2日(日)も5勝の固め打ちと、その勢いは、止まる所を知らないC.ルメール騎手。
今更だが、その成績を解析してみたいと思う。
ルメールの2021年4月25日現在の成績では、以下の通り。
1着 62回
2着 45回
3着 27回
着外 136回
勝率 23.0%
連対率 39.6%
複勝率 49.6%
10回に2回は勝ち、4回は連に絡み、半分は3着以内に来る計算となる。
非常に優秀な数値で、本当に素晴らしいと思う。
巷では、「ルメールだけ買っていれば儲かるのでは？」等と言われるほど。
果たして、それは本当なのか？
そこを調べてみた。
まずは、他の騎手と比較してみる。
以下は、リーディングTOP30以内の騎手となる。
勝率20.0%以上 ルメール、川田
連対率30.0%以上 ルメール、川田、福永、武豊
複勝率40.0%以上 ルメール、川田、福永、武豊、デムーロ
各条件にこれだけしかいないのだから、如何に優秀な数値なのかが分かるだろう。
それは良いのだが、どんな時に馬券になっているのか？
これについて調べてみた。
以下の数値は、1～3着別に、ルメールが何番人気の時に何回来ていて、どのくらいの確率なのか？というもの。
①1着の時
1番人気 44回 71%
2番人気 13回 21%
3番人気 3回 5%
4番人気 1回 2%
5番人気 1回 2%
②2着の時
1番人気 26回 58%
2番人気 11回 24%
3番人気 3回 7%
4番人気 3回 7%
5番人気 1回 2%
③3着の時
1番人気 18回 67%
2番人気 3回 11%
3番人気 4回 15%
4番人気 1回 4%
5番人気 1回 4%
1番人気になる確率自体が高いので、当然と言えば当然だが、1着、つまり頭で買おうと思った時、1番人気で71%ある確率が、2番人気では21%と半分以下、3番人気以下では5%と1桁台になっており、とても頭には据えられない。
④連対率
1番人気 64.5%
2番人気 22.5%
3番人気 6.0%
4番人気 4.5%
5番人気 2.0%
連軸とて見ても、やはり1、2番人気までで、3番人気以下となると1桁台になる。
⑤複勝率
1番人気 65.3%
2番人気 18.6%
3番人気 9.0%
4番人気 4.3%
5番人気 2.6%
3着まで範囲を広げて複勝率で見ても、それでも、3番人気以下は1桁台。
結論としては、「ルメールは、1番人気以外では買うな。」ということ。
ルメールなら何でもありという分けでは無くて、1番人気、ちょっと余裕を持っても2番人気までというのが馬券購入の際の物差しになる。
また、1番人気での2着は58%だが、3着は67%で、2着よりも3着率の方が高い。
こうなると、ルメールからの3連単軸1頭流しマルチが面白くなってくる。
実際に、2021年最初の3着となった2021年1月9日 1回中山2日目 3歳未勝利では、1着7番人気、2着9番人気で、3連単32万馬券だった。
まあ、相手を捕まえられなければ話にはならないが、①ルメールが騎乗している、②1番人気である、③3連軸にする、という3つの条件をクリアした段階で、的中率65.3%の馬券を買っていることになるのだから、こんなに簡単なことは無い。
次回までに、この条件で、且つ荒れるケースを解明したいと思う。
(編集長・katsu)
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