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天皇賞(春)は菊花賞馬!

お前を嫁にもらう前に言っておきたいことがある。
天皇賞は(春)(秋)だけど、通しナンバーだし、略すと春天、秋天だ。
決して、天春、天秋とは言わないように。

春天は菊花賞馬が強い。
そして、今回の菊花賞馬は、血統評価1Aの高評価馬。
開花すれば、一つ上の男だというのは想像できた。

だが、ここまで差があると思ったか?

タイトルホルダーおめでとう!
彼は2つ目のタイトル、鞍上の横山和生騎手は初めてのタイトル。
横山家としては、前年の秋に続く、父系3代天皇賞制覇となった。

強い馬が、強い競馬をして勝つ。
簡単なことのようで、簡単ではない。
前年の菊花賞馬を2番人気にさせたのは、前走のギリギリの勝利、そして鞍上への不安だったのかもしれない。

「タイトルホルダーと春天でやらせてください!」

「本気かい…ええ?」

「本気の…つもりです」

「命をかけたのか命を。勝負だぜお前、この馬場は。」

「やりますよ。」

「ああ?やれるのか本当にお前?」

「やりますよ。」

たぶん、横山和生は誰かと、こんなやり取りをしたのかもしれない。

ゲートが開くと、押して押して先頭へ。
パトロールビデオを見ると、その気合を感じる。
個人的には、最内のアイアンバローズ、石橋脩が抵抗するかと思ったが、何事もなかった。

何事かをしてたのは青枠の内田博幸、菱田裕二だったか。
ここで、ラップタイムを貼る。

12.7-11.9-11.9-12.0-12.0-11.9-12.2-12.8-13.3-12.9-12.3-12.0-11.9-11.5-11.7-13.2

速い流れを作り、後続を引き離した横山和生。
1周目の直線で落とし、後続が追いつく。
向正面までに、少し内田博幸がつついたか?
しかし、そこからまた上げていく。

この辺でpirocks的には少し不安を覚えた。
つつかれすぎると辛いだろう…
ま、杞憂だったね。

その後、3角手前の攻防が面白かった。
有事の時は、菱田裕二!
春天、何に痺れたかって、テーオーロイヤルストレートフラッシュを決めた菱田裕二!
テーオーロイヤルが3角手前、直線の終わりで見せた煌めき!

パソコンてなに?それ美味しいの?なpirocksが、スマホをサワサワして、パトロールを一所懸命見たからタイムを。
小数点以下は知らん!

ちなみに、向正面の並びは、先頭タイトルホルダー、次いでクレッシェンドラヴ、その後ろに馬体を合わせて、真後ろにテーオーロイヤル、外にディープボンド。
パトロールビデオを見ながら読んでね。

2.19秒 菱田裕二、鞭を抜く!
2.22秒 菱田裕二、一発?右鞭。
2.26秒 内田博幸、アウトインアウトで3角に進入
    していく。
    和田は右手を開き、首を内にむけ絞る。
2.27秒 菱田裕二、一瞬、首を外に向け、すぐに戻す。
    内田博幸とクロスライン気味に出る。
    和田竜二は外に。

そして、幻の多角形コーナリングのように、菱田裕二は内へ首を向け仕掛ける。
和田竜二は、コーナーで少し振られ、置いてかれた。

ここで、和田竜二が擦り気味に、内田博幸、その先の横山和生を追っかけていけてたら…とは思うが、pirocksは馬に乗れないし、どこまでコントロールが効くものか知らないからね。
ただ、4角入口で、タイトルホルダーのすぐ後ろにディープボンドだったら…とは思わんでもないな。

和田竜二が勝負に行ったとは感じなかった。
菱田裕二は勝ちに行ったと思った。

しかし…
結果的には、ゴールの時の差は、1.1秒。
ディープボンドは、テーオーロイヤルは交わしたものの…負けた2着。
テーオーロイヤルは、最後に交わされたものの、魅せた3着。

ちなみに上がり3ハロンは…

1着タイトルホルダー 36.4
2着ディープボンド  37.1
3着テーオーロイヤル 37.4
4着ヒートオンビート 37.0

上がりだけ考えると、勝負になる位置は、ヒートオンビート池添謙一はディープボンド、ディープボンド和田竜二はテーオーロイヤルのとこにいなければだったかな?
その位置をとるのに、脚を使うだろうから、その上がりが使えたかは疑問になるけどね。

まあなんにせよ、タイトルホルダーが、そのスタミナでレースを飲み込んでしまったね。

馬場も猪木も展開も関係ねぇ!
強い馬が強いんだ!
そんなレースになっちゃったのかも。

久々に、ぐうの音も出ない、素晴らしいレースだったかなと思う。

さて、書きたいことも書いたし、終わってもええんやが、いちおう馬券の話しとこか。

パドックで良く見えたのが…ヒートオンビート。
次いで、アイアンバローズ、ディバインフォース、テーオーロイヤル、タイトルホルダー、シルヴァーソニック、ディープボンド。

春天は菊花賞好走馬!てことでチェックしてた中で、ユーキャンスマイルはパドックがよく見えず切り。
何かあった時の大荒れ用に、1-3-9のボックス。

どう考えても、2頭が抜けてるだろうから…
タイトルホルダーとディープボンドの1着、2着折り返しからの、パドック良く見えた馬へ3着流し。

レースは、G-ZERO広報担当?の「つの氏」とTwitterのスペースで喋りながら観戦。
最後の直線…

pi「交わせ、交わせ、交わせ!和田交わせ!」

pi「よし!200円は持ってたはず!」

つの氏「おめでとう!」

pi「まあ、安めやろ。」

つの氏「当たればええやろ。」

pi「そやなあ。」

スマホピコピコ…

pi「あれ?テーオーロイヤル買ってない…1着、2着、4着は3百円ある。」

つの氏「まぢ?」

pi「パドックで良く見えたし、ダイヤモンドステークスからも、データ傾向で拾えんことないし、買ったと思いよった…」

つの氏「あらあ…」

その後、残りの小銭で最終大逆転計画を実行。
阪神最終に全てを賭けることにし、つの氏と相談し、2人の叡智を合わせ購入。

春天の回顧を2人でしてたら、いつのまにか阪神最終はゴール前。
ネット投票画面は、いつまで経ってもゼロでした。

つの氏、いつもTwitterでの拡散ありがとう。
御礼を言わせてもらって、今回のコラムは終わり。

毎週、週末が終わると競馬をやめると言い、週末が始まれば復活するpirocks。
これからは俺のことを、鳳凰星座のpiroと呼んでくれ!

pirocks

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