距離適性は、ミオスタチン遺伝子をC/T型と想定して算出しております。当該のサラブレッドのミオスタチン遺伝子が、C/C型であれば一項目左へ、T/T型であれば一項目右へずらして、ご閲覧頂ければ幸いに思います。
日経新春杯
ロードデルレイ（ロードカナロア×デルフィーノ by ハーツクライ）牡・20生
有効世代数：９代目
Ⅰ 主：１ 結：７ 土：４ 弱：３ 影：３ 集：４ 質：４ 再：５ SP：４ ST：３ 特：０
合計：（38/60）点 クラス：3B
Ⅱ 日本適性：□ 成長力：〇
Ⅲ 距離適性
芝：S × M 〇 I 〇 C × L ×
ダ：S × M 〇 I □ C × L ×
芝適性：〇 ダート適性：〇 重馬場適性：□
Ⅳ 開花率：低い 成長型：遅め
〇 短評
前面でクロスした、Mr.Prospector４×６や、Northern Dancer５・６・６・８×６・６は中間断絶であり、In Realty５×７は、ほぼ単一クロスの為、主導は、Bold Ruler６・７×６、Almahmoud７・８・８×６・７・８・８、Horn Beam７×６の系列クロス。この主導の不明瞭さが当馬の能力の限界点を端的に示している。とは言うものの、これらクロスは、土台構造を形成した、Nasrullah-Nearco.Gainsboroughで比較的強固に連動しており、ここが当馬の能力の源泉。本質は、芝・ダート兼用のマイル～中距離タイプ。重馬場はこなせる程度。影響度バランスを（６－５－４－３）とし、これと言った弱点も無い事から、開花した際には安定感のある血統構成である。また、隠し味的に生きたBuckpasser７×８の引き出しに成功すれば、長く脚を使えるタイプに育つ可能性を指摘しておきたい。
京成杯
ニシノエージェント（イスラボニータ×ビクトリアスマイル by ノヴェリスト）牡・22生
有効世代数：９代目
Ⅰ 主：６ 結：７ 土：１ 弱：１ 影：１ 集：４ 質：３ 再：２ SP：４ ST：３ 特：０
合計：（32/60）点 クラス：2B
Ⅱ 日本適性：〇 成長力：△
Ⅲ 距離適性
芝：S □ M 〇 I △ C × L ×
ダ：S 〇 M □ I × C × L ×
芝適性：〇 ダート適性：〇 重馬場適性：□
Ⅳ 開花率：普通 成長型：早い
〇 短評
主導は、前面でクロスした、サンデーサイレンス３×４の中間断絶を呼び水にした、Almahmoud６・８×７・８・８・８・９の系列クロス。従って、サンデーサイレンスクロスは有効に機能している。とは言うものの、Caro４×７、Grey Sovereign６×９・９の世代ズレからわかるように、父母の世代差が大きく、複数の弱点を派生させた点は惜しまれる部分である。反面、Flaming Page７×６・７、Raise a Native６×７のスピードや、孤立しがちなPrincequillo系を、Sir Gaylord６×７、Milan Mill６×８でサンデーサイレンスと連動させた点は見るべき部分であり、このスピード・スタミナアシストが能力の源泉。本質は、芝・ダート兼用のマイラーで、重馬場もこなせる全天候型。土台構造の弱さや、前述の弱点の派生や、世代ズレからくる不安定さや、母の父であるノヴェリストが抱える独系の落失から来る成長力の欠如は指摘しておきたい。ただし、クロス種が44と少なく、シンプルな血統構成となった点は当馬の数少ない武器であり、反応の良さや、開花の早さは期待できる血統構成である。
(taku.O)
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