あの子とランデヴーといかず、競馬好きの上司に連れ去られるという週末の入りだったpirocks。
いや、用事ついでに車で送ってもらっただけなんだけどね。
仕事終わりに上司が来ると、「ん?なにかやらかしたか?どれだ?どれが捲れた?」なんて疑心暗鬼になっちゃうよね。
別に悪さしてないけど、パトカーが見えたら隠れる的なね。
わりと流れ論者なので、わりとそういう細かなことを気にしてしまう。
これはどこに繋がってるんだ?
良い予兆か?悪い予兆か?
馬券買わずに大人しくしとくか?
なんてね。
土曜は編集長とパークウインズ東京競馬場。
午後イチくらいで今年初当たりが出るものの安目。
先週まで絶好調だった編集長もすすむのはビールだけみたい。
こりゃ、せっかく席を取ったがメイン前に退散かな?
なんて思っていると…
「現金がねぇ。やばい。」
「どしたん?今日はあんま持ってきてないの?」
「単純にない。」
「そっか、ないものは持って来れないな。」
「ん?そっかネットの方には残ってるから…」
「そだよね。先週は凄かったみたいやもんね。」
「でもダメだ。ビール飲みたい。現金が欲しい。」
「がんばれぇー!」
なんてったって3場開催なんで、忙しくてしょうがない。
パドックを見て、新聞を見直し、スマッピーを入力してると、レースが始まる。
レースが終わってパドック周回が映し出される前に、急いで馬券を買いに行く。
drinking、トイレ、タバコ…
回し車を走るネズミのようさ。
「おっしゃあー!来たぜっ!」
「お、当たったの?」
「馬連万馬券炸裂!これでビール飲める!」
「すげぇじゃん!馬連だけ?」
「ネットに3連複ある!」
「やるぅ!」
ここからは編集長のターンだった。
俺がなんとか2つ目の的中、なかなかのワイドを取って自慢するが…
「見て?当たり!馬連まで行きたかったが…」
「おっ!おめでとう!」
「あざーす!たまには俺もやるやろ?」
ニヤリと笑う編集長。
「俺も当たり。3連複!」
「まぢ?万券やろ?」
「まぢ!万券!」
「やるぅー!」
なんのかんの南野陽子、南田洋子、長門裕之、編集長の好調は続いてる。
もうフロックではない?
これが編集長の実力なのか?
ま、ほんとにこんな調子でやれるなら、仕事しとる時間はないわな。
楽しそうにビールを飲んで遊んでらっしゃる。
それ以上のことはない。
俺は人の幸せを喜べる男なのだよ。
「くぅー、2本目の3つ目抜け万券…」
「近づいてきてるってことよ。」
不調の俺は外れてがっくり、好調の編集長は前向きに捉えてる。
この辺の差が、勝利の女神に好かれるんだろ。
やっぱ負けとる時は余裕がなくなるもんね。
勝てる時は何やっても勝てるしね。
「仕事真面目にやっても馬券当たらんかぁ…」
「仕事と馬券は関係ないだろ?」
「そう?」
「そうだよ。」
「そんなもんかね?俺は自分のトータルの流れって感じるけど。」
「仕事と馬券は別よ。」
「なるほどねぇ。」
用事があるという編集長と別れ、明日はどうしようかなと帰り道。
身体を休めるべきだろうな。
年明けからちょっとハード日程やったし…
東スポ買わずに帰るか…
ちなみに、首都圏では東スポは夕刊。
前日に検討できるメリットはあるが、地方版のつもりでいると翌朝にはないのだ。
地方にいる時は、朝起きて「やるか!」てなってからでも間に合うのだけどね。
晩飯後、たまには競馬以外の話がしたいなぁと旧Twitterのスペースを立ち上げるが…
誰も来ない。
来ないと思ってたら、最終乗り過ごした「りっちーぶらっどもあ」が立ててる。
小一時間歩く暇潰しのお手伝い。
たわいもない話、プライベートな近況を酔いに任せてウダウダと。
なんか年明けから良いことが続いたみたいで楽しそう。
明日、競馬スペースの約束をして終了。
てなことで、起き抜けから用事をすませるために自転車。
久々に朝マックしたい、ファビュラスマフイン!と思い走らせるが…
着いた店舗はNO朝マック、馬券は外れるが悪い予感は当たるもの。
仕方なしにフィレオフィッシュをコーヒーで流し込む。
今日も馬券はダメかなあ…
用事をすませ、コンビニに入金しにいく。
ついでに昼飯をゲットだぜ!
と思うが…食べたいものが浮かばない。
もうレースは始まっているのに、ウダウダとコンビニをウロウロ。
優柔不断は賭けの敵。
わかっちゃいるけど…
帰宅し、テレビをつけると…まだ3レース。
スペースを開始しながらパドックチェック。
新聞がないので、今日はパドックだけを見て買う事にする。
「そんなんじゃ当たらないよ!」
そんな声が聴こてきそうだが…
人の金だ!ほっとけ!
楽しく遊べれば良いのさ!
「おはよう!」
「今年もよろしく!」
よく考えたら、今年初「つのちゃん」だ。
「調子はどう?買ってる?」
「メインだけやな。」
「うぃーす!つのちゃん、お釣りちょろまかしたのどうなった?」
軽い感じで「りっちーぶらっどもあ」の登場だ。
「800円チャレンジや。」
「なんなんそれ?」
「ちょろまかした金でどこまでいけるかチャレンジや。」
「とりあえず昨日で3千円までいったわ。」
「さすが、つのちゃん。やるぅ!」
「俺は昨日やっと今年初当たりよ。安いけどね。」
「おおう、良かったやん。おめでとう!」
「りっちーはどうよ?」
「今年はまだ当たってないね。」
その後は昨日聞いた「りっちー」の武勇伝を「つのちゃん」に教えたり、恒例の俺の魂の叫び…
「もう、そのままでええど!」
「そのまま!そのまま!そのまま!ああっー!」
悲鳴をあげたりしながら、順調に外していった。
そして、その時はきたのである。
「競馬ファットフィンガー」の今年初当たりの瞬間が…
中山9レース、サンライズステークスだ!
「くぅー、アネゴハダかあ…金杯入ったら狙うつもりやったんやがなあ…」
「その後はなんや?」
「最後ごそっと変わったね。」
「そやなあ。」
「ええっと…3→14…善臣かあ…買えんわ。」
「それは買えないね。」
「んで3着は…内かな?外かな?んー、8だね。」
「石橋脩?」
「たぶん。」
なんて「つのちゃん」と話してると…
「え?なにがきたん?8-14ならある。2頭軸。」
「まぢ?よう善臣と石橋脩の2頭軸とか買うなあ。」
「おめでとう!」
「今年初当たり?しかも、炸裂しとるやろ?」
「3連複、6万あるね。」
「おー!すげぇじゃん!おめでとう!」
「いや、まだ確定してない。」
「大丈夫よ。8が出とる。更新連打しんさい。」
俺の目には8が出ているように見えた。
間違いない。
「なかなか確定せんね。写真判定に時間かかってるのかな?」
「まさか同着はないやろ?」
「わからんよ。外れてるかもしれん。」
「それは大丈夫よ。りっちー、安心しんさい。おめでとう!」
「6万か、やったやん!」
そして遂に確定の画面が!
「え?まぢで同着?」
「半分かあ…まあそれでも…」
「さあ、それをどこまで増やす?」
「そやな。行かんかい!」
「ええっ!正月に金使い過ぎて火の車や。」
「あんたが悪さばっかするけんや。」
話は変わるが、直線で手が動いてないで入線する馬いるよね?
あれは後からなんらか説明がないんやろか?
怪我しとるとか、着が変わらんけんとかならまだしも…
こっちは何が起きとるかわからん。
命の次に大切な銭を賭けとるのに…
変な勘繰りしてしまうわ。
メインはみんな外れ。
「りっちー」主導の3人よればモンジューの知恵、G-ZEROの達人も、安いワイドが1つ当たっただけとなった。
「いやあ、しかし同着で半分かあ…」
「まあそれでも3万よ。」
「でもさ、一万円が5000円とかさ、20万が10万とかならアレやけど、6万が3万てダメージあるよな?」
「そだね。なんか中途半端ていうか。」
「まあ今年初当たりが万券て、ええやん。」
「これが今年最高の配当にならんようにせな。」
「そだね。これが今年1番てオチは嫌やね。」
「まあとにかくおめでとう!」
「ほいじゃ、また!」
6万な時は、「東京遊び行ったろか!」くらいの勢いだった「りっちー」
8番人気、11番人気の2頭軸で、あとが5番人気てな難しい馬券を取り込んだのに半分。
まあこんな時こそ編集長スピリットがええのかもしれん。
「なに?りっちーさん6万が3万だったの?10万超えが近づいてきてるね!」
今年、世間は良いニュースが少ないが、「りっちー」は色々と好スタートをきったみたい。
そのうち重賞予想に出てきた時、要チェックかもね?
初当たりが万券ていいなあ…
万券が出ないと、乗っていけない感じだし。
俺も早めに万券ゲットしたいなあ…
競馬も、あの子の万券も!