2024と題したものの、話は脱線する予定である。
まず今年、非常に残念に思ったこと。
ポエティックフレアの受胎率が悪いようで、種付頭数も減りprivateとなった模様。
ハービンジャーも噂によると年齢でprivate。
ポエティックフレアは、王道はデインヒル弄りなんだろうけど、キングマンボみたいなのとか、サドラーズウェルズとか、なんならノーザンテーストやらストームキャット持ちでもいけそうなかんじ。
しかも、母父ロックオブジブラルタルてことで、ビーマイゲストでサンデーサイレンスにあったらいいなスタイミー持ちだしね。
世界のどこでも一流種牡馬になれる資質はあったんじゃないかな?
せっかく日本に輸入できたのにね…
ハービンジャーはハービンパクトで後継が残らない以前に、ナリタブライアン級の馬が出なかったのが…
最後まで夢と希望を忘れないと思っていたがジ・エンドだろう。
俺に金があれば…ジェンティルドンナにハービンジャーで、これが本当のベストトゥベストだ!
その名も…ビンビンジャー!
3冠馬までは言わんが、ダービー、春天勝ちあたりで種牡馬入り。
マクフィ肌かなんかに付けて…その名もハアビンビンジャー!とか、モウビンビンジャー!とか…
そのうち、ビンビンジャー系として…
まあ夢はtakuさんの一口出資馬ストラスブールに託そう。
あとは年末に話題になったパールシークレット輸入。
バイアリータークてか、ヘロド?まあつまりはジェベルの子孫、クラリオンの系統。
日本ではジェベルからのマイバブーからのパーソロン。
メジロアサマ、サクラショウリ、シンボリルドルフてなもんだ。
メジロアサマはティターンからマックイーンからギンザグリングラスが去年死亡で残された産駒次第。
サクラショウリは父の成せなかった皐月賞、菊花賞制覇のスターオーが…
シンボリルドルフはトウカイテイオーからの…クラウドファンディングでクワイトファイン。
気になる人は調べて欲しいけど、希少な血を残したいとか、活力があるのでは?てな話だったと思う。
そのまま現地に残しとくべき、素晴らしい挑戦等々、賛否両論あるようだが、私達は見守るだけだ。
失われた血というのは、失われそうと思った時には遅いと思う。
優勝劣敗の世界だから父系が途絶えるのは仕方ない事と思う。
この辺の感じ方、考え方はG-ZEROを始めてから変わった。
種馬入りした時から、いろいろと考えたり、消えた後も考えたりするけど、生産者でも馬主でも金主でもないからね。
そりゃ金があればタニノフランケルの嫁さんを世界中走り回って探してくるだろうよ。
でも、それも違う気がするけどね。
それと無駄なというとアレだが、寝たきりの延命治療のような気がしないでもない。
安楽死させるのが武士の情けではないかと。
腹を切れないなら介錯してやるのが優しさではないか?
すべてのものは壊れたり失われたりする。
残るのものは踏んづけようが投げようが残る。
諸行無常の響灘で、隣は玄界灘だ。
物事には限界があるのだと思う。
祈るだけで世界が変わるなら、戦争なんてとうの昔になくなってるだろう。
それでも祈り続けるしかないのだけど。
単勝を握りしめて新宿の雑踏で、ダービーの終わった後の目黒記念で。
なんか暗くなるぜ辛くなるぜ…
ピタリきたのは最初で最後でお前だけだったんだぜ?
久々に血統とはなんて考えてみる。
「◯◯に良血牝馬大集合!みんな楽しみ!」
とか見ると、じゃけどしたん?て思う。
ベストトゥベストてやつなんやろうけど、何をもって良血か?だし、その中でどれだけの馬が考えられた配合かと思う。
馬産に関わったことも金を出したこともないのに偉そうで申し訳ない。
あんな見出しは、女子供を騙くらかすもんでしかないやろ。
この言い方もこのご時世では怒られるな。
まあ子供騙しは子供騙しや。
本質に近づきたいという思いがあるから調べ学ぶ。
人の商売の邪魔をする気は毛頭も亀の頭もない。
「血統てなんなん?馬券当たらないじゃん!」
そらそやろ。
血統理論なんてのは配合を考えるもので後付けするもんやない。
未来を想像し、賭ける。
神への挑戦が血統理論やろ。
古の馬産家はなぜ、名馬を生産できたか?
その答えは血統表にあるのではないか?と、それぞれに推理し試すもの。
もしあなたが生産者なら、中山ダート1,200で勝てる馬を生産したいから、母に父◯◯を付けよう!なんてする?
俺ならしないな。
強い、速い馬になるように考えるな。
科学的か非科学的かの判断は各々に任せるが、ヒントは産業革命、食糧の安定供給、畜産における近親交配での資質固定あたりだろう。
すべては記録をとることから始まったともいえるサラブレッドの歴史。
だからこそ血統表には無限の可能性と価値があるのではないかな?
たくさんある共通の祖先が能力になんらかの影響を与えているのではないか?
そう考えるのは自然なことな気がするけどね。
父にも母にも似てなくても、祖父母にも似ないてことはなかなかないでしょうよ。
「◯◯の父系を残したい!」
勝手にせぇよ!と思う。
先も書いたが残るものは残る。
残らないものは残らない。
愛玩動物にするなら奇形も近親もなんでもありやろ。
経済動物となったが使役動物が乗馬でしょ?
乗馬として優秀でなければ子は成せない。
以上、終わり。
父系よりも母系が失われる方が損失なのではないか?と思う。
父系はテトリスの棒。
仕込んで4段消せるようにしてフィニッシュに入れる棒。
母系はぷよぷよ。
画面いっぱいに仕込んで、最後に一つ乗せると連鎖して全て消える。
連鎖が多ければ多いほど爆発力がある。
配合は名馬の再生産という旗の名の劣化コピー。
それを繰り返していくとブレイクスルーするものが現れ、沈黙の日曜日に全てを塗り替える。
轟音渦巻く鈴鹿サーキットも、その瞬間に出会うと音が消える。
集中力が高まると、まずは音が消え、そして色が消えるというしね。
てな感じで、その配合の次の配合まで考えて生産を行う人がすごい人なんだろうなと思う。
昔、パチンコの初代エヴァンゲリオンで負け知らずな時に編集長に言われた言葉を思い出す。
「最近どうよ?」
「どうもこうもないよ。エヴァで財布が膨らみっぱなしよ。」
「やるじゃん。で、次の台は見つけてんの?」
「ん?」
まあなんでもそやろ。
今がいいからってんじゃキリギリスにしかなれない。
蟻だけが大きな事を成すのだろう。
蟻の一穴て言うしね。
俺はなんでもアリなんで、寝転んで蹴るくらいかな?
最後に。
自分の思いをなんとか言葉にしようとしてるだけで、誰かを否定、批判するつもりはないので悪しからず。
ただ俺はそう感じてるてだけ。
そんな血統あれこれ2024でした。