厩務員組合のストライキによって開催が危ぶまれた週末。
最悪の事態は回避されたが…
これからどうなるんだろう？
SNSを見てると、様々な意見が。
どちらにせよ、此方と彼方、一般社会と馬社会。
我々ファンにはよくわからない。
どちらが正しいか、要求は適当なものなのか、基準がないのでわからない。
金の問題なのだろうが、制度の問題なのかも…
厩務員は生命を扱い、生命の危険のある仕事という。
他の畜産関係はどうなんだろう？
生命の危険のある仕事といわれたら、我々一般社会にもたくさんある。
というか、ほとんどがそうじゃないか？
肉体労働現場、工場勤務、医療介護、運転…
パッと思いつくだけでもたくさんある。
危険を知らない、想像できないという人もいるだろうけど。
私の仕事は命までは取られない、そう断言できる人は少ないんじゃないかな。
現場では「1メートルは一命取る」なんていったりする。
1メートルの高さがあれば、死亡災害も起きる。
仕事でなくとも、運転はかなり危険だと思う。
道路上は危険がいっぱい。
車に限らず、自転車も歩行者も。
「厩務員がんばれ！今週は馬券を買わない！」
そんなファンのつぶやきも見かけた。
俺はよくわからんが、こんな時こそ馬券を買わなきゃと思った。
大勢に影響はないだろうけど、国庫に、競馬界に、馬に届くだろう。
競馬に携わる人々がどれくらいの給料をもらってるか知らない。
俺は時給換算にしたら、最低時給を下回るだろう。
早出、残業はもちろんサービスさせられてる。
身体壊してなけりゃ肉体労働でなんとかなってた。
ええ歳して、一年くらい仕事がない時もあった。
俺の生き方が悪く、自己責任だが。
どんな業界でも数には限りがある。
誰かが多く取れば、誰かは少なくなる。
自分だけが儲かればいいなんて商売人はいないだろう。
風が吹けば桶屋が儲かるんかもしれんが、日本経済がうまいこと回って、中程以下に金が回らな馬券も売れんやろうて。
貧乏人は馬券を買い、金持ちは馬を買う。
そうやって夢を見とるんやないかな。
ファンも馬主もおらんようなったら、今の形の日本競馬は終わるやろ。
モータースポーツみたいにスポンサーつけるなんて無理やろうし。
ん？いけんのかな？
まあ、いろいろ考えてみたが、誰かが大岡裁きで三方一両損てな落とし所を探すしかないんやろうね。
ファンに対しても説明があっても良い気がするな。
馬券の売上が賞金になるんやろ？
それで飯を食うとる人がおるてことやろ？
ファンは銭を出すだけで蚊帳の外てわけにはいかんやろ。
スポーツとして、博打として公正でなければならない。
そうでなければ記録としての血統に何の価値もなくなるしね。
なんでもそうやろうけど、真面目に少しづつ積み重ねるからこそ、大きなものができるんやろう。
失うのは一瞬なのにね。
しかし、だいたいの人は給料が上がらんのに、馬券の売上が伸びるてのはどういうことなんだろう。
ウマ娘？コロナで家にいるから？
内輪で揉めとらんと、これからの対策をして、もっと魅力のあるものにしていかんといけんのやないの？
出かけられるようになって、他のレジャーに支出が増えるやろ。
俺だって、あの子にご飯に行こうよ！て言われたら、毎日カップ麺啜って節約して、馬券買うのやめて行くわ。
んー、どうでしょう…飯行くより馬券買うかも。
俺みたいなやつはほっといても競馬場行くやろうけど、普通の人はそうやないよな。
「なんかストやってるらしいよ？」
「競馬場に行ってみようか？」
とはならないよな。
「京都競馬場が新しくなってオープンするんだって。」
「そうなんだ。競馬場行ったことない。」
「女の子向けのスポットもあるみたいだし、競馬場グルメも美味しいよ。」
「それはちょっと興味あるかも？」
「別に馬券買わなくてもいいし、緑の芝を見ながら昼ビールとか最高よ！」
「しょうがない、付き合ってあげる。」
てなことはあるかもしれん。
とにかくだ、詳しい事情のわからないファンからしたら、春のクラシックに向けてのドキドキに、水をさされた気持ちになったんじゃないかな？
プロ野球の契約更改みたいに、シーズンオフにやれば良かったのかな？
競馬にシーズンオフがあるかって話やけど。
早いとこすっきりさせて、春のG 1開幕を迎えたいね。
頼むぜ日本競馬界！