすっきりしないな。

まあなんといっても外早め捲りに対して、好発馬、好位置からのさらに内をつき4角でフルスロットルな感じの横山三男坊武史が上手かったね。
結果的に親父をブロックに使った感じになったかな?
石橋脩は幻の多角形コーナリングを繰り出したかったのかもしれないが、やはり良い位置に好騎手、腐っても鯛、マリリンよりノリリンマンソン!
もし、横山典弘がワールドプレミアに乗っていたら、勝っていたかもしれん。
ペースが落ち着くなら、落ち着いたところで外目上がって距離ロスよりポジションロスを選択するとかね。
もうあんな大人の余裕的なことされたら、若い女の子はイチコロやろ。

とかなんとか書いてきたが、今週の1番の事件は松山弘平騎乗停止だろう。
何度見ても何がしたかったのかわからない。
予兆が全くなかった感じでもない。
少しづつ内に寄っていってるように見える。
外目少し前のオセアグレイトが寄せてきたかといえばそうでもないだろう。
この辺は内で少し後ろ目のウインキートスと、外のオセアグレイトの前後関係は横から見ないとわからないんだろうけどね。
パトロール&採決は前からだから。
なんにせよ大きな事故につながらなくてよかった。

松山弘平はこれで桜花賞と皐月賞は乗れない。
先々週、土日でルメール超えの11勝。武豊の12勝まで後少しだった男だが。
好事魔多しとは言うけれど、勝って兜の緒を締めよとも言う。
個人的にはこういうことを起こす癖って、なかなか治らない気がするんだよなあ。
魔がさすって言うけど、魔というより間かな?
なんかふと空間ができて、そこに乱気流が生まれるというか。
あっと思った時には、すでに最悪の結果が目の前に。

ルメールもそうだが、やはり日本競馬では武豊になってしまうのだけれど、人気の馬でちゃんと勝つ。
本当に難しいことを積み重ねてるなと思う。
ルメールや武豊の技術、経験があってこそなんだなと。
そして彼らはルールの内側のギリギリまでやると思う。

そして俺は最後まで諦めない騎手が好きだ。
着順が変わる可能性があるなら最後まで諦めない。
そんな騎手なら命の次に大切なお金を賭けても良いかと思う。

最近のお気に入りは逃げて4着馬券外になる福永祐一。
何がいいって変にペースを落としたりレースが壊れるような暴走がない。
良いポジションで馬のリズムで競馬をしたら先頭にいたとでもいうような。
その番手の集団にいて届かずで馬券にならないよりよほどいい。
勝てるポジションにいての馬券外なら納得できる。

一昨年くらいまではA級戦犯といえば福永祐一くらいの勢いだったのに。
いまやすっかりファンである。
罪を背負い自省し、一つ一つ丁寧に諦めず積み重ねた結果なんだろうな。

岡部幸雄、武豊、福永祐一。
無敗の3冠馬の鞍上である。
誰がこんな未来を想像できただろう?

松山弘平はこの上り調子の中の騎乗停止で何を掴めるか?
何に気づけるのか?
もちろん、本人が1番残念で悔しいだろう。
プロは結果で見せるしかない。
31歳が若いかどうかはわからないが、後ろから追いかける若者たちはすぐそばに迫ろうとしているのかもしれない。

さあ今年はどんな物語が生まれるのか?
そろそろ本番の季節だね。

pirocks

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