丸山元気騎手の無事をお祈りします。
そして、なるべくなら競馬開催に支障が出るようなことにならないように祈ります。
他のスポーツを見ても、今まで出なかったことが不思議だったレベルかもしれない。
先週の新潟で騎乗していた人は、月曜の調教を見合わせ、PCR検査を行うとのことだが…
その検査結果が出るまで、対象騎手や関係者は自主的に隔離に近い形になるのではないか。
私も先々月、37.5度の発熱があり、PCR検査を受けた。
検査結果が出るまでは、必要最低限の買い物をのぞいて自宅に引きこもった。
受診したところでは、おそらく症状的には大丈夫だろうけど、発熱してるのでいちおう検査を受けてくださいという感じ。
結果は陰性。
小心者の私は電話連絡があった時、心の底からホッとした。
自分のことはおいといて、仕事上で関わった人に迷惑をかけなくて良かったと思った。
もちろん、JRAでも厳しい安全管理、指導は行っていただろう。
だが、今の状況はどこでもらってくるかわからない。
誰も責められない。
いつだって安全管理とは、リスクを限りなく排除することしかなく、それでも事故は起こってしまうものだ。
工場などで働いている人はよくわかるだろう。
〇〇日無事故、無災害などと大きく見えるところに表示されてる。
関連施設で事故や災害があれば、朝礼などで周知され、各現場単位のミーティングでも議題にあがるだろう。
インフルエンザ、ノロなどでも、気をつけなければ集団感染となる。
個人で仕事をしている人は家族だけ気をつければ良いのかもしれないが、集団の中で多くの人と仕事をしている人は、疑わしい症状があれば、速やかに受診後、自宅待機となるはずだ。
先日、行われた蒲郡競艇のSG戦。
よく競艇は知らないのだけど、SGというのは1番高いグレードでしょ?
ファンの注目のレース、SNSでも話題にしてる人が多かった。
面白そうだなと思い、何レースか見てみた。
放送を見ていて気が付いたのだが、有観客開催だが、近県からしかダメというようなテロップが流れていた。
うちの近所の多摩川競艇は特にそんな縛りはなかったような気がする。
大きいレースでなく、平日に行われ、観客動員数も予想されているからかなのか…
まあ、近県からわざわざ越境して娯楽のためだけに、はずれとはいえ都内に入ってこないか…
ちなみに、散歩がてら何度か行ってみたが、モニターの前は少し密かな?とは思うけれど、街中ですれ違うほど、通勤時間帯の電車ほどではなく、皆さんそれぞれに集中され、ほどよい距離を取って、青空の下レース観戦をしておられるように見えた。
とうとうJRAの騎手からコロナ陽性反応者が出てしまった。
現時点ではなにもわからないのだけど、安全性の面では、例えば現場作業なら作業停止になるくらいの事態ではないかと思う。
どの様な感染経路が考えられるか、徹底的に調査し関係者には、さらに厳しい注意喚起の指導が行われるだろう。
それはなぜか?
当たり前だが、公の場所だから。
公の場所で行われていること。
しかも、競争と博打という娯楽。
今一度、無事に中央競馬が開催され、緊急事態宣言や蔓延防止等のなかで、限定的とはいえ有観客開催が出来ていることを、奇跡的なものと捉えなければいけないのではないか?
オリンピックは東京で開催され無観客だった。
プロ野球では、広島東洋カープがチーム内で集団感染があったが、特別措置などて乗り切った。
だが、もしプロ野球が賭ける対象だったらどうだろう?
一軍の主力選手の感染から、チーム内集団感染となれば、とても公平公正な開催とはならないだろう。
我々ファンにできることは、祈ることだけなのか?
もし、なにかできることがあるとすれば…
蒲郡競艇場をヒントにすれば…
有観客の場合、越境して観戦に行かないことではないか?
もちろん、私だって目の前でレースが見たい。
好きな馬が走るなら、未勝利戦でも目の前で見たい。
だが私は府中在住。
地方の競馬場には県を越えた移動が必要だ。
もし、フィリアプーラが中山競馬場で出走し、馬主席で見せてあげると言われても…
心を鬼にして行かない。
ごめん。少し嘘ついた。
もし、そんなことがあればレンタカー借りて、人との接触を避けつつ行くだろう。
だけど、それがもし地方の競馬場なら?
レンタカーを借りていけるようなところであれば行くかもしれない。
新潟、福島あたりなら可能だろう。
でも、そうしたところで、町にお金は落とせない。
仕事で行くわけではないし、直行直帰になるだろう。
そんな旅に意味があるか私にはわからない。
その競馬場、地方の文化や食べ物、ひっくるめてだろうと思う。
競馬場に行くだけでは、JRAにしかお金を落とせない。
もちろん、公共交通機関を使い、蜜を避け観戦に行かれる方を批判したり、否定するつもりはない。
だけど、中央競馬が安全に開催されないことには、私たちは楽しめない。
自分が取る行動によって、他者の楽しみを奪うようなことになれば、私は耐えられない。
私はなんのかんの言いながら競馬が好きなんだろう。
だから、競馬の格、品格を落とすようなことはしたくない。
とにかく早くコロナが終息し、今までのように競馬観戦ができることを祈ってる。
そのために、少しでもできることを考える。
欲しがりません勝つまでは。
そんなことも頭をよぎる。
人類とウィルスとの戦争なのかもしれない。
新しい時代を生きているのかもしれない。
安全にレースが開催されれば、放送を見て、ネットで投票できる。
目の前で見たい。
わかりすぎるほどわかる。
みんなそうだろう。
競馬は紳士のスポーツともいわれ、皇族や王族も関わるもの。
品格を貶めることを自らするべきではないと思う。
先人が積み重ねてきたものを否定することになるのではないか?
紳士たれと言いながら、ほぼなんの説明もなく、自分たちの中でのルールで、社会的に許されないだろうことを平気でやっている人たちがいる。
競い比べるとき、公平公正であることは最低条件だろう。
主催者は公明正大であるべきだろう。
我々ファンも、その文化を担う一員であると、私は思う。
今は我慢をして力を溜め、最後の直線を待とう。
目指すのは栄光のゴールだ。
私は競馬ファンの倫理観を信じる。
日本の馬産、競馬は国策もあったが、勝馬投票券の売上で維持、推進されてきたと思う。
競馬場があることで、雇用を産み、人が訪れ、町にお金を落とし、その地に住む人たちの生活に貢献してきただろう。
娯楽施設、基地、工場、発電所e.t.c、いろんなものがあるけれど、競馬と競馬場もその中の1つだろう。
だから、止めてはならない。
一度止めてしまえば、再始動は非常に厳しい。
競馬のために、競馬ファンができること。
みんなで考えよう。
俺みたいなアホじゃなくて、みんなの力が必要なんだと思うよ。
好きな馬が走る、競馬も応援しようよ。