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注目馬血統診断 エスコフィオンの22

(ハービンジャー×エスコフィオン by ディープインパクト)牡・22生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:8 結:9 土:3 弱:3 影:3 集:5 質:5 再:5 SP:4 ST:4 特:1(主導牡牝を通じたクロス)
合計:(49+1/60)点 クラス:2A+
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:◎
Ⅲ 距離適性
芝:S × M △ I ◎ C ◎ L 〇
ダ:S × M × I □ C □ L △
芝適性:◎ ダート適性:□ 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:普通 成長型:普通

〇 短評

主導は、Northern Dancer-Natalma-Almahmoudと継続させたDanzig4×4の系列クロス。この主導は血統の4ブロック全てに、その父Northern Dancerを配し、非常に明確に血統をリード。次いで、同様にNorthern Dancerの仔であるLyphard5×5や、Buckpasser6×5、Crepello6・8×6の系列クロス、Turn-toを伴うHail to Reason7×5で血統を構成。各クロスはNorthern Dancer. Sir Gallahad(=Bull Dog).Nearco. Blenheimでしっかりと主導と直接結合しており、孤立しがちなPrincequillo系をSir Ivor6×5・6の中間断絶内Mahmoud. Sir Gallahad(=Bull Dog)によって、これも直接連動させており、サラブレッドの血統の背骨を形成する主導・結合の評価は非常に高い配合となっている。更に、主導内はFighting Fox- Sir Gallahad(=Bull Dog).War Adimaral.Boola Brook.Heliopolis.Petition-Far Trial- Pharos(=Fairway)を生かし、Lyphard内もHurry Onを伴うCourt Martial-Fair Trial- Pharos(=Fairway).Ksar.Biribiを生かし、特殊な仏系であるDjbel-Tourbillon-Ksarの系列クロスを間接的に主導と連動させ、その充足率が非常に高い。加えて、スタミナの核を形成したBuckpasser内においてもWar Adimiral-Man o’War.Blue Larkspur.La Troienne-Teddyとクロス、Lyphard.Crepelloと並んで強靭なスタミナを再現している。これといった弱点も無い配合で、影響度バランスも(8-9-9-11)と、質の高い血で構成されてはいるものの、それを十全に生かしきれなかった、やや質の劣る母の母マチカネハツシマダを強調した点はおしまれるが、綺麗に纏めており、強調された母の母マチカネハツシマダにある程度の血の集合が見られる点もプラス。また7代目以降における連動性も強固であり、9代目までにおいてクロスした58種のクロスの内、主導勢力と連動を果たしていないのは、Belle Mere(=Beau Pere). Feolaの2種のみで、7代目Wild Riskでさえ主導勢力と連動した点は目を見張るレベルにあり、この連動性は驚嘆に値する。本質は、芝向きの中~クラシックタイプで、ダートはこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。まさに、この父にしてこの母ありと言える配合で、血統構成上のレベルは、過去の幾多の名馬と比較してもなんら劣る事が無い。よくぞこの母にハービンジャーを配してくれた。開花の早さは普通といったレベルだが、実に鍛えがいのある血統構成であり、無事な開花を望みたい一頭である。

 

(taku.O)
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