阪神牝馬ステークス
メイショウミモザ（ハーツクライ×メイショウベルーガ by フレンチデピュティ）牝・17生
有効世代数：９代目
Ⅰ 主：５ 結：５ 土：２ 弱：１ 影：２ 集：４ 質：３ 再：３ SP：４ ST：３ 特：１（産駒複数活躍繁殖牝馬）
合計：（32+1/60）点 クラス：2B+
Ⅱ 日本適性：○ 成長力：□
Ⅲ 距離適性
芝：S □ M ○ I □ C × L ×
ダ：S ○ M □ I × C × L ×
芝適性：○ ダート適性：○ 重馬場適性：○
Ⅳ 開花率：普通 成長型：遅め
〇 短評
メイショウテンゲン(3B)半妹。主導は、Turn-toを伴うHail to Reason４×６。一見明確な主導に見えるが、その父Turn-toを含めて血統の２ブロックにしか影響を及ぼしていない点や、Almahmoud.Nasrullahの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶の影響も強く、そこまで明確な主導となり得なかったのは惜しまれる点である。また、Sir Gaylordを通じて、Princequillo系を連動させた兄に対し、当馬はその血を完全に離反させてしまった点も不満が残る。とは言うものの、Hail to Reason内の米系の生かし方は兄同様良好であり、Bansih Fearのアシストもあり、仕上がった際には鮮やかな競馬を見せる可能性を秘める点は指摘しておきたい。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプ。重馬場もこなせる全天候型。父父サンデーサイレンス内のスピードの生かし方に良さはある配合であり、日本適性は高いタイプ。
ニュージーランドトロフィー
ジャングロ（More Than Ready×Goodbye Stranger by Broad Brush）牡・19生
有効世代数：代目
Ⅰ 主：６ 結：４ 土：４ 弱：２ 影：２ 集：４ 質：３ 再：２ SP：４ ST：３ 特：１（主導牡牝を通じたクロス）
合計：（34+1/60）点 クラス：2B+
Ⅱ 日本適性：◎ 成長力：□
Ⅲ 距離適性
芝：S 〇 M △ I × C × L ×
ダ：S □ M × I × C × L ×
芝適性：〇 ダート適性：□ 重馬場適性：□
Ⅳ 開花率：普通 成長型：普通
〇 短評
主導は非常に不明瞭な配合で、前面でクロスしたNorthern Dancer４×５、Turn-to５×６・５・５、Almahmoud５×６・７は全て中間断絶であり、土台構造をPharos(=Fairway)20連で形成した点を踏まえると、Nasrullah-Nearcoの系列クロス。ただし、位置に問題を抱えた点や、War Admiralの影響も強い点を鑑みると、決して明確とは言えない点が、当馬の配合の限界点を端的に示している。また、きめ細かく生かした米系の血が完全に孤立した点も、見逃せない事実である。とは言うものの、主導のNasrulla-Nearcoを中核に、Pharmond.Turn-toとHaloのスピードを再現したのは、国内向きのスピードという意味においては大きな武器となり得る点は指摘しておきたい。本質は、芝向きのスプリントタイプ。距離延長の適性は高いとは言えない。ダート・重馬場はこなせる程度。キレのある末脚を使えるタイプ。
桜花賞
スターズオンアース（ドゥラメンテ×サザンスターズ by Smart Strike）牝・19生
有効世代数：９代目
Ⅰ 主：４ 結：６ 土：２ 弱：１ 影：１ 集：３ 質：３ 再：３ SP：４ ST：３ 特：１（主導牡牝を通じたクロス）
合計：（30+1/60）点 クラス：1B+(2B)
Ⅱ 日本適性：〇 成長力：□
Ⅲ 距離適性
芝：S □ M 〇 I × C × L ×
ダ：S 〇 M □ I × C × L ×
芝適性：〇 ダート適性：〇 重馬場適性：〇
Ⅳ 開花率：普通 成長型：普通
〇 短評
前面でクロスしたMr.Prospector.Northern Dancerは中間断絶クロスであり、主導は、Nasrullahの系列クロス。次いで、Almahmoudの系列クロスで血統を構成。自身の土台構造を、Hyperion19連で形成している点も踏まえると、主導が非常に不明瞭な配合であると言える。また、母が抱えた独系を無視してしまった点もマイナス。とは言うものの、Turn-to６×６の中間断絶からくる切れ味には魅力があるタイプであり、Mill Reef６×７によりスタミナの核を形成しながら、Princequillo系の結合をアシストした点は見るべき点である。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプ。米系の連動性の高さから重馬場もこなせる全天候型。前述の独系の不備と、弱点の派生。影響度バランスの悪さから安定感には欠けるタイプ。
(taku.O)
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