２頭とも能力は認められながら、気性的な問題でなかなか結果の出なかった馬。
まだまだ悪癖が治ったとまでは言えないのだろうが、上昇曲線には乗ったのではないか？
関係者の努力、愛馬を信じる思いが形になったと思うと、自分の馬券の成績など…
日曜、東京10レース節分特別。
ここをリフレイムが勝った時に、中京メインのシルクロードステークスのメイケイエールもいけるんじゃないか？
これは、流れがきてる！風が吹いてる？
そんなふうに感じた。
だが、pirocksは昼前にシルクロードステークスは購入すみ…
桜花賞で本命にしてたのに、本当に申し訳ないとは思うのだけど、命の次に大切なお金を託すには…
悪癖があるメイケイエール絡みの馬券は１つも買ってなかった。
なのに、こんなコラム書くなんて厚顔無恥というか、睾丸鞭打ちでもしかたない。
だが、我慢が効きながら直線を向いたメイケイエールを見たら、そんなことはどうでもよくなった。
１頭の馬に、たくさんの人が関わってレースに出る。
我々ファンは基本的には競馬場、最終アウトプットでしかサラブレッドに関わることはできない。
馬主になったとしても、できることは祈ることだけじゃないかな？
オーナーブリーダーだってそうかも？
やれることやって、祈るだけ。
そう考えると、競馬はファンと距離が近いというか、共感するものが多いのかもね。
ここで書いて良いのかわからないけれど、セイウンコウセイのラストランに、セイウンコウセイ特攻服で現れたファンがいるという。
西山オーナーがそれを見られ、一緒に写真を撮り、ラストレースのゼッケンを贈られたそうだ。
「これはあの人にもらって欲しい。」
そんな話を聞かされちゃあ…
もちろん、このコラムで何度も書かせてもらったシゲルファンノユメもそう。
偶然にオーナーとファンが飛行機に乗り合わせ、馬名応募したことを伝え、それが良い名だとオーナーが答え名付ける。
そんな話を聞いたら、こんな捻くれ者の俺でも、府中でシゲルファンノユメが走るなら見に行くさ。
レース後に名付け親と同席させてもらった。
短い間だったけど、シゲル愛を語り続ける姿を見て、競馬ファンとはなんと素晴らしいんだろうと感動した。
給料前、死線を乗り越えるつもりで、4000円入金して挑んだ先週末。
久々の全レース観戦。
残念ながら、日曜のメイン前に俺は討死したが、リフレイムとメイケイエールの走りを見て、セイウンコウセイとシゲルファンノユメを思い、何と俺は小さな男なのだろうと思った。
G-ZEROにもいる。
血統研究所takuさん。
自分の信じるものに魂の二重丸。
博打で言えば単勝1点。
馬券は勝馬投票券。
勝馬を当てるのだ。
そして、勝馬はいつでも１頭だ。
いや、同着もあるだろ？とかは言いっこなしね。
改めて、サラブレッドは夢を乗せて走ってるのだなと思う。
サラブレッドは夢を見るくらい、思いを託すくらい美しいんだろう。
そして、魅せられた我々は祈るだけ。
ありのままを受け止めて、そのまま祈り続けましょう。
その助けに、G-ZEROが、このくだらないコラムがなれたらいいな。
俺はtakuさんの血統と、編集長の博打の1番のファンだと思う。
麻雀のMリーグ、チーム雷電の決め台詞を引用させてもらう。
「G-ZEROの競馬は？」
「面白いんです！」
メイケイエールの馬券持ってないのに…
「そのまま！そのまま！」
と、心の中で叫んじゃった。
ふられてバンザイ、外れてバンザイ！
みんなサラブレッドに恋してるんだろうね。