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注目馬評価 Mighty Heart

Mighty Heart(Dramdy×Emma’s Bullseye by City Place)牡・17生

有効世代数:9代目

 

Ⅰ 主:6 結:8 土:5 弱:1 影:2 集:7 質:4 再:3 SP:4 ST:4 特:1(主導牡牝を通じたクロス)3(母伴性血統牝馬)

合計:(44+4/60)点 クラス:1A+(2A)

Ⅱ 日本適性:△ 成長力:◎

Ⅲ 距離適性

芝:S × M 〇 I 〇 C 〇 L △

ダ:S × M 〇 I ◎ C 〇 L △

芝適性:〇 ダート適性:◎ 重馬場適性:〇

Ⅳ 開花率:低め 成長型:早め

 

〇 短評

 

前面で、Mr.Prospector4・4×5を作成するものの、中間断絶の為影響はやや弱く、主導はNearcticから継続する、Northern Dancer5・5×5・6の系列クロス。次いで、同位置でクロスし、父系・母系ともに系列クロスを形成したSecretariat5×5。この両者の位置の悪さと、前述のMr.Prospector内Native Dancerが系列クロスを形成した為、明確な主導の作成ができなかった配合であり、ここが当馬の血統構成の限界点だと言える。しかしながら、この三者はNearco.Native Dancer等で強固に結合したのは幸いであり、父母であるShe’s a Winnerに存在し、血の集合力にかなりの良さがある為、主導勢力の不明瞭さを、ある程度緩和できたのは幸いである。また、スタミナの核をSecretariatが形成し、スピードはMr.Prospectorから。そしてバランスタイプのNorthern Dancer-Nearcticがまとめる構図は、ダートタイプになりがちではあるものの、理にかなった配合であると言え、土台構造の16ブロック全てに存在するNearco21連から来る血の流れを、主導勢力を含む前述のクロスがしっかりと前面で発揮した点は評価に値する。惜しむらくは欧州系のスタミナ再現が弱くなった点と、母母内に軽微であるが弱点を抱えた点だが、北米ダート馬としては非常に良くできた配合であり、またシンプルな配合となっており、クロス種が45とそれを裏付け、反応が早いタイプだと考えられる。更に、母がTaylors Falls(=Sunn Clime)3×4をハートライン上に持ち、当馬自身ではこの部分の再現が弱いものの、大きな心臓を遺伝した可能性がある。本質的にはダート向きの中距離タイプだが、慣れれば芝対応も可能。重馬場もこなすと想定される。今後とも、強い競馬を見せてくれることを願ってやまない。

 

(taku.O)
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