1ヶ月ぶりの連休。
天気も良さそうだし、パークウインズ府中へ。
疲れが溜まってるから最後までいられるかなあ…
競馬場行くと、けっこう歩くし立ちっぱなしだったりするからなあ。
上手に楽しめるかなあ、疲れてやけになって、午前最後でオールインとかしなきゃいいなあ。
とにかく楽しくなきゃね。
そんなこんなで、土曜午前最後に踏み込んで外れいじけかけたが、昼飯に決めていた味噌ラーメンでパワー回復。
午後一で少しプラスになったところで勝ち逃げ。
傷と疲れが深くなる前に帰ろうと、新聞を捨てた後の的中だった。
日曜は結論からいうと、前日の踏み込みからの外れが尾を引いた。
馬券的なクライマックスは阪神4Rだった。
それまでにいくつか当たって、わりと余裕があったのだが…
レジェンドシップが出てた。
ディープインパクトと同じハイクレアの牝系。
ビーマイゲスト、クロフネからの父ゴールドシップのロベルトクロス持ち。
大好物なのは、俺だけじゃないだろう。
しかし、パドックで暴れ気味…
正直、この血統じゃなきゃ買いたくない…
他の馬を見ていく…
池添謙一のが良く見える。
これが抜群。
あとは…
酒井のもわりと良いかも?
ハーツクライにハービンジャー。
リファールクロスで最低限は形になってるだろう。
浜中のもいいな。
タニノギムレットにゴールドシップ。
これまたゴールドシップのロベルトクロス持ちか。
あとは…人気だが、松山と川田のもそこそこ良いな。
6頭か…3連複ボックスにはできないな。
絞らなきゃ…レジェンドシップは外したくないしなあ…
池添謙一と…松山?川田?2頭軸?
池添、松山、川田からの3連複フォーメーション?
悩んだが、松山は相性が悪いので、世界の川田将雅と池添謙一の2頭軸流しにした。
4点なら外しても午後に響かないしね。
ここが勝負の分かれ目だった。
買い終わって、あんま腹減ってないが入れとくかと、天ぷら蕎麦なんて啜ってるとレースが始まった。
え?速くない?大丈夫?
大丈夫だよな川田?
え?池添謙一来たじゃん!
ん?当たってるだろ?
え?え?え?
人気の川田、松山が飛んで縦目。
池添、酒井、浜中と入って配当は…
3連複は6万、3連単は40万くらい。
ボックスか1頭軸だったか…
ボックスなら6頭で20点。
3連複1頭軸なら相手5頭で10点。
勝負に行くなら、「男は黙って3連単軸1頭マルチ」!なら、36点。
3連単はアレやが、3連複はぜんぜん買える。
馬連は3万、ワイドでも4,000円ついてるのに…
まあよくあることだな。
そう思って打ち続けた。
資金に余裕があれば買える。
今年はそれで取れなかったレースがいくつかある。
これはしょうがない。
収入が少ない。貧乏人なのだ。
だからなんだ?これでいいのだ。
飲みすぎず、負けすぎず、疲れとストレスを残さない。
泡銭持っても、飲んだりして疲れるだけ。
楽しいとこで、代償を払いつつ、ほぼノーダメージが目標なのだ。
大きい配当を取って自慢をしたからって、自尊心?虚栄心?
そんなものが満たされたからってどもならまい。
俺たちしか「やれない」「みえない」「できない」世界だけを狙うのだ!
負け惜しみかもしんねぇけどさ、新しい何かを探してるのかもだぜ?
いつもニコニコ笑ってさ、当たろうが外れようがさ。
競馬を楽しく無くするのは自分かもしれねぇしさ。
日曜、隣の席にいたオッチャンみたいに、家から持ってきたおにぎり食うてさ、酒も飲まず、馬券も買ってるんだがいないんだか、1日新聞と睨めっこしてるのが達人かもしんないぜ。
まあそんなこんなで順調に資金を減らし続け、大阪杯でオールイン。
やりきった気分で一杯だけ。
ビール片手にモニター前へ、やがてレースは始まった。
武豊とジャックドールは普通のスタート。
枠なりでそのまま先頭を走っていく。
外から来た北村友一とノースザワールドは先頭までは考えてなさそう。
こりゃ武豊発動だなと思った。
体内時計の優秀さに衰えはない。
ゴール前、猛追したルメールとスターズオンアース。
ちゃんと見なくても武豊が残ったと思った。
4角回った時に鳥肌立った。
ああこれが武豊だと。
去年のダービー時もそう。
抜け出してきたのが武豊とドゥデュースだと知覚した時、これがダービーを勝つ馬のレースなんだと。
現地で見れた人は幸せやね。
みんなわかってたんだろうね。
武豊にあの手の馬を乗せたらこうなるって。
レース後コメントを見ると、3着、4着の横山親子は完全にそっちに賭けてたんだろう。
だから序盤から踏んで位置を取りに行った。
後ろから来たのはルメールだけ。
前を捕まえなければ勝ちはないし、後ろからは不発がある。
当然の選択だろう。
ルメールも前半の位置次第で、リズムよく運んで届けば儲けもんくらいやったんやないかな?
ここが目一の仕上げでもないやろし。
タイム差なしの3着のダノンザキッドと横山和生は良いレースをしたが、あと少しと言いながら、そこに横たわる谷の深さは気づいているだろう。
1センチでも交わすには、馬の能力が上でなければ無理だろう。
今この知識と経験があって過去に戻れるなら、メジロマックイーン3連覇のかかった春天を現地で見たい。
前を行くメジロマックイーンと武豊、追いかけるライスシャワーと的場均。
どんな気持ちになったろうな…
やっぱ武豊なんだよな。
修練を、経験を積めば、誰にでもできるようになるわけじゃないんだろう。
なんなんだろうな。
俺にはよくわからんが、武豊を下手くそて言うやつは、「私は競馬を知りません。」て言うとるのと同じだな。
みんなわかった気になって、天才とか名人とか好き勝手に呼ぶのだろう。
俺は編集長が良く言う台詞が好きだね。
「これが武豊なんだよ。」
俺もそう思う。武豊なんだよ。