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重賞勝ち馬評価 キーンランドカップ【ナムラクレア】 新潟2歳ステークス【アスコリピチェーノ】

キーンランドカップ
ナムラクレア(ミッキーアイル×サンクイーンⅡ by Srorm Cat)牝・19生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:4 結:6 土:3 弱:1 影:2 集:3 質:3 再:3 SP:4 ST:3 特:0
合計:(32/60)点 クラス:2B
Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S 〇 M 〇 I × C × L ×
ダ:S 〇 M □ I × C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:□
Ⅳ 開花率:普通 成長型:早め

〇 短評

主導は不明瞭な配合で、Halo4×5及び、Northern Dancer5・6・6・6×4の系列クロス。次いで、Raise a Native.Bold Ruler.Pocahontasの影響も強い。かなり煩雑な血統構成であるが、これらスピードの血の結合は悪くなく、スピードには恵まれた配合。惜しむらくは、世代ズレを多数抱えた点や、欠陥を含め弱点を多数抱えた点で、将来的な成長力や、安定感には欠ける配合だと言える点か。ただし、前述のようにスピードにはかなりの良さがある配合であり、早期のスプリント~マイル戦への適性は秘めた配合。過信は禁物だがそのスピードで押し切る競馬があっているか。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプ。重馬場はこなせる程度。

 
新潟2歳ステークス
アスコリピチェーノ(ダイワメジャー×アスコルティ by Danehill Dancer)牝・21生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:6 結:7 土:2 弱:3 影:2 集:5 質:3 再:5 SP:4 ST:3 特:0
合計:(40/60)点 クラス:3B
Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S □ M 〇 I × C × L ×
ダ:S 〇 M □ I × C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:高め 成長型:早め

〇 短評

主導は、Natalma-Almahmoudと継続させたNorthern Dancer4×4・5の系列クロス。次いで、Hail to Reason4×6の中間断絶を呼び水とした、Royal Charger6・6×8の系列クロスで血統を構成。Northern Dancerは血統の3ブロックに影響を及ぼしているものの、Hail to Reasonの影響もかなり強く、主導の明瞭さに若干影を落とした点が惜しまれる。できる事なら、Royal Chargerクロスは無い方が良かったと言える(ただし、Royal Chargerが後述のGainsboroughの血の流れを汲んでいる点もあり、痛し痒しといった所か)。また、父の父サンデーサイレンス内の6代目Sickle(=Pharamond)が世代ズレをおこし、そのスピードが半減した点も惜しまれる部分である。とは言うものの、ノーザンテーストを含む父の配合馬らしく、Hyperion-Gainsboroughの血の流れにはかなりの良さがあり、ここが当馬の能力の源泉である。また、種牡馬として最晩年を迎えている父ダイワメジャーの産駒としては、父母の世代が比較的あっており、幸運な配合だと言える(蛇足だが、種牡馬の晩年期にダート馬や、安定感に欠ける産駒が増えるのは、年々更新されていく繁殖牝馬の世代に比して、種牡馬の世代は変わらない為、世代ズレ等を多数抱える為であり、活力の低下も要因の一つではあると考えられるが、血統的な見方としてはこのような見解になる事を、ここに記しておきたい)。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。また、強調された父の母スカーレットブーケに血の集合が見られる事から、仕上がった際には決め手のある競馬を見せる可能性を秘める点を指摘しておきたい。

 

(taku.O)
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