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北海道サマーセール1歳 2024 注目馬

今回の血統研究所は、北海道サマーセールの中で、血統的に見どころがある配合を何頭かピックして、簡易評価を行いたいと思います。
あくまでも簡易評価ですので、細かいところまでは出しませんが、配合的に優秀である。スピード・スタミナにかなりの良さがある。日本向きの配合である。このあたりを基準にしていきたいと、考えております。

※実際の競馬においての損害等は、あくまでも自己責任となります。当方は、一切の責任を負いません。また、考察の順番に配合の良し悪しは、関係ありません。更に、あくまでも血統表のみでの考察になりますので、馬体や気性面においての評価は行っておりません。それを踏まえてご閲覧頂ければ幸いであります。

では、今回は北海道サマーセールです。

 
・上場番号10番 ビッグアーサー×バーニングテイスト 牝

主導は、Natalma-Almahmouと継続させた、Northern Dancer5・5・6×6・6・6・6・7・8の系列クロス。Nashuaの世代ズレは惜しまれるが、Nearco.Hyperionから来る血の流れは魅力的。本質は、芝向きのマイルタイプで、ダート・重馬場は慣れればこなせる程度。開花は普通。

 
・上場番号38番 ドレフォン×マッテンタルト 牝

主導は、Mr.Prospector5×4の系列クロス。次いで、Nearcticから継続させたNorthern Dancerの系列クロスで血統を構成。Turn-toの中間断絶から来る切れ味が魅力的な血統構成。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝・重馬場は慣れればこなせる程度。開花はやや遅め。

 
・上場番号46番 ダノンレジェンド×モズソフィ 牝

主導は、Mr.Prospector5×4の系列クロス。次いで、Red Godの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。かなりスピードに恵まれた血統構成。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅め。

 
・上場番号49番 ロジャーバローズ×ファシネイト 牡

主導は、Northern Dancerを伴う、Danzig4×5。次いで、Sir Gaylordの系列クロスや、Juniusの中間断絶で血統を構成。土台構造を21連で形成したNearcoの血の流れに良さがある血統構成。本質は、芝向きのマイル~中距離タイプで、ダート・重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅め。

 
・上場番号78番 ダノンバラード×ラステラ 牝

主導は、血の濃さがあるもののHalo-Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Glorious Song(=Angelic Song)3×4の系列クロス。次いで、Nearcticから継続させたNorthern Dancerの系列クロスで血統を構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花はやや遅め。

 
・上場番号81番 ストロングリターン×ローズヘイロー 牡

主導は、Northern Dacnerを伴うNijinsky4×4。次いで、Hail to Reasonの系列クロスや、Seattle Slewの単一クロスで血統を構成。米系の連動性に良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号82番 ドレフォン×ワタシダイナマイト 牝

主導は、Northern Dancer-Natalma-Almahmoudと継続させた、Storm Bird5×5の系列クロス。次いで、Nijinksy.Bold Rulerの系列クロスで血統を構成。主導が明確な点や、血の集合に良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。開花は普通。

 
・上場番号98番 マテラスカイ×アートラヴァー 牡

主導は、Hail to Reasonを伴うHalo5×4。次いでNashua.Bold Rulerの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。土台構造を形成したNearcoから来る血の流れに良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号106番 タイセイレジェンド×ウィンガーランド 牡

主導は、Northern Dancerを伴う、ノーザンテースト5×4・5で明確。次いで、Nashuaの系列クロスで血統を構成、Raise a Nativeの世代ズレは惜しまれるが、シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号128番 タワーオブロンドン×オトヒメⅡ 牝

主導は、Northern Dancerを伴う、Sadler’s Wells(=Fairy King)4×4。次いで、Secretariatの系列クロスや、Mr.Prospectorの中間断絶で血統を構成。血の集合に良さがある血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝向きのマイル~中距離タイプで、ダートはこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅め。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号172番 ジャスタウェイ×コマノサラサ 牝

主導は、Nearctic-Nearcoと継続させた、Icecapade4×5の系列クロスで明確。次いで、Northern Dancer.Double Jayの系列クロスや、Hail to Reasonの中間断絶で血統を構成。全体の連動性はやや弱いが、シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。

 
・上場番号193番 ビッグアーサー×ティリアンパープル 牝

主導は、Northern Dancer/Specialを伴うNureyev5×4。次いで、Hail to Reasonの単一クロスで血統を構成。Hyperion19連から来る血の流れは魅力的で、決め手ある血統構成。本質は、芝向きのマイルタイプで、ダートはこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は普通。

 
・上場番号208番 タリスマニック×トーセンブリリアン 牝

主導は、Northern Dancer-Natalma-Almahmoudと継続させた、Danzig4×4の系列クロスで明確。次いで、Hail to Reason.Sir Gaylord.Cap and Bellsの系列クロスで血統を構成。世代のバランスがしっかりとした配合で、安定感のある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号214番 クワイトファイン×バトルクウ 牝

前面でクロスした、トウショウボーイ4×4は中間断絶の為、主導は、Nearctic-Nearcoと継続させた、Northern Dancer5×7の系列クロス。次いで、ヒンドスタン.Princely Giftの系列クロスで血統を構成。米系の生かし方に弱さがあるものの、トウショウボーイクロスにより、Blue Larkspurを主導と連動させた点は見るべき部分である。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場はこなせる程度。開花は遅め。

 
・上場番号241番 シニスターミニスター×フローラルレイチル 牝

主導は、Mr.Prospector5×4・5の系列クロス。次いで、Hail to Reasonの系列クロスや、Buckpasserの中間断絶で血統を構成。米系の連動性に良さがある血統構成となった。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅い。

 
・上場番号245番 ダノンプレミアム×ホオポノポノ 牡

主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Roberto5×4の系列クロス。次いで、Nearctic/Natalma共に継続させたNorthern Dancerの系列クロスや、Ribotを伴うGraustark(=His Majesty)や、Mr.Propectorの中間断絶で血統を構成。本質は、芝・ダート兼用の中~クラシックタイプで、重馬場はこなせる程度。開花は普通。

 
・上場番号246番 ホッコータルマエ×ボンセグレート 牡

主導は、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、Nureyev5×4の系列クロス。次いで、Nijinsky.Buckpasserの系列クロスで血統を構成。主導勢力の明瞭性が良い事が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場はこなせる程度。開花はやや遅め。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号251番 タワーオブロンドン×マヤノヴァイオラ 牝

主導は、Northern Dancerを伴うSadler’s Wells4×4で明確。次いで、Mr.Prospector.Buckpasserの系列クロスや、Sir Ivorの中間断絶で血統を構成。世代のバランスが良く、安定感のある血統構成。本質は、芝向きの中距離タイプで、ダート・重馬場は慣れればこなせる程度。開花は早い。

 
・上場番号296番 タイセイレジェンド×ウインサクヤヒメ 牡

主導は、Northern Dancerを伴う、ノーザンテースト5×4・5で明確。次いで、Nasrullahの系列クロスや、パーソロンの単一クロスで血統を構成。オールドスタイルの血統構成だが、欧州系の連動性に良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・上場番号348番 アジアエクスプレス×オーネットサクセス 牡

主導は、Nearctic-Nearcoと継続させたNorthern Dancer6・7×4・5の系列クロスで明確。次いで、Tom Foolの系列クロスや、Northirdchanceの中間断絶で血統を構成。結合面にやや弱さがあるが、シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝・重馬場は慣れればこなせる程度。開花はやや遅め。

 
・上場番号357番 ノーブルミッション×サンデーアゲイン 牡

主導は、Natalma-Almahmoudと継続させたNorthern Dancer4・5×5・5の系列クロスで明確。次いで、Graustark(=His Majesty).Hail to Reasonの単一クロスで血統を構成。シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝向きのマイル~中距離タイプで、ダートはこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は早い。

 
・上場番号449番 トゥザワールド×プロハンター 牝

主導は、Mr.Prospector4×5の系列クロス。次いで、Buckpasserの系列クロスや、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。米系の連動性に良さがある血統構成となった。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花はやや遅め。

 
・上場番号455番 フォーウィールドライブ×パパラヴズマンボ 牡

主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させたHalo5×4。次いで、Mr.Prospectorの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。ややバランスの悪くなった点は難だが、スピードに恵まれた血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。

 
・上場番号473番 ファインニードル×マジックビクトリア 牡

主導は、Nearctic-Nearcoと継続させた、Northern Dancer6・6・6×4・5の系列クロスで明確。次いで、Lalun.Pocahonatasの系列クロスや、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。血統全体の連動性も良好な血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号487番 ルヴァンスレーヴ×リベラメンテ 牝

主導は、Halo-Hail to Reasonと継続させた、サンデーサイレンス4×4の系列クロス。次いで、Mr.Prospectorの系列クロスで血統を構成。Princequilloの世代ズレや、弱点の派生から安定感に欠けるが、スピードに恵まれた血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号546番 ニシケンモノノフ×クリスエスマーチ 牝

主導は、Hail to Reasonを伴うHalo5×4。次いで、Nashua.Tom Foolの系列クロスで血統を構成。スピードに恵まれた血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号560番 アドマイヤマーズ×クリールソレイユ 牝

主導は、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、Storm Bird5×4の系列クロス。次いで、Raise a Native.Nasrullahの系列クロスで血統を構成。全体の連動性にやや弱さがあるが、スピードに恵まれた血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。開花は普通。

 
・上場番号579番 シルバーステート×サマーコード 牝

主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させたHalo4×5の系列クロス。次いで、Northern Dancer.Tom Rolfe.Nashuaの系列クロスで血統を構成。血統全体の連動性も良好な血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。蛇足だが、繁殖としても有用な血統構成をしている。

 
・上場番号583番 ミッキーグローリー×ジェイケイカルミア 牝

主導は、Lyphard-Northern Dancerと継続させた、ダンシングブレーヴ4×5の系列クロスで明確。次いで、Hail to Reason.Hornbeamの系列クロスで血統を構成。血統全体の連動性も良好な血統構成。本質は、芝向きの中距離タイプで、ダートは慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は普通。

 
・上場番号585番 エスケンデレヤ×シャトレーヌ 牡

主導は、Cosmah-Almahmoudと継続させたHalo6×4の系列クロス。次いで、Raise a Nativeの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。

 
・上場番号587番 フィレンツェファイア×スクリーンデビュー 牝

主導は、Northern Dancer-Nearcticと継続させた、Danzig4×5の系列クロス。次いで、Roberto.Buckpasserの系列クロスや、Native Dancerを伴うRaise a Nativeで血統を構成。スピード・スタミナのバランスが良い血統構成。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。開花は早い。

 
・上場番号598番 タイセイレジェンド×トウケイダヴィンチ 牡

主導は、Northern Dancer/Specialを伴うNureyev5×4。次いで、同様にNorthern Dancerを伴う、ノーザンテースト.Nijinskyで血統を構成。Northern Dancerを軸にシンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。

 
・上場番号615番 モーニン×ストームエンジェル 牡

主導は、Mr.Prospector5・6×4・5の系列クロス。次いで、Natalmaから継続させた、Northern Dancerや、Hail to Reasonの系列クロスで血統を構成。Sir Gaylord.Tom Rolfeにより、Princequillo系を連動させた点は見るべき部分である。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号629番 ミスターメロディ×ディアルーモ 牡

主導は、Northern Dancerを伴う、Vice Regent4×4で明確。次いで、Bold Rulerの系列クロスで血統を構成。Chop Chopの世代ズレは惜しまれるが、非常にシンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝・重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅め。

 
・上場番号643番 ダノンスマッシュ×パッシフローラ 牝

主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Roberto5・6×4の系列クロス。次いでHasty Roadの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。Teddy系の生かし方に良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。

 
・上場番号660番 オーヴァルエース×ピーチファービー 牝

主導は、Northern Dancerを伴うDanzig5×3。次いで、Robertoの系列クロスや、主導同様にNorthern Dancerを伴うNijinskyで血統を構成。ややバランスの悪さはあるが、各系統の連動性は良好。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号699番 モーニン×ヤマカツセレーヌ 牡

主導は、Mr.Prospector5・6×4・5の系列クロスで明確。次いで、Portageの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝・重馬場は慣れればこなせる程度。開花は早い。

 
・上場番号703番 モーニン×リップグロス 牡

主導は、Mr.Prospector5・6×5の系列クロス。次いで、Hail to Reasonの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。位置関係がしっかりしており、シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花はやや遅め。

 
・上場番号706番 リアルインパクト×ラクテウスオルビス 牝

主導は、Northern Dancerを伴う、Lyphard5×4。次いで、My Babuの系列クロスや、Turn-toを伴うHail to Reasonや、Native Dancerを伴うRaise a Nativeで血統を構成。血統全体の連動性が良好な配合。本質は、芝向きのマイルタイプで、ダートは慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅い。

 
・上場番号728番 タニノフランケル×ユメノトキメキ 牡

主導は、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、Danzig5×4の系列クロス。次いで、Mr.Prospectorの系列クロスや、Hail to Reasonの単一クロスで血統を構成。主導内の充足率の低さは惜しまれるが、スピードに良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。

 
・上場番号742番 モーニン×アザヤカサクラ 牝

主導は、Mr.Prospector-Raise a Nativeと継続させた、フォーティナイナー4×4の系列クロス。次いで、Secretariat.Grey Sovereignの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。主導勢力が見た目ほど明瞭とならなかった点は惜しまれるが、全体の連動性に良さがある血統構成。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプで、芝・重馬場は慣れればこなせる程度。開花は早い。

 
・上場番号744番 ストロングリターン×アミザクラ 牝

主導は、Northern Dancerを伴う、Nijinsky4×5・6。次いで、Hail to Reason.Raise a Native.Nashuaの系列クロスで血統を構成。Princequilloの世代ズレや離反は惜しまれるが、米系の連動性に良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号745番 ビッグアーサー×アリーペデ 牝

主導は、Northern Dancerを伴う、Sadler’s Wells4×4で明確。次いで、Nashuaの系列クロスや、Native Dancerを伴うRaise a Nativeで血統を構成。本質は、芝向きのマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・上場番号747番 サンダースノー×アンナトルテ 牡

主導は、Northern Dancer-Natalma-Almahmoudと継続させた、Nureyev4・6×4の系列クロスで明確。次いで、Mr.Prospectorの系列クロスや、Buckpasserの中間断絶で血統を構成。位置関係がしっかりとした血統構成となった点が最大の長所。また、血統全体の連動性にも良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場はこなせる程度。開花は早い。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号804番 スマートファルコン×ゴールドリボン 牡

主導は、Northern Dancer-Nearcticと継続させた、Nureyev4×5の系列クロス。次いで、Never Bendの系列クロスや、Native Dancerを伴うRaise a Native、Hail to Reasonの中間断絶で血統を構成。スピードに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号815番 ベストウォーリア×シンキングジョリー 牝

主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Roberto5×4の系列クロス。次いで、Hasty Road.Sir Gaylord.Bold Rulerの系列クロスや、Tom Foolを伴うBuckpasser、Mr.Prospector.Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。全体の連動性に良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号850番 ダノンプレミアム×ニシノマドカ 牝

主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Roberto5×4の系列クロス。次いで、その父母であるNearctic/Natalma共に継続させた、Northern Dancerや、Crepelloの系列クロスで血統を構成。スタミナに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用の中~長距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・上場番号864番 ノーブルミッション×ピクトリアル 牡

主導は、Natalma-Almahmoudと継続させた、Northern Dancer4・5×4・5の系列クロスで明確。次いで、Nasrullahの系列クロスや、Native Dancerを伴うRaise a Native、Hail to Reasonの中間断絶クロス、Graustark(=His Majesty)の単一クロスで血統を構成。バランスの良い血統構成となった。本質は、芝向きのマイル~中距離タイプで、ダートは慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は早い。

 
・上場番号865番 アニマルキングダム×ビジュートウショウ 牝

主導は、Lyphard-Northern Dancerと継続させた、ダンシングブレーヴ4×4の系列クロス。次いで、Nasrullah.Suncourtの系列クロスや、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。独系の生かし方に弱さがある点は惜しまれるが、欧州系の連動性に良さが血統構成。本質は、芝向きの中距離タイプで、ダートは慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は早い。

 
・上場番号949番 キンシャサノキセキ×インヴィンシブルタッチ 牝

主導は、Northern Dancerを伴う、Lyphard4×4。次いで、Turn-toの中間断絶で血統を構成。全体の連動性にはやや弱さがあるが、主導内充足率が非常に高い点は見るべき部分である。本質は、芝向きのマイル~中距離タイプで、ダート・重馬場は慣れればこなせる程度。開花は早い。

 
・上場番号958番 モーニン×エリンピチカート 牝

主導は、Strom Bird-Northern Dancerと継続させた、Storm Cat4×4の系列クロスで明確。次いで、Tom Rolfe.Prince John.Hail to Reason.の系列クロスや、Rough’n Tumbleを伴うDr.Fagerで血統を構成。血統全体に強い、Teddy系や、Princequillo系をしっかりと主導傘下に取り入れた点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号963番 サクラゼウス×サクラグレイス 牡

主導は、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、ノーザンテースト4×4の系列クロスで明確。次いで、Ambiorix.Lyphardの系列クロスや、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。Nasrullahの世代ズレは惜しまれるが、15連存在するHyperionから来る血の流れは魅力的。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。

 
・上場番号964番 ホッコータルマエ×サトノガガ 牡

主導は、Northern Dancerを伴う、Nureyev5×4。次いで、Nashua.Francis.Sの系列クロスや、Blushing Groomの中間断絶で血統を構成。欧州系の連動性に良さがあり、ここが当馬の最大の長所。本質は、芝向きのマイルタイプで、ダート・重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅い。

 
・上場番号1054番 ドレフォン×ディープブルース 牝

主導は、その父Raise a Nativeとの位置関係にやや問題を残すものの、Mr.Prospector5・7×5・6の系列クロス。次いで、Secretariatの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプで、芝・重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅い。

 
・上場番号1060番 エピファネイア×パイネ 牝

主導は、サンデーサイレンス4×3の中間断絶を呼び水とした、Hail to Reason5・6・7・8×5・7の系列クロス。次いで、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。Princequillo系の世代ズレは惜しまれるが、比較的シンプルにまとまった血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号1074番 モーリス×フェイスマーク 牝

主導は、血の濃さがあるものの、Halo-Hail to Reasonと継続させた、サンデーサイレンス4×3の系列クロス。次いで、Never Bendの系列クロスや、Northern Dancerを伴う、Sadler’s Wellsや、Ribotを伴うHis Majestyで血統を構成。比較的シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝向きの中距離タイプで、ダートは慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅め。

 
・上場番号1081番 クリソベリル×フェアリーズ 牝

主導は、Northern Dancerを伴う、Sadler’s Wells5×4。次いで、Hail to Reason.Prince Johnの系列クロスや、Mr.Prospectorの中間断絶で血統を構成。全体の連動性に良さがある血統構成。本質は、芝向きの中~クラシックタイプで、ダートは慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅い。

 
・上場番号1085番 ワールドエース×ブーケパルフェ 牝

主導は、Northern Dancerを伴う、Lyphard5×4。次いで、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。主導内の充足率が、やや弱い部分があるのは惜しまれるが、シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝向きの中距離タイプで、ダートは慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は早い。

 
・上場番号1108番 エイシンフラッシュ×ヨッテウタッテ 牡

主導は、Northern Dancer-Nearcticと継続させた、Nureyev5×5の系列クロスで明確。次いで、Alycidon(=Acropolis)の系列クロスで血統を構成。父の抱える独系統の落失は惜しまれるが、スタミナ勢力は強靭。本質は、芝向きの中~長距離タイプで、ダートは不慣れで、重馬場はこなせる程度。開花は遅い。

 
・上場番号1111番 モズアスコット×ラッキーペニー 牡

主導は、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、Sadler’s Wells4×5の系列クロスで明確。次いで、Mr.Prospector.Buckpasserの系列クロスやGraustark(=His Majesty)の中間断絶で血統を構成。全体の連動性が高く、スピード・スタミナに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。

 
・上場番号1113番 ハービンジャー×ラバーズケープ 牡

主導は、その父母であるNearctic/Natalma共に継続させた、Northern Dancer5・5・6・7×5・7の系列クロス。次いで、Roberto-Hail to Reasonの系列クロスで血統を構成。主導としてはやや不明瞭となった点は惜しまれるが、米系の連動性に良さがある血統構成。本質は、芝向きの中距離タイプで、ダートはこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅め。

 
・上場番号1196番 マクフィ×キュイキュイ 牡

主導は、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、Danzig4×5の系列クロスで明確。次いで、同様にNorthern Dancerの仔である、Shareef Dancer.Lyphardや、Riverman.Sir Ivor.Robertoの系列クロスや、Tom Foolを伴うBuckpasserや、High Lineの中間断絶で血統を構成。非常に連動性が高く隙の少ない血統構成。本質は、芝向きの中距離タイプで、ダートは慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅め。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号1228番 ミッキーロケット×ジョーカルーア 牡

主導は、Nijinsky-Northern Dancer-Nearcticと継続させた、Caerleon5×4の系列クロスで明確。次いで、Hail to Reasonの系列クロスや、フォルティノの中間断絶で血統を構成。Nashuaの世代ズレは惜しまれるが、非常にシンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝向きの中距離タイプで、ダートは慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号1235番 ベストウォーリア×スティルネス 牡

主導は、かなり珍しくあるが、Mr.Prospector-Gold Digger-Nashuaと継続させた、Seeking the Gold4×4の系列クロスで明確。次いで、Roberto.Secretariatの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。血の集合にやや甘さが残るものの、Nearco23連からくる血の流れの良さや、これといった弱点も無く、優秀な血統構成。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。是非とも無事な開花を望みたい一頭。

 
・上場番号1238番 タリスマニック×セイントローズバド 牡

主導は、Halo5×4・5の系列クロスで明確。次いで、Natalmaから継続させた、Northern Dancerや、Tom Foolの系列クロスで血統を構成。位置関係のしっかりとしており、スピードに恵まれた血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。

 
・上場番号1253番 シルバーステート×テイコフトウショウ 牡

主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Halo4×4の系列クロスで明確。次いで、Northern Dancer-Nearcticと継続させた、Nijinskyの系列クロスや、Ridan(=Thong)の中間断絶で血統を構成。細かい弱点の派生は惜しまれるが、孤立しがちなPrincequillo系を、Sir Gaylordを介し連動させた点は見るべき部分である。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。無事な開花を望みたい一頭。

 

今回は、北海道サマーセール1歳馬のピックをおこなってみました。あくまでも自分なりの目線でのピックですが、これ以外にも、勿論キラリと光る部分を持つ配合馬は含まれております。このような記事でも、馬主の皆様の参考や、競馬ファンの皆様の、楽しみになれば幸いです。

今後とも、総合競馬サイトG-ZEROおよび、血統研究所をよろしくお願い申し上げます。

(taku.O)
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