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重賞勝ち馬評価 武蔵野ステークス【ルクソールカフェ】 デイリー杯2歳ステークス【アドマイヤクワッズ】 エリザベス女王杯【レガレイラ】

距離適性は、ミオスタチン遺伝子をC/T型と想定して算出しております。当該のサラブレッドのミオスタチン遺伝子が、C/C型であれば一項目左へ、T/T型であれば一項目右へずらして、ご閲覧頂ければ幸いに思います。

 
武蔵野ステークス
ルクソールカフェ(American Pharoah×Mary’s Follies by More Than Ready)牡・22生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:8 結:6 土:2 弱:2 影:2 集:6 質:4 再:5 SP:4 ST:4 特:4(母・伴性血縁牝馬 Buckpasser 母複数活躍繫殖牝馬)
合計:(43+4/60)点 クラス:1A+
Ⅱ 日本適性:△ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S × M □ I × C × L ×
ダ:S △ M 〇 I ◎ C □ L ×
芝適性:△ ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:低め 成長型:普通

〇 短評

カフェファラオ(1A+)全弟。主導は、Mr.Prospector6×4・5の系列クロス。Mr.Prospectorが存在しない母の父内においても、その父であるRaise a Nativeが6代目に存在し、血統全体をリードしている。次いで、Buckpasser7・8×5・6・6の系列クロスで血統を構成。血統全体で米系が非常に強く、Mr.Prospectorを主導に据えた場合においてネックとなりがちなHyperion.Princequillo等の欧州系の結合を、Northern Dancer.In Realityがしっかりとサポート。7代目以降も基本的に米系が強く、土台構造こそ弱いものの、その連動性は良好。惜しむらくは、弱点を抱えた点や前述の土台構造の散漫さ、欧州系の生かし方が弱い点や、父ほどのシンプルさが失われている点だが、血統全体の評価としてはかなり優秀。本質的にはダートのマイル~中距離タイプ。芝は不向き。また、母であるMary’s Folliesがその伴性血縁上にBuckpasserを3連配し、優秀な母としての資質も秘める点を指摘しておきたい。全兄同様、是非とも無事な開花を望む。

 
デイリー杯2歳ステークス
アドマイヤクワッズ(リアルスティール×デイトライン by Zoffany)・23生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:3 結:6 土:2 弱:1 影:2 集:3 質:4 再:5 SP:4 ST:3 特:4(主導牡牝を通じたクロス 母・伴性血縁牝馬 Halo)
合計:(33+4/60)点 クラス:2B+(3B)
Ⅱ 日本適性:〇 成長力:□
Ⅲ 距離適性
芝:S 〇 M 〇 I × C × L ×
ダ:S 〇 M □ I × C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:高め 成長型:早め

〇 短評

主導は、Hail to Reason-Turn-to-Royal Chargerと継続させたHalo4・5×6の系列クロス。次いで、Mr.Prospector4×5、Natalmaから継続させたNorthern Dancer5・6・6×6・6・6・6・8・8、Bold Ruler6×8の系列クロスや、Special6×7の単一クロスで血統を構成。従って主導としては不明瞭な血統構成であり、ここが当馬の血統構成の限界点を端的に示している。加えて、母方の世代が新しく全体的に世代がズレ気味であり複数の弱点を抱えた点や、Pocahontas.Crepello共に6×9と世代ズレを派生。安定感には程遠い血統構成である。とは言うものの、前述のクロスは血統全体で12連存在するAlmahmoudや、14連存在するNearcoで比較的強固に連動しており、この連動性が当馬の能力の源泉。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。クロス種が51と平均的ではあるものの、前述の結合の良さや、父母の持つスピードの血を前面に配した点を踏まえると、早期のスピード対応は可能な血統構成である。また、母であるデイトラインが伴性血縁上にHaloのクロスを持つ為、意外な活躍を見せる可能性を秘める点は指摘しておきたい。

 
エリザベス女王杯
レガレイラ(スワーヴリチャード×ロカ by ハービンジャー)牝・21生
有効世代数:9代目

Ⅰ 主:3 結:7 土:3 弱:2 影:1 集:3 質:5 再:5 SP:4 ST:4 特:0
合計:(37/60)点 クラス:3B
Ⅱ 日本適性:□ 成長力:〇
Ⅲ 距離適性
芝:S × M □ I 〇 C □ L ×
ダ:S × M 〇 I □ C × L ×
芝適性:〇 ダート適性:〇 重馬場適性:〇
Ⅳ 開花率:低め 成長型:早め

〇 短評

アーバンシック(3B)同血。主導は、前面でクロスしたサンデーサイレンス3×4を呼び水とした、Hail to Reason5・8×6・8の系列クロス。次いで、Northern Dancer-Natalma-Almahmoudと継続させたLyphard5×5・6や、Nijinsky7×5・7の系列クロスで血統を構成。従って主導としては不明瞭な配合となっており、この部分が、当馬の血統構成の限界点を端的に示している。できる事ならば、Lyphard.Nijinskyクロスは無い方がシンプルな血統構成になり、よかったと考えられる。とは言うものの、これらクロスは自身の土台構造を13連で形成したNearcoや、血統全体で18連存在するHyperionで強固に連動している上、血統全体の連動性に大きく寄与しており、ここが当馬の能力の源泉であると言える。また、Wild Riskを伴うLe Fabuleux6×7が、Blandfordを通じ、サンデーサイレンスと連動、Nijinskyと並び、スタミナの核を形成した点は見るべき部分である。加えて隠し味的に生きたRaise a Native.Grey Sovereign.Nashuaのスピードや、Buckpasserのスタミナも間接的にではあるものの主導勢力と連動しており、意外性を秘めた血統構成であり、これといった弱点も無いため、開花した際には安定感のある競馬を見せられるタイプ。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。生かされた血の質は高く、配合が難しい同父産駒としては、底力を秘める血統構成である点は指摘しておきたい事実である。

(taku.O)
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