記憶もどんどん薄くなり、ずいぶん遠くに来た気もするが…
色も音もなく、そこにただあるもの。
そこにあることは感じている。
なんというか、塊のようなものがあって、それはウオッカと呼ばれていたもので、それがまとっている記憶を。
他にも、完璧に近い成績の馬、もっと強い馬、もっと速い馬、いろいろいる。
近い感じは、オグリキャップかな?
天馬トウショウボーイの血を持ち、自身の中で強調し再現されているのではないか?
ウオッカも天馬なのではないか?
強いとか、速いとかではなく、ただ天馬が走っていただけ。
そんなふうに思ってる。
タニノギムレットを父に持ち、タニノシスターを母に持つ。
まさに谷水オーナーの血の結晶。
とは、思わない。
母の母はトウショウボーイの最高傑作の一つ、シスタートウショウ同血だ。
そこに、なぜルション?なぜタニノギムレット?
何が見えてたの?とは思う。
んぢゃやっぱり、谷水オーナーの血の結晶か。
ギムレットと言えばジンベースのカクテル。
もっと強くと思うなら、タンカレーとか、ビフィーターとか、ボンベイサファイアとかで良かったんじゃないか?
なんでウオッカ?冠名もつけずに…
なぜなんだろう?
ずっと考えてた。
谷水オーナーにしかわからないな。
でも、走り出してしまえば、オーナーだけのものではなくなるのが競走馬だろう。
最近、こう思うようになった。
ウオッカは蒸留され、ほぼ無味無臭。
これが理由だと。
ウオッカにいろんな思いが足され、それぞれのカクテルとなる。
ある人は史上最強牝馬に、ある人は府中専用機に感じるのだろう。
角度や光の加減、その時の体調で、見え方や酔い方が変わるのではないか?
ただ、そのアルコールは強烈で、無味無臭。
俺は何も知らずに、出されたものを、クイっとショットでやっちゃったんだな。
若干、トウショウボーイ臭がしたけど、2分ちょっとで酔いが完全に回ってしまったんだな。
色も音も匂いもなく、ただ酔ってる。
そんな思いを胸に、漂っている。
谷水オーナーはもちろん、関係者、ファンの方に、失礼なことを書いている気もする。
でも、ギムレットにも酔ったけど、ウオッカの酔いが抜けないのよ。
俺だって、素面ならもっと各所に配慮して物が言えるさ。
このコラムのタイトル知ってる?
酔いどれ競馬だよ?
俺にあんなもん飲ますからさ、記憶もなくなっちゃうよ。
ただ、飲んだてのは覚えてるよ。
ほら、もう何書いてんのかわかんなくなってきたよ。
katsuさん、takuさん、気をつけて。
ウオッカてのは、すごい酔うよ。
ダービーと秋天とジャパンカップの3杯は飲んだ記憶があるんだよ。
3杯は確かに飲んだ。
でも、ちょっと酔いすぎてるな…
ヴィクトリアマイルと安田記念も飲んじゃったかもな。
飲み過ぎ注意だな。
そういや、katsuさんと俺はダービーで一緒に飲んだな。
美味そうだから飲み行こうて。
あの辺から俺すでに記憶怪しいな…
さすがに、もう抜けたかと思うんだけど、まだ酔ってるのかな…
katsuさん、takuさん、俺酔ってる?