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公営競技とは?抗議のズボン?

アホな俺なりの理解だが…
中央競馬以外は、地方自治体が胴の博打。
名目は地方自治体の収益、各産業の振興。
中央競馬は国営競馬からの流れ、国庫に納付。
社会悪と考えられる賭博だが、賭博による収益を社会福祉に還元することで許されている。

中央競馬の歴史は馬匹改良の歴史。
横浜港が開かれ、洋式競馬が入ってきて、娯楽、軍馬、農耕馬として必要とされた馬。
産業の振興には金と時間がかかる。
誰も儲からないものは作らないし、作れない。
明治の産業は、国が先頭を切って始めたものが多いだろう。
和魂洋才、大和魂ですべてを学んでいった。

競馬の振興はどうだったか?
まず、貴族や皇族が訪れ、賞金を出したり、盾や杯を下賜されたりetc…
貴族の遊びなら、名誉や栄誉を競ってそれだけで良いのだろう。
だが、一般人はそうはいかない。
人を集めるために高額な賞金が必要で、それをするために勝馬投票券が必要だった。
収益は国益になる。
だから禁止から黙許、公認となった。
中央競馬会となっても、内国産馬や抽選馬限定のレースがあり、生産者を守る仕組みがあった。

そしてタイトルの抗議のズボン?である。
ある騎手がスマホの不正利用で即日停止からの流れである。
幾人かがその騎手のズボンを履いて騎乗し、その騎手を真似て派手なガッツポーズをしたとかなんとか…
サラブレッドで競争するスポーツ。
国益のために許された賭博。
いろいろ考えや感じ方はあるだろうが…

「おまえなんか勘違いしとらんか?」

騎手として抗議するなら、正しい手順を取らなければならない。
中卒レベルの肉体労働者だった私の感覚では、現場で所内ルールをどんな理由があれ犯したのであれば、現場入場禁止で仕事がもらえなくなる。
当たり前のことだ。
安全に作業をするために、たくさんの禁止事項がある。
所内教育もある、講習を受けに行くこともある、国家資格の取得も勿論ある。
すべては安全のためにだ。
己と他者を守るために。

公明正大であるべき公の下に行われる賭博。
個人的には八百長があっても良いと思う。
投票券は買わなくなるが…
なぜ投票券を買うのか?
単純明快で、面白いレースがあるからだ。
公平なルールの下の健全な競争に夢を見るのだ。
不祥事が続く今年、まだ何かを隠してるのではないか?と思われてもしょうがないと思う。
処罰はルールに基づいて行われてるのか?とかね。
なんせ今まで、コース内での恫喝、弟子へのパワハラ、不正受給と寛大な措置が取られている。
とても一般社会では考えられないことだろう。
覚醒剤使用とか傷害事件を起こさなければ、無期限の関与停止にならない。

今回のズボンの件がどのような意図があったのかはわからない。
ただ、今回のことでその騎手を擁護するような行動を取ったということは、その騎手のそれまでの言動や行動も擁護するように見えてしまってもしょうがない気がする。
スポーツ選手やアーティストに政治色がつくのは…
東日本大地震で原発の不安から田舎に移住した作家がいる。
その作家の本を俺は読まなくなった。
地震の後も仙台に住み続けた作家の言葉は、より重くなった。
誰も悪くない。
俺は原発の電気で暮らしていたし、電気に関わる仕事をしていたから、なるべく電気を使わないように暮らし、若く体力もあり独り身だったので、少しでも必要な人に行くようにと買い物も最小限にした。
偉くもなんともない。
当たり前のことだろう。
悪友の「俺たちがいましなきゃいけないことは、普通に暮らすこと。」
その言葉を頼りに不安をやり過ごした。
仙台の作家が今見とくべきだという言葉に従い、福島のいわきを訪れたのは3年後だった。
母親と土地のものを食べ、瓦礫の中を歩いた。
何が変わるわけでもないが…

16の時から夢中だったF-1。
なぜ見なくなったか?
生活が苦しく、CS放送の契約を切った。
リアルタイムではないが地上波で放送してて見てた。
そのうち地上波でやらなくなった。
何年かはニュースを追っかけたが、いつの間にかしなくなった。
セナとプロストがいなくても、シューマッハとハッキネンで最高だった。
F-1を語り合うことで仲良くなった人もたくさんいたのに…
放映権を持っていたとこが有料ユーザー以外はいらない、新規ユーザーは入ってこれないなと感じた時からだな。

競馬も俺の中で危ないとこまで来てる気がする。
無観客競馬が終わってから、余程のことがない限り東京競馬場にいた。
編集長が来れなくても、財布の中身がなくても…
今はたくさんお客さんが入る。
土曜でもパドックをゆっくり見れないことが多くなった。
バズーカのようなレンズの連中は相変わらずパドックやウイナーズサークルにいる。
朝からファンファーレがなると拍手して大声を上げなきゃならない病気の人がいる。
命の次に大切な金を賭けているのだ、レース中に声が出るのはわかるし、止められないと思う。
その熱がこの娯楽の最大の魅力だろうし。
野球みたいに応援をしに行くとこで、プレーなんて誰も見てない感じ。
野球も好きだけど現地に行かなくなったのは、席から何を投げたか?どのコースに投げたか?わからないから。
球場放送みたいなのでスマホで見られるようになればいいのにね。
手元で何が行われてるのか見て、打球を追うとなれば現地観戦は3倍くらい面白くなり、スクワット応援とかしとる暇はないだろう。
あんなもんと言ったら怒られるだろうが、応援団がやればいいんだわ。
その人たちはそれがしたくてきとるわけだろうから。
野球が見たくてきとる人と分けてやるべきだと思うな。
応援したい人は応援席、ゆっくり見たい人は内野席てな棲み分けができてるか…

競馬でいえば、競艇のように各場だけのチャンネルにして、パドックと返し馬を全部放送すればいい。
狙ったレースを最後まで考えられる。
競艇で解説をしておられる元選手の野添貴裕は、「競艇は推理。」という。
競馬もそうだろう。
配合、育成、調教、調整、パドック、返し馬…いろんなところから推理できる。
それぞれに魅力があるし、いろんな見方があるというのは素晴らしいと思う。
お家で競馬の人、地方で現地にはなかなか行けない人も、現地と変わらない情報が得られる。
競馬場の現地観戦でも、お父さんとお母さんは子供を芝生とかで遊ばせながら、ちゃんとパドックと返し馬をチェックできる。
指定席の人も、パドックで入場券の人に揉まれることなく確認できる。
車椅子の人、高齢者も移動少なく楽しめる。

博徒の人の場は、飲み食いはタダだったと聞く。
ボートレース多摩川の指定席はフリードリンク。
競馬場の指定席は?
いずれは入場料をライブくらいの値段にして、馬券を買うのはネット任せなのかもしれない。
それはそれでアリな気がするな。
年老いた母親が競馬行ってみたいかも?とかいってるけど、今の競馬場だと難しい気がする。
囲いのあるスタンドで歩き回らずにするしかないよな。
暑さ寒さも防げるしね。
ボートレース多摩川なら指定席取るだけなんやけどな。
展示航走も座って見れるし、見逃してもモニターで繰り返すし、券売機もトイレも近いし、日替わりランチも美味しいし、フリードリンクやし、冬でもTシャツで行けるくらい暖かくしてあるし。
なにより目の前でターン見れるし。
次に茅原が来たら朝から並んで席取る!
あのターンを目の前で上からじっくり見るんや!

なんか長くなったな。
けっきょく言いたいことは…

「神輿が勝手に歩けるゆーなら歩いてみぃ?」

「競馬は何を売っとるの?馬券じゃないの?ゆうならあれらぁ、ファンの金でメシ食うとるんじゃないの?」

「狙われるもんより、狙うもんのほうが強いんど。そがな考えしとったらスキができるど。」

「わしらどこで道間違えたんかのう…」

苦しいこともあるが楽しいないと続かん。
好きじゃないと続かん。
カープ女子はどこいった?
わしの周りは、「ウチらもカープ女子じゃけんね!」て言いよったオバさんしかおらんど。
人に言えん苦労してきた広島文化圏の女は強いど。
小さなもんでも積み重なりゃ文化に歴史になる。
わしの憧れた競馬はどこへ行くんか?
先達、歴史、文化を知らん、学ばんのはしゃあない。
でも蔑ろにしたら…
誰もついて来れんおもうがのう…
ファンのためじゃ口でゆーのはみやすいよのう。

若い競艇選手が、どの先輩に憧れますか?と聞かれて…

「◯◯さんです。レースやターンもそうなんですけど、人としての事を教えていただいてます。」

競馬でこんなこという若いもんがおるかいね?

ふと頭の中を歌が流れる。
刑事物語の主題歌、吉田拓郎の「唇をかみしめて」
歌詞の人が競馬に聴こえた。
わしもええかげんなやつじゃけ、ほっといてくれんさい。

pirocks

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