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瑠星のサドル

まず言っておかなければいけないことは、土日の全てを捲ろうとして、どれだけM浦の馬が良く見えても、そこにオールインはダメだってこと。

日曜は特に顕著だったかもしれないが、やはりG 1が行われる当日、トップジョッキーが集まった阪神は、前目前目が多かった気がする。

そらそうだ、ゴールに届かないんじゃ勝負にならない。
少しでもゴールに近いところにいたいのが人情てもんだ。

今は日曜の夜。
東京最終、m浦とタケゾー達の出遅れで全てのやる気を失った俺。
まだ晩飯も食うてない。
早めに書き切りたい。
takuさんが読みたいって言わんかったら…
レース後のコメント確認してからねってゆーてしもうたし…

まあいいはじめよう。

まず、大変参考にさせてもらったのは、関テレ?のYouTubeに上がってる「教えて!福永先生」だ。

要約すると、返し馬次第だが、キセキは出るだろう。出たら王道競馬やる。坂井瑠星が逃げて、前走逃げた川田は難しいけど抑えにかかるだろう。
その後ろをルメールとなるだろう。

そんなかんじ。

さすがトップジョッキー、複数回のダービー制覇は伊達じゃない。
福永祐一はまさに先生だ。

レースは、ほぼ言ったとおりの形で進む。

あ、ルメールとクロノジェネシスは結果的に次元が違ったから触れないよ。

先にレース後のコメントを。

2着坂井「悔しい。ペースは想定内。3コーナーから動かしていった。直線で前に出られたが差し返した。よくがんばっている。」

3着川田「道中、我慢してくれた。我慢して走りきってくれた。」

4着戸崎「もう一列前でも良かったかも?外からキセキもきたし。4コーナーは外から来られたから行った。もう少し内枠欲しかった。」

5着福永先生「イメージとおり。早めに動きたかったが、頭が上がってコーナーで加速イマイチ。直線は盛り返した。」

最初にレースを見た時に、坂井瑠星が3コーナーあたりで手を動かしたので、もう手応えがなくなったのかと思った。
けど、スタート後のポジション争いが枠の理もあったろうがすんなり決まり、向正面でペースを落ち着かせ、早めに動いて粘り込む狙い通りのレースだったのだろう。
コメントとレースぶりが一致してる。
距離不安やら、折り合い、クロノジェネシスとの関係etc…で、「今は動けない、それが運命だから!」な川田に突かれなかったのも良かったし、超絶にオーソドックスで奇策に出ない、真っ直ぐな福永祐一先生も向正面捲りは発動させなかったし。

レース後のコメントをみると、もしキセキと戸崎の位置が逆でも早めに動いた可能性は低い気がする。
逆にまだコメントは拾えてないが、池添謙一はスタートも出たし3コーナーで戸崎を突きに行った。
勝負師の一発感満載。空気を読まないジャイアントキリング池添謙一といったかんじか。
ただ、不発に終わったけどね。
でも勝ちに行っての大敗という気はする。
そんなにチャンスのある馬ではないだろうから、すごい納得な仕掛けだったと思う。

それぞれの騎手、馬の性格や思惑がよくわかる、小頭数のまぎれのないレースになった。

気になった点は、キセキはスタート後に少し外にヨレってして、内に入るまでにわりと長いこと外を走っていたこと。
パトロールビデオを見るとわかるんだけどね。
ひょっとして、福永祐一先生は馬場の内外に差があると思っていたのかな?

ま、とにかくコーナーで仕掛けないといけないとなると、内で前で立ち回ってる方が有利だろう。
スピードが上がれば、遠心力?が外に働く。
日本語合ってる?大丈夫?
それを考えると、必要最低限のなだらかで緩やかな加速を3コーナーから坂井瑠星はしたんじゃないかな?
もちろん、馬の特性はあるんだろうけど。
コーナー苦手、直線番長!みたいな馬もいるだろうしね。

スローだとかハイだとかペースの話ではなく、坂井瑠星の巧みなレースコントロールだったのかな。
クロノジェネシスがいなければ、大阪杯勝馬を差し返して優勝だしね。
坂井瑠星の距離感のコントロールの勝利というかね。
ギリギリ触れるとこには他馬を置かないというか。

福永祐一先生が言うように、逃げたら次のレースが難しくなるなら、川田はレイパパレの今後と可能性を考えた上での目一杯が、我慢のレースとなったか。
1,800か2,000メートルなら、もっとスピードと操縦性の良さを活かしたレースで、逆に他馬を振り回せるだろうしね。
能力を見せつつ、最低限の結果は出しつつ、とにかく我慢のレース。
コメントにもあらわれてるね。

てことで、レース後にパトロールビデオを見て、騎手のコメントを確認すると、どういったことが起きてたのか想像できて楽しいね。
あくまでも、ここに書いたのは俺の視点で感性だからね。
真実でも現実でもないから。
まして俺は、馬乗りでもないしね。
ただの妄想。
これはファンだから許される楽しみ方だと思う。
命の次に大切なお金を賭けているしね。
ただ見して、かばちだけたれてるてのは論外やろうし。

まあとにかくクロノジェネシス天晴れ、降参です、ごめんなさい。
そんな結果となった。
この後は凱旋門賞なんて話もあるみたいだけど、今年の欧州戦線は血統的に優れた配合馬が多い。
もちろん、クロノジェネシスは適性があるのかもしれないが、エルコンドルパサーを捩じ伏せたモンジューに悶絶する日本競馬ファン再現となりそうで…
もちろん、出走となれば全力で応援するけどね。

宝塚記念でまったく結果の出てない騎手を乗せてもあの強さ。
ほんとにクロノジェネシスは強かった。
個人的には、福永祐一先生のレース前の読みと、坂井瑠星のレース勘の良さに驚き、楽しんだレースだった。

あの3コーナーでの坂井瑠星の動き…

「ムムッ!」

追記

池添謙一は、遅かったけん3コーナーで動いていった、その分、内が有利になった、展開が向かんかったて。

pirocks

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