フジユージーン（ゴールデンバローズ×デザイナー by スゥイフトカレント）牡・21生
有効世代数：10代目
Ⅰ 主：４ 結：７ 土：２ 弱：２ 影：３ 集：３ 質：４ 再：５ SP：４ ST：３ 特：１（主導牡牝を通じたクロス）
合計：（37+1/60）点 クラス：3B+
Ⅱ 日本適性：〇 成長力：□
Ⅲ 距離適性
芝：S △ M 〇 I 〇 C × L ×
ダ：S □ M 〇 I □ C × L ×
芝適性：〇 ダート適性：〇 重馬場適性：〇
Ⅳ 開花率：低め 成長型：遅め
〇 短評
主導は、Mr.Prospector５・６×５の系列クロス。次いで、Natalma-Almahmoudと継続させたNorthern Dancer６・７・８×５・６や、Buckpasser７・８×６の系列クロスで血統を構成。母の父スウィフトカレント内５代目Hail to Reasonが世代ズレをおこしており、主導の明瞭性を必要以上に乱さなかった点は幸運だが、血統全体の連動性が、やや弱くなった点は惜しまれる部分であり、ここが当馬の能力の限界点。とは言うものの、有効世代数が10代目となった為に、Buckpasserを介して、辛うじて米系の連動性がはかられた点や、Sir Gaylord８×７・７の系列クロスにより、Princequilloの連動が図られた点は幸運で、この連動性が当馬の能力の源泉。加えて、７代目以降の血であるもののFair Trial.Alycidonにより、Troyのスピード・スタミナを再現した点も見るべき部分である。本質は、芝・ダート兼用のマイル～中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。血の集合にやや難があり、詰めの甘さを見せる可能性を否定できない点や、外交的な血統構成でありながら、９代目までに52種クロスさせ、血の流れにやや難がある為に、完全開花には比較的時間がかかるタイプで、その開花率も高いとは言い難い血統構成である点は付け加えておきたい。反面、見た目はかなりマイナーな血統構成であるが、有効世代数が10代目となった為に、弱点の派生を防げた点や、影響度バランスも（５－１－４－５）とした為、安定感のある血統構成であり、一皮むけばなかなかしっかりとした血統構成であると言える。その意味において、無事な開花を望みたい一頭である。
(taku.O)
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