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重賞勝ち馬評価 福島牝馬ステークス【ディアンドル】 マイラーズカップ【ケイデンスコール】 フローラステークス【クールキャット】

福島牝馬ステークス
ディアンドル(ルーラーシップ×グリューネワルト by スペシャルウィーク)牝・生
有効世代数:10代目

Ⅰ 主:5 結:6 土:3 弱:3 影:2 集:3 質:3 再:5 SP:4 ST:3 特:0
合計:(37/60)点 クラス:3B
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S × M □ I 〇 C × L ×
ダ:S × M □ I □ C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:□ 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:低め 成長型:遅め

〇 短評

主導は位置の悪さがあるが、Northern Dancer5・6・6・8×5・6を伴うNijinsky7×5。この主導の位置の悪さが、端的に当馬の配合の限界点であると言える。従って、主導としての明瞭性や、血の集合にはやや不満が残る配合であり、キレる脚が望みにくい配合だと言えるだろうか。反面、Fairy KingとNureyevの呼応により、Special-ThongとクロスさせHyperionを通じGold Bridgeのスピードを主導と呼応させた点や、結合こそ弱いものの7代目以降の血の生かし方がよく前面に配されたマルゼンスキーなどの良血の再現性は、比較的良好。本質は芝向きのマイル~中距離タイプ。ダートや重馬場もある程度ならこなせる可能性を秘める。

マイラーズカップ
ケイデンスコール(ロードカナロア×インダクティ by ハーツクライ)牡・16生
有効世代数:10代目

Ⅰ 主:4 結:7 土:4 弱:3 影:2 集:3 質:4 再:5 SP:3 ST:3 特:0
合計:(38/60)点 クラス:3B
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S × M □ I 〇 C △ L ×
ダ:S × M □ I △ C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:□ 重馬場適性:□
Ⅳ 開花率:低め 成長型:遅め

〇 短評

主導は不明瞭な配合で、Bold Ruler.Almahmoud.Hornbeamが並列したのは当馬にとって大きなマイナスだと言える。従って、キレる脚のあるタイプでは無いと考えられる。反面、前面でクロスしたNorthern Dancer.Ribot.Sanctusが結合を良くアシスト。結合完了が有効世代数10代目になるものの、ひとまず各系統が連動したのが最大の長所。また、質の高い血で構成された配合で、その再現性も比較的良好であり、開花した際には強い競馬を見せる事も。本質は、芝向きの中距離タイプ。ダート・重馬場はこなせる程度。

フローラステークス
クールキャット(スクリーンヒーロー×メジロトンキニーズ by ダンスインザダーク)牝・18生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:3 結:7 土:2 弱:3 影:2 集:3 質:3 再:5 SP:4 ST:3 特:0
合計:(35/60)点 クラス:2B
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S × M □ I 〇 C × L ×
ダ:S × M 〇 I □ C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:低い 成長型:普通

〇 短評

前面でクロスした、サンデーサイレンス3×3は、Hail to Reasonがクロスするものの、ほぼ単一クロスの為、見た目ほどの影響力は無い。主導は、ひとまずサンデーサイレンスを呼び水にしたAlmahmoudである為、全く効果が無いわけでは無いが、Nearcoの影響も強く、主導としてはかなり不明瞭な配合である。次いで、6代目からRaise a Native.Hyperion.Palestinin.Tom Fool.Lady Angelaとクロスさせ、これらクロスにより血統内のスピードの引き出しに良さがあるものの、血の集合が散漫になってしまった。ここが血統表から見た当馬の限界点を端的に示している。反面、前述のようにスピード再現には良さがある為に、仕上がった際には鮮やかな競馬を見せる可能性は否定できない。本質は芝・ダート兼用の中距離タイプ。重馬場もこなす全天候型。

(taku.O)
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