今回の血統研究所は、セプテンバーセールの中で、血統的に見どころがある配合を何頭かピックして、簡易評価を行いたいと思います。
あくまでも簡易評価ですので、細かいところまでは出しませんが、配合的に優秀である。スピード・スタミナにかなりの良さがある。日本向きの配合である。このあたりを基準にしていきたいと、考えております。
※実際の競馬においての損害等は、あくまでも自己責任となります。当方は、一切の責任を負いません。また、考察の順番に配合の良し悪しは、関係ありません。更に、あくまでも血統表のみでの考察になりますので、馬体や気性面においての評価は行っておりません。それを踏まえてご閲覧頂ければ幸いであります。
では、今回はセプテンバーセールです。
・上場番号2番 ビッグアーサー×アイランドリリー 牝
主導は、Northern Dancerを伴う、Sadler’s Wells4×4で明確。次いで、Nashua.Bold Rulerの系列クロスや、ネヴァービードの中間断絶で血統を構成。また、Turn-toを伴うHail to Reasonが米系の連動をアシストした点は見るべき部分である。本質は、芝向きのマイル~中距離タイプで、ダートは慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は普通。牝馬としては重厚だが無事な開花を望みたい一頭。
・上場番号4番 フィレンツェファイア×アンジェラスベル 牡
主導は、Northern Dancer-Nearctic/Natalmaと継続させた、Danzig4×4・5の系列クロスで明確。次いで、Mr.Prospector5・6×6や、Chieftain6×7の系列クロスで血統を構成。非常にスピードに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプで、重馬場は慣れればこなせる程度。開花は早め。無事な開花を望みたい一頭。
・上場番号57番 ヘンリーバローズ×ジャクリーン 牡
主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Halo4×5の系列クロス。次いで、Northern Dancerを伴うNijinskyで血統を構成。全体の連動性に良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。
・上場番号64番 サートゥルナーリア×スコアズビー 牝
主導は、Natalma-Almahmoudと継続させた、Northern Dancer5・6・7・7・7×5・5の系列クロスで明確。次いで、Bold Rulerの系列クロスや、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。明瞭な主導が当馬の武器。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。
・上場番号83番 タワーオブロンドン×タイキエイワン 牡
主導は、Northern Dancerを伴う、Sadler’s Wells4×4。次いで、Bold Ruler/Somethingroyal共に継続させたSecretariatや、Tom Foolの系列クロスや、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。各系統の連動に良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。無事な開花を望みたい一頭。
・上場番号96番 ブリックスアンドモルタル×ハーツフェルト 牝
主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Halo6×4の系列クロス。次いで、Nearcticから継続させた、Northern Dancerや、Nashuaの系列クロスで血統を構成。非常にシンプルな血統構成となった点が、最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。
・上場番号100番 ミスターメロディ×トーキー 牡
主導は、Mr.Prospector4・6×5の系列クロス。次いで、Northern Dancerを伴うNijinskyや、Princequilloを伴うPrince Johnで血統を構成。各系統の連動の連動性が良好な血統構成。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝や重馬場は慣れればこなせる程度。開花は早め。
・上場番号108番 フォーウィールドライブ×フィーリンググー 牝
主導は、Mr.Prospector5・6・7×5・6の系列クロスで明確。次いで、Nearcticから継続させた、Nureyev-Northern Dancerや、Numbered Account=(=Playmate).Hail to Reasonの系列クロスで血統を構成。各系統の連動性は良好で、ここが当馬の能力の源泉。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は普通。
・上場番号109番 エスケンデレヤ×ネブローザ 牡
主導は、Cosmah-Almahmoudと継続させ、Hail to Reasonを伴うHalo6×4の系列クロス。次いで、Raise a Nativeの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。スピードに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。
・上場番号113番 モーニン×ハタノオヌール 牡
主導は、Mr.Prospector-Raise a Nativeと継続させた、フォーティナイナー4×4の系列クロス。次いで、Bold Ruler.Hail to Reasonの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。そこまで明瞭な主導とならなかった点は惜しまれるが、主導内の充足率が非常に高く、仕上がった際には鮮やかな競馬を見せる可能性を秘める。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は早い。
・上場番号124番 ウルトラカイザー×ヒシエトワール 牡
主導は、Northern Dancerを伴う、ノーザンテースト4×5・6。次いで、同様にNorthern Dancerを伴う、Nijinskyや、Turn-toを伴うHail to Reason、Native Dancerを伴うRaise a Nativeで血統を構成。マイナーな同父産駒としては非常に良くできている血統構成。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。
・上場番号126番 タワーオブロンドン×ヒルノリスボン 牡
主導は、Northern Dancer-Nearcticと継続させた、Sadler’s Wells4×5の系列クロスで明確。次いで、Ribotを伴うGrustarkや、Mr.Prospectorの中間断絶で血統を構成。シンプルかつしっかりとした血統構成で、各系統の連動性も良好。本質は、芝向きのマイル~中距離タイプで、ダートはこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は普通。無事な開花を望みたい一頭。
・上場番号150番 ドレフォン×マルルー 牝
主導は、Mr.Prospector5×4の系列クロス。次いで、Northern Dancerを伴うNijinskyで血統を構成。シンプルな血統構成となっており、ここが当馬の最大の長所。本質は、ダート向きのマイルタイプで、芝や重馬場は慣れればこなせる程度。開花は遅め。
・上場番号172番 フォーウィールドライブ×ムスタパルタ 牡
主導は、いまだ珍しいがFappiano-Mr.Prospectorと継続させた、Unbridled5×4の系列クロスで明確。次いで、Nearcticから継続させた、Northern Dancerや、Hail to Reason.Secretariatの系列クロスで血統を構成。各系統の連動性も良好であり、隙の少ない好配合となった。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。是非とも無事な開花を望みたい一頭。
・上場番号181番 ダノンバラード×ヤマノアイリー
主導は、血の濃さがあるものの、Halo-Hail to Reason-Turn-toと継続させた、サンデーサイレンス3×3の系列クロスで明確。次いで、Wild Riskを伴うLe Fabuleuxや、Northern Dancer.In Realityの中間断絶で血統を構成。血の濃さがある為、そこまで評価するものでは無いが、各系統の連動性も良好。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。
・上場番号184番 ヘンリーバローズ×リアルアーネスト 牡
主導は、サンデーサイレンス3×3の中間断絶を呼び水とした、Turn-toを伴うHail to Reaosn5・5×5及び、Northern Dancerを伴うNijinsky5×5。従って主導としては不明瞭となった点は惜しまれるが、Pocahontasを伴うTom Rolfeにより、孤立しがちなPrincequillo系を連動させる等、全体の連動性に良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。
・上場番号204番 アドマイヤムーン×アエテウレシイ 牝
主導は、サンデーサイレンス3×3の中間断絶を呼び水とした、Turn-toを伴うHail to Reason5×5・6及び、Nearcticから継続させた、Northern Dancer5×5の系列クロスで血統を構成。主導としては不明瞭となった点は惜しまれるが、スピードに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。
・上場番号238番 ベストウォーリア×クィーンズウェイ 牝
主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Roberto5×5の系列クロス。次いで、Bold Ruler.Raise a Native.Northern Dancerの系列クロスで血統を構成。シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用の中~クラシックタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。
・上場番号239番 ディーマジェスティ×クォーク 牝
主導は、サンデーサイレンス3×3の中間断絶を呼び水とした、Turn-toを伴うHail to Reason5・5・7×5。次いで、Crepello.Nashuaの系列クロスや、Northern Dancer.Sir Ivorの中間断絶で血統を構成。主導は不明瞭となった点は惜しまれるが、全体の連動性に良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早め。
・上場番号260番 エスポワールシチー×クイーンダワジャー 牡
主導は、Northern Dancerを伴う、Nureyev4×5。次いで、Never Bend.Nashuaの系列クロスで血統を構成。シンプルかつ、スピードに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場はこなせる程度。開花はやや遅め。
・上場番号261番 ヘンリーバローズ×サンダーソニア 牝
主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Roberto4×4の系列クロスで明確。次いで、Bold Ruler.Crepelloの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。Sir Gaylordにより、Princequillo系を連動させる等、かなりしっかりとした血統構成。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。牝馬としては重厚だが無事な開花を望みたい一頭。
・上場番号314番 ベストウォーリア×トンドゥアモール 牝
主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Roberto5×4の系列クロス。次いで、Secretariatの系列クロスや、Tom Foolを伴うBuckpasser、Northern Dancer.Mr.Prospectorの中間断絶で血統を構成。明瞭な主導を作成し、各系統の連動性も良好。本質は、芝・ダート兼用の中~クラシックタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早め。牝馬としては重厚だが無事な開花を望みたい一頭
・上場番号333番 ミッキーグローリー×ファミリーソング 牝
主導は、血の濃さがあるものの、Lyphard-Northern Dancerと継続させた、ダンシングブレーヴ4×3の系列クロス。次いで、Amerigoの系列クロスや、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝向きのマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。
・上場番号339番 ニューイヤーズデイ×ピンクシャンパン 牝
主導は、Halo5×4の系列クロスで明確。次いで、Natalmaから継続させた、Northern Dancerや、Petition.Nashuaの系列クロスで血統を構成。非常にスピードに恵まれた血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場は得意なタイプ。開花は遅い。無事な開花を望みたい一頭。
・上場番号345番 タワーオブロンドン×ホットランナー 牡
主導は、Northern Dancerを伴う、Sadler’s Wells4×4で明確。次いで、Mr.Prospectorを伴うMiswakiで血統を構成。孤立しがちなPrincequillo系をSir Gaylordクロスで連動させる等、全体の連動性に良さがある血統構成。本質は、芝向きのマイル~中距離タイプで、ダートはこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は遅め。
・上場番号352番 カリフォルニアクローム×ラインシュプール 牝
主導は、Mr.Prospector4・5×4・5の系列クロスで明確。次いで、Hail to Reason.Sir Ivorの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。全体の連動性に良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。無事な開花を望みたい一頭。
・上場番号365番 エポカドーロ×ホウヨウクイーン 牝
主導は、Halo-Hail to Reason/Cosmahと継続させた、サンデーサイレンス4×4の系列クロス。次いで、Raise a Native.Nashuaの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。弱点の派生は惜しまれるがシンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。
・上場番号375番 モーニン×ムーンライトリバー 牝
主導は、フォーティナイナー4×4の系列クロスで明確。次いで、Northern Dancer-Nearcticと継続させた、Storm Birdの系列クロスや、Princequilloを伴うPrince Johnや、その父母であるTurn-to/Nothirdchanceを伴うHail to Reasonで血統を構成。きめ細かく血を生かした血統構成となった。本質は、ダート向きのマイル~中距離タイプで、芝は慣れればこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は普通。無事な開花を望みたい一頭。
・上場番号396番 オルフェーヴル×アヴォンリー 牡
主導は、Northern Dancerを伴う、ノーザンテースト4・5×5で明確。次いで、シェリルの単一クロスで血統を構成。きめ細かく血を生かし、前述のシェリルクロスにより欧州系の血を連動した点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。無事な開花を望みたい一頭。
・上場番号405番 フィレンツェファイア×ウィキッドビズー 牝
主導は、Northern Dancer-Nearcticと継続させた、Danzig4×4の系列クロスで明確。次いで、Storm Bird.Secretariat.Raise a Nativeの系列クロスや、Turn-toの中間断絶で血統を構成。世代のバランスの良さが最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプで、重馬場はこなせる程度。開花は普通。無事な開花を望みたい一頭。
・上場番号423番 フィレンツェファイア×カスタラナ 牡
主導は、Northern Dancer-Nearcticと継続させた、Danzig4×4の系列クロス。次いで、Secretariatの系列クロスや、Turn-toの中間断絶で血統を構成。結合面にやや弱さがあるものの、シンプルな血統構成となった。本質は、芝向きのマイルタイプで、ダートや重馬場はこなせる程度。開花は早め。
・上場番号454番 サトノアラジン×ケンコウランハート 牝
主導は、Northern Dancerを伴う、Nijinsky5×4。次いで、Sir Gaylordの系列クロスや、Turn-toを伴うHail to Reasonで血統を構成。弱点の派生は惜しまれるが、血の集合に良さがある血統構成。本質は、芝・ダート兼用の中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。
・上場番号471番 ダノンプレミアム×ヤマカツグレース 牡
主導は、Danzig-Northern Dancerと継続させた、デインヒル4×4の系列クロスで明確。次いで、Lyphard.Roberto.Sir Ivor.Crepelloの系列クロスや、His Majestyの単一クロスで血統を構成。各系統の連動性も良好で、隙の少ない血統構成となった。本質は、芝向きのスプリント~中距離タイプで、ダートはこなせる程度だが、重馬場は得意なタイプ。開花は普通。是非とも無事な開花を望みたい一頭。
・上場番号477番 シルバーステート×ハーランズルビー 牝
主導は、Hail to Reason-Turn-toと継続させた、Halo4×4・5の系列クロスで明確。次いで、Nashua.Flaming Page.Bold Rulerの系列クロスや、Northern Dancerの中間断絶で血統を構成。非常にスピードに恵まれた血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早め。無事な開花を望みたい一頭。蛇足だが母としても有用な血統構成である。
・上場番号490番 ダノンスマッシュ×フレジエ 牡
主導は、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、Danzig4×5の系列クロスで明確。次いで、Nijinsky.Secretariat.Robertoの系列クロスで血統を構成。各系統の連動性も良好な血統構成。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は普通。
・上場番号497番 サトノジェネシス×フジノビューティ 牡
主導は、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、Lyphard5×4・6の系列クロスで明確。次いで、Danzig.Bold Ruler.Sir Gaylordの系列クロスや、Tom Foolを伴うBuckpasserや、Native Dancerを伴うRaise a Nativeで血統を構成。血統全体の連動性も比較的良好。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプで、重馬場はこなせる程度。開花は普通。無事な開花を望みたい一頭。
・上場番号507番 レーヴミストラル×メメキューティ 牝
主導は、Northern Dancerを伴うNureyev5×4。次いで、Never Bend.Nashuaの系列クロスや、Northern Dancerを伴うNijinskyで血統を構成。欧州系の連動性に良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイル~中距離タイプで、重馬場はこなせる程度。開花は遅め。
・上場番号522番 ヴァンセンヌ×ヤマサラグランジュ 牡
主導は、Northern Dancerを伴う、ノーザンテースト4×4で明確。次いで、Nasrullahの系列クロスや、Pocahontasの中間断絶で血統を構成。孤立しがちなPrincequillo系を主導と連動させた点は見るべき部分である。本質は、芝・ダート兼用のスプリント~マイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。
・上場番号533番 ヘンリーバローズ×ワンズガーホッド 牡
主導は、Northern Dancerを伴う、Nijinsky5×4で明確。次いで、Bold Ruler.Nashuaの系列クロスや、Northern Dancerを伴うLyphard、Tunr-toを伴うHail to Reaasonで血統を構成。各系統の連動性が良好な血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイル~クラシックタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅め。
・上場番号551番 シルバーステート×シーズアンドデシスト 牝
主導は、Halo4×6の系列クロスで明確。次いで、Lyphard.Nijinsky.Nashua.Bold Rulerの系列クロスで血統を構成。シンプルな血統構成となった点が最大の長所。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早い。
・上場番号569番 シルバーステート×リミックスアルバム 牝
主導は、前面でクロスしたサンデーサイレンス3×3の中間断絶を呼び水とした、Cosmah5×5・6の系列クロス。次いで、Nashua.Bold Rulerの系列クロスや、Turn-toを伴うHail to Reason、Pocahontasを伴うTom Rolfe、Northern Dancerを伴うNijinskyで血統を構成。主導が不明瞭となった点は惜しまれるが、全体の連動性に良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は遅い。
・上場番号573番 ダノンスマッシュ×ロードライト 牡
主導は、Northern Dancer-Natalmaと継続させた、Danzig4×5の系列クロスで明確。次いで、Mr.Prospector.Robertoの系列クロスや、Ribotを伴うGraustark(=His Majesty)の単一クロスで血統を構成。Nijinskyの世代ズレは惜しまれるが、生かされた、スピード・スタミナに良さがある血統構成となった。本質は、芝・ダート兼用のマイルタイプで、重馬場もこなす全天候型。開花は早め。
今回は、セプテンバーセール1歳馬のピックをおこなってみました。あくまでも自分なりの目線でのピックですが、これ以外にも、勿論キラリと光る部分を持つ配合馬は含まれております。このような記事でも、馬主の皆様の参考や、競馬ファンの皆様の、楽しみになれば幸いです。
今後とも、総合競馬サイトG-ZEROおよび、血統研究所をよろしくお願い申し上げます。
(taku.O)
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