競馬総合サイトG-ZERO

真夜中の衝撃

「おい、譲二!」

キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスの話をするたびに、上機嫌でサブちゃんの似てないモノマネをする我らがG-ZERO編集長。

一緒に朝から競馬して、行ったり来たりで、俺は最終にオールインで…
先日、多摩川を散歩している時に拾った20,000の兵の半分を失ってしまった。

ちなみに、お昼には「生ラーメン、じゃこ天もやし鰹節マシpirocks Special」を作らせていただいた。
八幡浜のじゃこ天、鰹節マシの魚が濃ゆいラーメンを、編集長は美味しいと言ってくれた。

晩御飯を食べに行き、オリンピックを見ながら寝落ちし、まだ編集長が寝てるから起こしちゃまずい、お疲れだから寝かせておこうと、博打の天才のツイキャスに一瞬だけコメントし、見るともなくオリンピックを見ていた。

その日の競技が終わり、中途半端な時間が残った。
なにかないかと探していると、女性芸能人の麻雀をやっていた。

「編集長、あの牌は触ってみたいね。」

「そうだな、なかなかの配牌だ。」

「編集長なら、あそこで何切る?」

「んー、俺なら…」

なんてことをやってると…

来た。

世界の合田タイム、「オールインラーン!」

パドックの周回が映る。

「ラブは良いな。アダイヤーは…ちょっと判断が難しい。ローンイーグルも良く見える。」と俺。

編集長は「ミシュリフが来そう。」

レースが始まる。

逃げるか番手と思われたブルームが後手。

ローンイーグル、アダイヤー、どちらが行くのか?

この時点で、アダイヤーは逃げるか?とも思ったが…

変な感じでブルームが外からぐるっと回ってきて先頭。

「あー、引っかかってんじゃんアダイヤー。あれで持つの?」と編集長。

「いや、あれは引っかかってないんだ思う。もっと酷い感じで口割って凱旋門勝った馬知ってる。」

「シーザスターズていうんだけど。」

わりとゆるっとした流れで直線へ。

先頭はアダイヤー。すぐにミシュリフが並びかける。

「お?ミシュリフか?」

だが、並ばれそうになったとこから加速したアダイヤー。
2着はミシュリフ、3着ラブ。

正直、ラブにがっかり。
去年の英オークスのパフォーマンスが素晴らしかった。
ガチンコでenableに引導を渡せるのではないか?そんなふうに思っていたし。

ミシュリフは想像より強かった。
この馬とラブが、8月に行われるイボアフェスティバルの結果で、凱旋門賞の物差しになるのかな…

ちなみに、イボアフェスティバル、ヨークシャーオークスにディープインパクト産駒のスノーフォール、インターナショナルステークスにラブが参戦予定とかなんとか。

ちょっと整理してみる。
ほぼ個人的なメモ。
凱旋門賞のブックメーカーのオッズ順で。

スノーフォール
英愛オークス圧勝で連勝。

アダイヤー
英ダービー、キングジョージ連勝。

ハリーケーンレーン
愛ダービー、パリ大賞連勝。

ラブ
昨年の英2冠牝馬、ヨークシャーオークス、今季はプリンスオブウェールズステークス勝ち。

セントマークスバシリカ
仏2冠馬、前走エクリプスステークスで古馬に完勝、ミシュリフは3着。

なかなかの混沌。
凱旋門賞へ向けてワクワクが止まらない。

正直に言うと、亀頭血統理論的には、G-ZERO血統研究所で高評価とはいえ、スノーフォールはない。
どうも、最近はサンデーサイレンスの意味がわからない。
ウインドインハーヘアの優秀性は残るだろう血という感じはするけれど。

ディープインパクト産駒が凱旋門賞制覇となると、種牡馬の墓場と言われていた日本競馬が…となる?

和洋折衷、和魂洋才。

もちろん、サラブレッドなんて日本にはいなかったんだから、すべては輸入加工貿易にしかならないんやろうけど、日本の馬産には明治以来100年くらいの歴史があるわけだ。

日本生産、育成、調教のディープインパクト産駒なら、何も迷わずに応援する。

んー、そう考えると、もしスノーフォールが凱旋門賞勝ったら、ジャパンカップにきて欲しいな。
そーゆーことやないの?

そして、キングジョージの話に戻ろう。

スローだったのだろうし、いわゆる日本式の上がりの競馬になったのかもしれない。
ただ、俺の目には得体の知れぬ強さに映った。

なんとも言えぬ、気持ち悪さが胸にある。
とても恐ろしいものを見たのではないか?
その気持ちが、日曜の朝、競馬が始まってるのに、こんな駄文を書かせている。

今年、サラブレッドに大きな影響をもたらしたGalileoが亡くなった。
その最良の産駒、怪物フランケル。
怪物の子、アダイヤー。

アダイヤーは20年ぶりに英ダービー、キングジョージ連勝とのこと。

20年前は?

Galileo。

母アーバンシーは凱旋門賞制覇、自身は英ダービー馬。
その子、フランケルは2000メートルまでしか勝ちがない。

ということで、俺は今、競馬の、サラブレッドの歴史と行末、その美しく奇妙で残酷な物語を感じている。

アダイヤーの宿命、これからの運命。

キングジョージは、なんだか黒々としたぬめっとしたものに触れたような気がした。

今年の欧州戦線は楽しみだけれど、パンドラの箱ではないが、何か開けてはならないものがあるような気がする。

各馬の無事を祈り、今日はここまで。

pirocks

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