ねぇ、たく けっとうしんだんしてる?
それがG-ZEROぶるーす
ぶるーす、たましいがないものなんて
はしりださなくてもいみがない
おれのハービンパクト
takuさんの一口馬
ストラスブールが走り出した
takuさんは仕事
俺も仕事
編集長も外せない用事
誰も悪くない
誰もズレてない
無理をせず
各々の生活の中にある
日常の中にある競馬
朝、目が覚めて
間に合うんじゃないかと思った
夜中に編集長からメール
用事の合間に
がんばれ馬券買いに行けるかも?
俺も気づいた
現場はWINSに行ける距離
間に合うかも?
仕事をやりくりし
駅まで走る
驚かせてやろうと言わないでいた
ホームに電車がすべりこむ
俺は躊躇なく飛び乗る
いつまでこんなことやってんだろ?
そう思った瞬間に震える携帯
がんばれ馬券写メ
「買いました!」と、メッセージ
そっか、間に合ったか
ならいい
良かった
俺たちは仲間のために走り出せる
自分のためだけに
一歩も踏み出せなくても
遠くにいても感じてる
近くにいても一緒じゃない
それでもおれたちはG-ZERO
ロックンロールは走り出すが
ブルースは揺蕩い続ける
こんな拙いおもいを
仲間は肯定する
誰も書けないし
誰も書こうとしないから
おれたちは
走り出せるほど若くはない
でも
歩みをとめるほど歳ではない
それを感じさせてくれただけで
ストラスブールは最高
こんな感じで
一喜一憂して
とどかない
とどかないと
俺たちは手を伸ばし続ける
それがむくわれるか?
どこにたどりつくか?
知ったこっちゃねぇよな
おれたちは楽しくてたまらないんだ
競馬じゃなくてもいいんだよ
俺たちがいれば
でもね
俺たちがいるとこに
競馬があるんだな
俺たちは競馬に躓いて
転がり続けるんだな
大事なことだから
もう一度いう
競馬じゃなくても
俺たちは出会うし
仲間なんだよ
たぶんね
これを読んでる
あんたもそうかもしれないぜ?
油断するなよ
魂が転がりはじめるぜ?
何かを感じて
身体が勝手に動き出す
頭で考えちゃ止まらない
楽しいねぇ
そんな俺たちで
そんな競馬で
いつまでも…