競馬総合サイトG-ZERO

安田伊左衛門を思いながら

なんだかSNSが賑やか。
競馬は浪漫か?博打か?
そりゃ公営競技やし、博打やろ?
もともと、馬券を売らんと成り立たなかったでしょ?
そんなことを考えていて、旧競馬法、日本競馬会の成立などを思い、安田伊左衛門はすごいことをしたんじゃないか?なんて思うてきて、そりゃ安田記念になるわな…なんて。

明治の開国で洋式競馬が入ってきて、治外法権で馬券が売られたりして、黙許、禁止、補助金と時代を重ね、日清、日露とやって、日本馬じゃダメだこりゃとなって、馬政第一次計画なんかあったりして…
頭数と質の確保は陸軍の求めるところで。
民間の馬産からすりゃ金額の問題で。
勝馬投票券購入者からすりゃ娯楽で。
陸軍は乗馬、駄馬、輓馬を求め、それは中間種、重種であるだろう。
民間からすれば、軍馬だろうがサラブレッドだろうが高く売れるものが良いだろう。
勝馬投票券購入者からすれば、血統の浪漫とスピードでサラブレッドだろう。
馬匹改良は進み、在来種と洋種の交雑は進んだのだろうが、実際の戦場では体質が弱く役に立たなかったなんてのも見かけた。

いろいろと調べてみると、馬産のいろんな側面もあったことに気がついた。
畜産かな?牛にしても馬にしても堆肥、肥料としてのもの。
戦前、繋養頭数は馬が多かったが、戦後は食肉としての牛が多くなり、豚はそれ以上に多くなった。
鶏はそこで比較されてなかったので、よくわからない。
いちおう、農林水産省の資料だったと思う。
戦前は、牛と馬は使役馬としての側面が大きく、戦後は馬はサラブレッド、牛は食肉という流れかなと。
戦後は、農業、輸送の機械化、モータリゼーションてなのもあるんだろう。
昭和30年ごろを境に、役畜、駄獣は一気に取って代わられたのかなと思う。
東日本と薩摩では馬が多く、それ以外では牛が多かったみたい。
まあなんにせよ、その頃を境に生活に使役動物が側にいることが減ったのだろう。
想像し難いが、農家にあるトラクターや軽トラが、馬や牛だったということなのだろう。

さて、アホがサクッと調べたものを書いてみたが、話を日本競馬に戻そう。
何度も書いたような気がするが、やはり博打だろう。
博打がなければ成り立たないのだから。
馬主が…とか言うなら、それもそうかもと思うが、基本はJRAが胴を取り開張し、馬券売上を賞金と国庫納入だ。
日本競馬は馬券の売上も高く、当たり前の話だが故に賞金も高い。
何億もする高額取引馬だって、鮪の初競みたいなもんやろ?
実質の価格、価値はわからん。
安馬から、零細血統から名馬が産まれたりすることもある。
そこに浪漫を感じるファンも多いだろう。
ヨーロッパがぁー、ドバイがぁー、とか言う人は…知らん!
わしゃ今、日本競馬の話をしとんじゃ!となる。
成り立ちが違うものを同列には語れんやろ?
金の出所と違うやろし、宗教的なものもあるやろし…
うちはうち、他所は他所や。
そんなにスポーツとしての競馬を求めるなら、海外の方が面白いんじゃない?
俺はかつて、モータースポーツ、サッカーは海外のものしかみなかった。
なんで?て言われたら、単純にF-1とスペインのサッカーが面白かったから。
国内カテゴリーはレベルが低いとか言わんが、面白くなかった。
これは、シューマッハとハッキネンやら、リバウド、フィーゴ、シャビ…何といってもイニエスタが悪いので、異論は認めるし受付ます。
野球は、多くのスター選手がメジャーリーグに行って、特に松井、イチロー以来、メジャーしか見れなくなったなんて人もいると思う。
俺にとって野球は、広島東洋カープとそれ以外しかないのでアレだが、メジャーリーグのプレーを固唾を飲んで見守る雰囲気、好プレーが出た後の即座の反応。
やはり、野球はアメリカのものかな?と思う。

んでまた話を戻すんやけど…
陸軍の要請、政治的な圧力を受けながら、なぜ日本競馬会は発足し、法律で禁止された博打が許されたのか?
馬だけ…馬だけに美味い話があったのか?
単純に、公営競技に連なる、国庫やら支援やらを前提としての、自分達の食い扶持確保?
そこに何があったのか?
やっぱ金なんかな…畜産振興てのも大きいと思うが…
産業革命、開国からの変化のスピードは想像はできても、実感として持つのは難しいよね。
いくら、この時代から自分の経験で考えても、答えはおろか想像も難しい。
安田伊左衛門達を動かしたものはなんなんだろう…
国を動かし法律を作り、レース体系を整え、今に至る道を切り拓く…
今じゃ凱旋門賞に手がかかり、ブリーダーズカップは勝ち、血統レベル、賞金は世界最高峰。
誰がこんな日本競馬になると思っただろう…
日本馬の躍進は、生産もあるだろうが、飼料も含めた育成と調教が大きいと思う。
サンデーサイレンス以後というが、その辺りで技術革新があったのでは?と思う。

競馬はスポーツ。
日本競馬は公営競技。
競馬をスポーツで浪漫とするのは、やはり血統かなと思う。
8代まで見るとかいわなくても、◯◯の仔だから応援するてのもそうだろう。
ただそれを言うなら、血統表に◯◯がいるからてのは…
まずは父系で話し始め、なんとなく母系に…ではないな、母に目を向けて◯◯がいるから、こうなるはず!
その多くは、その馬の競争時代のイメージだろう。
だが、多くはそうはならない。
目の前の馬を見ろとなる。
まあでも父系で浪漫とかいうと、みんなサンデーサイレンスじゃん!とかなるしなあ…
サブカルっぽくなろうとすると、バイアリータークの子孫が…とかになるやろし。
それはホクトスルタンで終わった話と思うし、ノーザンテースト、マルゼンスキー、ブライアンズタイム…ブライアンズタイムとテスコボーイはまだわからんか…
かつてのリーディングサイアーも多くが消えた。
こんな言い方したら怒られるかわからんが、サンデーサイレンスの血を環流?アメリカに戻そう!フォーエバーヤング!とか言われても、サンデーサイレンスてアメリカで要らんてなってきたんやないの?て…
ウインドインハーヘアの女王の血をヨーロッパに戻そう!とかならわかるし、takuさんがよく言うけど、ノヴェリストをヨーロッパに!とかね。
夢とか浪漫も勉強せんにゃ、薄っぺらいもんになるやろ?
子供がいうんなら別じゃが、スポーツや浪漫は、知識がなければ高いレベルのものを理解するのは難しいんじゃない?
感じるのは別よ、感じたことを理解できるか?の話よ。
まあ、俺みたいなアホになにがわかるか?て言われるやろうけどね。
でも、暇人やけん、いろんなものを読んだりしてるのよ。

なんか思考が別の方に飛んだ。
キングカメハメハからドゥラメンテてすごいよな。
あれはどこでもすごい種馬になっとったと思うわ。
てか、キングカメハメハもグリーンダンサー、ニジンスキーの位置が…アレなら、もっとアレしてたんじゃない?
本格派右腕て感じやもんね。
サンデーサイレンスは質の良いパーソロンて感じは変わらもんなあ。
テスコボーイ、ノーザンテースト、トニービンときて、ハイペリオンの極みがサンデーサイレンスてな。

やっぱアレやな浪漫を語るなら…
あの馬てなんなんやろ…
強いのか弱いのか、よくわからんとこあるし…
でも、人気あるし、肝心なところで勝つしなあ…
オグリキャップみたいかな?
本質はマイラーやったんやろうし、爆発的なスピードあったし…
アイドルって感じでもないなあ…
ハイセイコーとかみたいに、社会的なブームになってはないよなあ…
天から愛された感じはあるよなあ…
天馬かあ…それじゃトウショウボーイじゃん!
ん?8代まで見ると、ちゃんとトウショウボーイの中埋まってんじゃん!
天馬だ!ウオッカは天馬だ!

というようなことを言い出すと…酒乱だと思われます。
シュランケド!

pirocks

1日1クリック!皆さん、応援よろしくお願いしますm(__)m


Advertisement
モバイルバージョンを終了