とても良い天気だった。
土曜日久々に府中、東京競馬場に行った。
その前に行ったのが去年の秋。
入場制限下の巨大WINS。
昨日の残りの鍋にうどんを入れ朝飯に。
午前の競馬をノーヒットで終え、ちょっと迷っていたけどやっぱり行こうと思った。
桜花賞のG-ZEROメンバー、それぞれの本命がんばれ馬券を買うのだ。
自転車に跨り、坂を下る。
どの道からいこうか?
考えてるうちに下り切ってしまい、けっきょく大きな道を行くとに。
中は禁煙だろうから、着く前に一服しよう。
タバコを咥え、煙を空に吐き出す。
落ち着かなきゃという気持ちで、すでに高まってきてることを知る。
コロナ禍で実感は薄いが、競馬場の近くに住んでるのだ。
それはつまり、競馬のそばにいたいからだ。
どこから入るか迷ったが、4コーナーの方、東口の駐輪場へ。
ゲートを抜け、横目で博物館がやってるのを確認。
やがてあらわれる巨大スタンド。
左の方を向けば、俺たちのいつもの溜まり場4コーナー。
相変わらず、空が広い。
昼酒の酔いに任せ昼寝したベンチまでは行けない。
いつかまた、、、
スタンドに入り、馬券でどうやって買うんだっけ?
いや、忘れてねぇだろ?
なんて1人でボケてつっこんで、あらためて今日は1人だと思う。
マークシートを書いてたら、対面にいたおっさんが
「なかなか当たらないねぇ」
なんて喋りかけてくるわけでもなくぼやくから
「当たんなくて、桜花賞の応援馬券買いに来ましたよ」
なんとなく返事をしてみた。
「ん?桜花賞、桜花賞、、、」
と、新聞をめくり出したおっさんを放置して、記入済みのマークシートを手に券売機へ。
馬券を写メってG-ZEROメンバーに送る。
こっからは俺の時間だ。
ウオッカ像にお久しぶりと声をかけて、人がいないからツーショット自撮りかます。
博物館でも、ウオッカパネルとツーショット決めた。
10年ぶりくらいの競馬博物館は展示が増えてた。
そら、顕彰馬が増えれば展示が増えるのは当たり前だ。
ネアルコはノーザンダンサーっぽいな。
ん?逆か?ノーザンダンサーがネアルコっぽいのか?
リボーとミルリーフはカッコええなあ。
ほんと久々だと楽しいなあ。
お土産に配布だけど卓上カレンダーまでもらって大満足。
約1時間くらいの滞在だったけど、ずっとルンルンでニコニコしてたと思う。
腹減ったけん王将行こ。
の前に、馬頭観音と馬霊塔に手を合わせる。
作法があるのかもしれないが知らないので、とにかく通った時は手を合わせてる。
「今日も全馬無事で。」
久々の王将にチューリップはなく、俺の本命のチューリップ賞勝馬はゲート出たとこで終了。
でも、この1か月くらいワクワクして過ごしたし、久々に競馬場に行こうと思ったのも彼女のせい。
こんな俺にしたメイケイエール。
桜花賞はkatsuさんの本命ソダシが勝ち、2着にtakuさんの本命サトノレイナス。
回顧書こうかとパトロール見返したけど、あまりにも見たまんまなんでやめた。
吉田隼人と福永祐一が上手だった。
katsuさんはなぜ強いかわからないと言うけれど、テンよしナカよしシマイよし。
強さを感じさない強さてのもあるんじゃん?
俺は目が悪いけん、吉田隼人とソダシが、岡部幸雄とルドルフに見えんこともないよ。
レコードタイムは馬場やろ。
タイムなんて知らなくても強いのはわかる感じのやつだった。
メイケイエールは抑えにいったのが、、、
スタートで後手踏んだけど、進路が開いてたから
「どけどけ!なんぴとたりとも俺の前を走らせねぇ!」
とか叫んで先頭に立つとかなかったんやろか?
まあいい、そんなことを書きたかったわけじゃない。
経験にないくらい人が少ない府中。
音もなく、静かで。
でも、そんな競馬場も悪くないと思った。
なんか、貸切みたいでさ。
空が青くて、雲ひとつなくて。
何か良いことあったわけでもないのに、とても気持ち良かった。
風の冷たさも、歩き回る身体の熱に心地良くて。
とにかく、とても良い天気だった。