距離適性は、ミオスタチン遺伝子をC/T型と想定して算出しております。当該のサラブレッドのミオスタチン遺伝子が、C/C型であれば一項目左へ、T/T型であれば一項目右へずらして、ご閲覧頂ければ幸いに思います。
全日本２歳優駿
パイロマンサー（パイロ×セントリフュージ by ハードスパン）牡・23生
有効世代数：９代目
Ⅰ 主：７ 結：６ 土：４ 弱：３ 影：２ 集：６ 質：３ 再：４ SP：４ ST：３ 特：０
合計：（42/60）点 クラス：3B
Ⅱ 日本適性：□ 成長力：□
Ⅲ 距離適性
芝：S □ M □ I △ C × L ×
ダ：S □ M 〇 I △ C × L ×
芝適性：〇 ダート適性：□ 重馬場適性：〇
Ⅳ 開花率：普通 成長型：遅め
〇 短評
前面でクロスした、Northern Dancer７×４・５は、母の父内４代目Northern Dancerが世代ズレをした為、主導はMr.Prospector４×４の系列クロス。次いで、Round Table=(=Monarchy)６・７×７の系列クロスや、Turn-toを伴うHail to Reason７×５・６で血統を構成。全体的に世代の問題が大きい血統構成で、Khaled５×８、Almahmoud９×６・７・７と、前述のNorthern Dancerも合わせ、世代ズレを派生しており、ここが当馬の血統構成の限界点を端的に示している。従って安定性には乏しい血統構成と考えられる。反面、前述のNorthern Dancerの世代ズレにより、Mr.Prospectoeの主導が明確になり、Northern Dancerの父Nearcticが５・８×５・６とクロスした為、そのスピードをしっかりと発揮できたのは幸運であり、このスピードアシストがうまく機能した点や、強調された母の母トリプルピリエットへの血の集合が見られる点が、当馬の能力の源泉で仕上がった際にはスピード感ある競馬を見せるタイプ。更に孤立しがちなTourbillonをMy Babu８×６内Pharosを介し、主導たるMr.Prospectorと連動させた点も見るべき部分である。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。Northern Dancerの世代ズレはかなり微妙ではある為、将来的に目覚める可能性が否定できない為、突然の不調をきたす場合に注意が必要な血統構成である点を指摘しておきたい。
(taku.O)
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