何から伝えればいいのか、わからないまま時は流れて…
と言っても、グランアレグリアは突然にではないよね?
実力馬が実力を出して、強い競馬して勝った。
ただ、それだけだろう…
さて、ここからは独断と偏見艦長pirocks eye!
ちなみに、エマシーンの最後のシーンで、涙が堪えきれなくなり、ラストシーンでまた泣くという、Zガンダムで二度泣く男pirocksだ!
終わってみればなんとでも言える。
わかってるよーん!だからって黙ってらんないよね?
まず、前日の雨の影響で、稍重とはいえ、メインの頃に内はあまり良い状況ではなかったのではないか?
アーモンドアイを中心にして、内側に名うてのマイラー、中距離馬。外側にはスプリンター。
スタートでアーモンドアイが出遅れ、釣られてインディチャンプ。
内枠のマイラーは、外枠のスプリンターとはペースが違う。
外から前目にどんどん出ていく。
そして、なんなく絶好のポジションとコース取りができたのがグランアレグリアだったと。
グランアレグリアが前走で見せた脚を考えると、馬場の悪化がマイナスにはならないんだろう。
その中でも、一番コンディションの良かったであろう、馬場の真ん中を終始走れたのではないか?
逆に言えば、他の馬は馬場の悪化は弱マイナスで、アーモンドアイや人気の内枠の馬は、内の悪いとこを通ることになったか。
稍重での1.31.6というタイムが速いのか遅いのかは、俺にはわからないけど、出遅れたとはいえ、最後は上位三頭は同じような脚色に見えた。
アーモンドアイが中2周で、体調が万全でなかったと見るか?
それを気にしすぎてしまったインディチャンプと見るか?
もし、アーモンドアイが出遅れなければ、インディチャンプがあの位置で競馬したか?
インディチャンプはどんな競馬をして勝ってきたか?
とにかく、いろんな要素がグランアレグリアに絶好だったと思う。
戦前、藤澤調教師は、「アーモンドアイに勝つ気がないなら乗せない!」そんなふうに言ったとかなんとか。
1着以外は等しく負けである。その心意気や良しである。
その馬のベストパフォーマンスを引き出した池添謙一のファインプレーだろう。
他の策士達は、策に溺れた形になってしまったか…
しかし、池添謙一以外に1人だけいた。
別の競馬をしていたんじゃないかという男が。
その男の名は…横山典弘。
完全に決め打ちだろう。どこから外に持ち出すかだけ、うまく出られれば最後は炸裂する。
どの着順になるかは、ペースと展開次第。
策士ではない、勝負師だね。
勝負師にも、策はあるだろうが、策で勝負するわけではないのだろう。
勝負と決めて、勝負するのが勝負師なんだろうね。
お見事でした。
この形をとるのは、グランアレグリアかと思っていたが、スプリント戦と違い、位置が取れ、ペースも合ったのだろう。
兎にも角にも、グランアレグリアに全ての流れが向いていたのではないかと思う。
さて、この後の話を少し。
アーモンドアイとグランアレグリアの再戦はないだろうなあ…
秋天か、マイルCSかでやってくんないかね?
みんな見たいだろうけどなあ…
やられたら、やり返す!倍返し…ではなく、やられたら、最後に落とし前つける。
そんな、矢沢永吉スピリットを感じたいけどなあ。
あと、長くなったけど最後に。
書くか書かないか迷ったけど…
あくまでも個人的な感想で、G-ZEROの他のメンバーの考え方ではないということを言っておく。
レース後の勝利騎手インタビュー。
調教に乗っていた、杉原誠人騎手への感謝を語る池添謙一。
素晴らしい。
3角あたりで、飛んできた芝で、負傷した目が痛々しい。
ルメール騎手が氷を差し出す場面も。
微笑ましい。
「こんな醜い顔で、お客さんの前じゃなくて良かったかな?」
ん?
先週、ダービーセレモニーで書いたから、もう詳しくは書かないけど…
無観客ではあるが、画面の向こうに何人競馬ファンの目があると思うのだろう?
これ以上、書くと、批判に取られても困るからやめとく。
ただ、最後の最後に残念だったなと。
各地で状況も違うと思うが、当たり前じゃない状況の中で、売上を大きく落とさずに競馬は開催されている。
ほんとに、ありがたいと思うし、各関係者には感謝しかない。
ダービー後の福永祐一のインタビューも良かった。
無観客だけれど、多くのファンが見ていると思って騎乗したと。
見直したよ、福永祐一。
馬はもちろん、馬主さんのものだろう。
でも、競馬は、いつまでも我々ファンのもので合って欲しいものだ。
いつでも、お互いに感謝と敬意がある関係がいいね。
最後に、錚々たる面子の中で、素晴らしいレースをしたグランアレグリアはすごいね。
恐れ入りました。
これから、どんなレースをしてくれるか楽しみだね。