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いまさら?サンデーサイレンスからの…

今週も酔いどれでいこう。
なぜか?
疲れ果てて、馬券を考える気力がないからだ。
土曜の夜さ連れ出してあげる!てな吉川晃司のような男前のオネーサンもいない。
奮い立たせる必要がないでしょ?

「嘘つき!飲んだら奮い立たせても無理でしょ!まさか馬場のせいにするの?」

「うちはパ◯パンの良馬場じゃ!いくら降っても重うならんのじゃけ!」

「すまんのう…あんたの良馬場を見たら走りたくなるんじゃが、歳のせいかどうにもこうにもズブいのよ…」

「馬場のせいじゃないんね?うちも言い過ぎたわ…」

「こがんなってもそばにおってくれるんも、そばにおって欲しいんもあんただけじゃ…」

「あんた…」

茶番劇はこの辺にしといてパンツの中の核心に迫ろう。

SNSの海を彷徨ってる時に見かけたことが気になった。
「サンデーサイレンスが種牡馬として成功したのは肉体的な資質が飛び抜けていたから」とかなんとか…
はあ?と思うた。
わしゃ生産者じゃないし、馬乗りでもない。
馬体も見れんし、実際の生産現場も知らん。
ほいでもそれが結論なら、なんで戦績と血統表を記録することからサラブレッドが始まったんや?
セクレタリアトはなんなん?
リボーですら直系が消えそうなのはなんでや?
テシオが言うたんか?ロリーバーンか?エイドリアンニューウェイか?

おそらくであるが、遺伝子解析がどれだけ進んでも、自然交配でなければサラブレッドではないという条件がある限り、サラブレッドのデザインは血統表からしかなされないのではないかと思う。
ここにサラブレッドのすべての浪漫の源があり、魅力が集約されるのではないか?
血統表のないサラブレッドは式のない答えではないか?
なぜそうなったか?を説明できない。
ということは再現性がないということになるだろう。
再現性がないということは科学的ではないということだろう。
考えるだけ無駄となる。

酔いが回ってきた…
サンデーサイレンスの個人的な結論を。
あの時代日本だったから。
アメリカとヨーロッパが別れた時代に、双方を抱えていたといえこと。
ナスルーラとハイペリオンの日本に、マムードでブランフォードとゲインズボローに、ナスルーラ的なロイヤルチャージャー。
逆に言えば、サンデーサイレンスほど、あの時代にマッチする血統がいたか?
いたら教えて欲しい。
そんなギンギラギンにさりげない馬がいたとしたら、サンデーサイレンス以上だったと思うが…

別に反論や文句があるわけじゃないが、そんなことをつらつらと考えていた。
んぢゃ、肉体派資質が飛び抜けていたと思う馬は?
ナリタブライアン一択なのだけど、彼は結果が出る前に亡くなった。
種牡馬になった全弟ビワタケヒデを考えると、血統的に時代に求められたものではなかったと思う。
サンデーサイレンス産駒で血統的にも、肉体的な資質的にも飛び抜けていたのはサイレンススズカだろう。
彼はスピードの向こう側へとターフに消えた。
それでは、個人的に誰が?
ウオッカ?牝馬だ…
酔いどれに思いつく馬は一頭。
なぜかわからないけど、レースを見て非常に印象に残った馬。
それはシーザスターズ。
競走成績は偉大な兄Galileo以上。
凱旋門賞制覇は母アーバンシーと並ぶ。
名手キネーンに「シーザスターズの凄さは、わずか3歩でトップギアに入るところ。そんな加速の仕方は他の馬では味わったことがない。」と言わせ…
さらに、ガリレオ、モンジュー、ロックオブジブラルタル、ジャイアンツコーズウェイなど自ら跨った馬との比較でも、「生涯最高のパートナー。」と言わせた。
個人的に凄いと思ったのは、そのスピード故なのか行きたがるのを宥めて、最後の直線にもう一度爆発させるところ。
まるで武豊鞍上のウオッカのよう。
スピードの向こう側と、こちら側を跨いでいたと思う。

ウオッカとシーザスターズ?
子供がいるじゃない?
ケースバイケースとタニノアーバンシー。
どうなるか?
それはドリスデイの歌うケセラセラではなく、スライストーンの歌うケセラセラかもしれない。
素晴らしいメロディーは何度でも蘇る。
残りの人生、フェードアウトしていく曲が、いつまでも耳の奥で鳴っていることだろう。

血統のブルースはなりやまない。
俺が死んだ後も。
がなりたてるだけが音楽じゃない。
血は何度でも蘇る。
その血がわずかでも流れる限り。

日本競馬の結晶がディープインパクト?
日本競馬はサンデーサイレンス?
馬鹿言ってんじゃないよ。
輸入加工貿易?
和魂がなければ画竜点睛を欠く。
積み重ねることでしか歴史も文化もない。
日本を舐めるな、誇りに思え。
誇りに思える歴史も文化もあるのだから。

サンデーサイレンスが日本競馬を変えた?
ばかやろう!
もう一度、このコラムを最初から読め!

pirocks

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