朝起きると、歴史が変わっていた。
フォーエバーヤング、ブリーダーズカップクラシック圧勝。
SNSはおめでとうであふれていたが、個人的には思ったような感動はなかった。
なんか非常に申し訳ない気持ちになった。
もちろん、おめでとう!すごい!となったのだが…
なんでなんだろうと考えて、何かあったはずだと自分のコラムを探していたら…
抗議ズボンだ…
求職活動が難航し、面接まで辿り着けない日々。
申し込み、履歴書を送っては待つだけの日々。
病まない方が不思議。
だから、なるべく散歩に出かける。
雨が降れば傘をさして、晴れてれば自転車で遠乗り。
あまり使わないSNS、ゲームアプリなど削除。
目に入ると、酔った夜に気が狂いそうになるから、中途半端な関係の連絡先も見えなくして、買い物とハローワーク以外で誰とも話さず、最低限のことをメールでやり取りするだけの日々。
どうにもならないことなんて、どうでもいいことと歌う詩人がいたが、まさにそのとおりだなと。
少年ではなくなり、中年真っ最中の俺。
ナイフのかわりに、財布を持って多摩川に立ってた。
そして、いろんなことが思い通りになったらいいのになと、舟券を買っていた。
ちょっとだけよ!
そんなこんなで正直、日曜の朝目覚めてニュースを見るまで、フォーエバーヤングがブリーダーズカップクラシックに出走することすら気づかなかった。
ボートレース多摩川でレディースVSルーキーズが行われていて、推しの渡邉優美、高幢四季、勝浦真帆…よりどりみどりのところに、ウェイキーカップ優勝の管エンジンが西橋奈未!
残念ながらプロペラ破損で、チルト3度は散るとなったが…
オープニングセレモニーから参加して、舟券の調子も良く、前回優勝エンジンと再コンビの勝浦真帆、節一?とにかく初日からすごかった高幢四季、悪いなりに根性と腕を見せる渡邉優美!
他ではない団体戦、気温で変わるエンジン、よく知らない選手…
とにかく考えることが多くて…
土曜は編集長に競馬に誘われ、多摩川で少し戦ってから東京競馬場。
その夜は居酒屋で、ナイターのボートレース。
秋天だけネットで仕込んで寝た。
日曜の多摩川は準優勝戦、一節全日参加を果たそうと思っていた。
日曜、多摩川で悶絶してると、競馬場の編集長から電話。
秋天を仕込んで、こっちに来るという。
前夜、節一となった高幢四季の暴力的な足を熱く語ったのだ。
しばらくして、もう一度電話が鳴る。
帯でも取ったのかと思ったら、フォーエバーヤングの事だった。
モニターにレースが流れて知ったと興奮している。
編集長は忙しいだけで、まだまだ競馬に熱があるんだなと。
俺はずっと微熱で、たまに高熱を出していたけど、ここ一年は平熱。
認めるのも怖かったし、書けなくなるんじゃないかとも思ったし、存在理由がなくなるとから思っていたが…わりと平気。
興味ないと思いながら、種牡馬入りするかも?て見かけたら、面白そうなら仮想配合を考えてtakuさんに大量に送りつけるし、そこから派生して昔の馬の仮想配合も考えたりして、あっという間に時間が経ってることもある。
ま、編集長は推しのアニメやアイドルにキャーキャーしてるのが好きみたいだし、いろんな距離感があっていいのかなと思う。
競馬に誘われれば、多摩川で面白そうなレースがなければいくし、行けば馬券も買うしね。
もちろん、新馬戦に面白そうな配合馬が出てくれば見に行くだろうしね。
ま、そんな生活も仕事が見つからなければ終わるのだけど。
そう考えると、公営競技のある街に住んだことある人とない人て、同じ公営競技ファンでもだいぶ感覚違うだろうな…
競馬場なんて、平日は若いお母さんと子供の、綺麗で安全な大きい公園だしね。
開催時でも、東京競馬場の4コーナーの芝生の方はそんな感じだしね。
この街を離れることになっても、競馬場、競艇場を目指して、自転車で風を切りながら坂を下っていく感じは忘れないだろう。
誰かが競馬場に行こうようと、誘ってくれる高揚感はなくてもね。
来年も競争生活を続けるというので、少し気は早いが、フォーエバーヤングの血をアメリカで!なんて声を見かけた。
すぐに疑問に感じたけど…
母方米系で、父方もディープインパクトのニックス、ストームキャットが入ってるから!とか、そんな感じなんだろうけど…
亀頭血統理論で考えると…
父の母ラヴズオンリーミーはキングマンボ同血にストームキャット。
キングマンボはミスタープロスペクター、ヌレイエフ、グロースターク。
母方は、ミスタープロスペクターが2本、バックパサー、グロースターク。
サンデーサイレンスクロスは無しの方向だが、ヘイルトゥーリーズンは欲しい気もする。
まずはキングマンボを中心に考える。
母の3代目あたりにキングカメハメハかな?
キングカメハメハは、父キングマンボでラストタイクーンでバックパサー持ち。
そうなるとキングマンボ4×4からの…となる。
ノンサンデーサイレンスのキングカメハメハで、ヘイルトゥーリーズンは欲しいとなると…バゴ。
バゴは母方ナタルマベースで、ヘイロー、ミスタープロスペクター、ヌレイエフ。
父はディープインパクトと同牝系のナシュワン。
キングカメハメハ肌にバゴな位置関係だが現実的に少ない。
その位置関係を求めるなら、バゴ肌にキングカメハメハ後継。
その条件でも多くはないが、ノーチャンスではないだろう。
狙いすぎかもしれないが、パッと思いついたのそんなとこ。
アメリカにはそんなのいないよなあと思う。
キングマンボ的なものを考えると、まだヨーロッパの方がとは思うけど…
ガリデイン、デインヒル肌にガリレオの次の代とかね。
とまあ、そんなこんなで日々は流れていくのだが、明日はないし、今日がギリギリの日々。
伝わらない、届かない言葉しか持たず、他に何かを伝える術も持たず漂うだけ。
旅に出る金も、新しく何かを始める金もない。
それでも腹は減るし、タバコも酒も美味いし、先立つものはなくとも先に立つものはある。
こんな俺が生きている世界。
素晴らしいね。
シランケド…
シランケドで思い出したわ。
秋天、抑えの馬券で当たりました。
メイショウタバルで流れると思って、ルメールとシランケド軸は外れ。
メイショウタバルは次の布石を打ったということでしょう。
ジャパンカップは…だけど、有馬記念なら忘れずに買いたいね。
自分のイメージで競馬をする騎手と陣営もあれば、馬のこと、その先も考えてる人たちもいるってことだね。
同じ馬だったとしても、携わる人によって最終形は変わるのだろう。
その馬の本質でなくとも…
挑戦と経験しかないんだろうね。
おめでとうフォーエバーヤング。
あなたは私たちが見ている夢が、素晴らしいものだと証明してくれました。
努力の方向は違っておらず、必ず辿り着くと。
